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【茨城バックボーン】バスケットボールで笠間市の地域活性化に貢献

バスケットボールクラブの運営や地域イベントの実施など、茨城県笠間市を拠点に幅広い活動を行っている「茨城バックボーン」。

現在、クラブの代表を務めているのが笠間市出身の高松浩聡(ひろあき)さんです。

どのような想いを抱いて日々活動しているのか、指導方針やクラブの取り組み、今後の展望などについてお話を伺いました。

「自身で考え、バスケットを楽しめる選手に」子供たちの自主性を育む指導

クラブ代表の高松浩聡氏(写真提供:茨城バックボーン)


はじめに「茨城バックボーン」を立ち上げたきっかけについて教えてください。

もともと地元にバスケットボールクラブを作ろうと考えていたわけではなく(笑)ある知り合いからバスケのコーチをしてほしいという依頼があり、その知り合いの子をマンツーマンで教えるようになったのがクラブを立ち上げたきっかけになります。

そこから口コミで徐々にメンバーが増えていき、1年後には対外試合ができるぐらいの人数になりました。2021年に正式にクラブ登録を行い、現在は小・中学生合わせて50人ぐらいいます。

加えて3×3のTOPチームと、最近設立したU18のカテゴリーもあります。

以前バックボーンの練習を見学させていただきましたが、子供たちが練習を楽しんでいる姿がとても印象に残っています。子供たちを指導するうえで心がけていることはありますか?

バスケを楽しんでもらうことは勿論ですが、「集中して真面目に取り組んでもらう」「勝ちにこだわって全力でプレイしてもらう」など、メリハリをつけて練習することを心がけています。

「真面目に取り組んでもらうところ」と「リラックスして楽しんでもらうところ」、そのバランスを意識しています。

子供たちが意欲的に練習に取り組むために、具体的に何か工夫していることはあるんですか?

たとえば練習メニューを毎回変えるようにしたり、対外試合を多く組んだりしています。毎回同じような練習が続くと子供たちは徐々に飽きてしまうと思うので(笑)

プレイ中の指導・アドバイスはもちろん行いますが、色々な練習をやる中で「どうすれば上手くなれるのか」「何が自分に足りないのか」を子供たちが自主的に考えてくれたら嬉しいですね。

最近はSNSやYouTubeなどでバスケットの最新情報や練習メニューなどを自由に見れるようになり、どのチームもやっている練習はそこまで差がないように感じています。なので「目標意識をもって自主的に練習に取り組めるか」「バスケットを心から楽しめているか」がバスケットの上達スピードに大きく関わるのではないでしょうか。

最近は地域の子供たちを対象としたバスケットボールクラブが全国各地に増えている印象があります。バックボーンならではの特徴・魅力があれば教えてください。

やはり「茨城BACKBONE GARAGE」という施設を使えることがバックボーンの特徴だと思います。バックボーンガレージで子供たちが3×3のトップチームの選手と一緒にプレイしたり、地域イベントを実施したりなど、様々な活動を年間を通して行えるのがクラブとしての強みになっています。

今後も地域の人たちと協力しながら、様々なイベントを実施できたらと考えています。

※「茨城BACKBONE GARAGE」の詳細については、以下のリリースをご覧ください。


「子供たちの憧れ・目標となる選手に」3×3のトップチームを設立

茨城バックボーンは2022年に3×3のトップチームを設立。同年8月から国内の3×3リーグ「Sリーグ」に参入しています。

Sリーグとは
正式名称は「3×3 S league」。2022年に発足した3人制バスケットボールの国内リーグであり、2023年6月〜2024年2月に渡って全国各地で3×3の試合を開催している。

Sリーグ参入にあたり、笠間市からのバックアップを受けている。

左から高松浩聡代表、山口伸樹笠間市長 、原正大副代表(写真提供:茨城バックボーン)

2022年8月からSリーグに参入したということですが、昨年の成績について教えてください。

多くの人の協力があり、2022年8月からSリーグに参入することができましたが、昨年は12チーム中11位という結果でシーズンを終えました。

チームとしての準備が不十分な状態からスタートしたこともあり、勝ちきれない試合が多かった印象です。しかし、毎試合チームとしてチャレンジし続けることによって、チーム・選手共に成長できたと感じています。

現在のチームの状況は?

バックボーンガレージが完成してからは、1週間に2回のペースでチーム練習を行えるようになりました。去年までは2週間に1回しか練習できなかったので、練習日が増えたことはチームにとって間違いなくプラスに働いていると感じています。

実際に練習量が増えたことで、チームとしてやりたいことが浸透してきましたし、選手の自信にもつながっています。また、チームを応援・サポートしてくれる人もどんどん増えており、選手の意識も高くなったと感じています。

今シーズンの目標を教えてください!

今年は14チームが参入しているので、去年よりもさらに競争が激しくなることが予想されます。チームとしては去年より順位を上げることを最低限の目標としています。

見てくださっている人が楽しめる・熱くなるような試合をお見せできたらと思いますので、ぜひ応援のほどよろしくお願いします!

「多くの人の協力があることでイベントを実施できる」地域イベントにも積極的に参加

今年に入って実施・参加した地域イベントについても教えてもらえますか?

8月に「笠間納涼盆踊り花火大会」というイベントにブース出店させて頂きました。多くの人がシュートチャレンジに参加してくださり、短い時間の中でバスケットの楽しさを伝えられたのではないかと思います。

シュートチャレンジの様子。3×3のトップ選手もイベントに積極的に参加し、地域の方々との交流を深めている(写真提供:茨城バックボーン)

6月には「かさまスポーツ&グルメフェス」というイベントにも参加し、ゴルフコースのグリーンのど真ん中で3×3の試合を実施しました。

広大なグリーンの中に設営された3×3コート(写真提供:茨城バックボーン)


3x3 S LEAGUEに所属している4チームによるトーナメントを実施(写真提供:茨城バックボーン)

ありがたいことに各所から様々な地域イベントに誘っていただいている状況であり、月1回ほどのペースで何らかのイベントに参加しています。

バックボーンとしても、バックボーンガレージでイベントを実施したり、保育園や学童の子供たちとバスケットをやったりなど、これから様々なイベントを実施する予定です。

クラブが大きくなるにつれて、大変だったことや苦労したエピソードなどはありますか?

特に大変だったと感じたことはあまりないのですが、3x3コートの設営は2、3時間は掛かるので毎回苦労しますね(笑)イベント開催は多くの人の協力があって実現できるものなので、本当に感謝しています。

クラブとして今後どのような取り組みを実施していきたいですか?

現在、検討しているのは「レンタルコートの運営」です。バックボーンガレージでレンタルコートの事業を始めることによって、より多くの方にバスケットを楽しめる環境を提供できるのではと考えています。

地域イベントに参加していく中で、バスケットをやっていない人たちにもバックボーンの存在を知ってもらえたら非常に嬉しいです。引き続き頑張っていきます!

今回はインタビューに応じていただき、ありがとうございました!



茨城BACKBONEのホームページ、SNS(Instagram)はこちらです。


クラブが参加するイベント情報については、以下のリリースをご覧ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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