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髪を切るというコト

イラストレーターとようやく名乗れるようになったのは、ここ5年の事になる。数ヶ月空くが、仕事の依頼がぽっつぽっつ入るようになってきた。そんな状況なので、すご~く暇なのだ。でも、イラストの仕事が欲しい!2011年頃からノートに、自分が心躍ったお菓子やパッケージ。ネットで見つけた人物画像など、カワイイと思った物のひたすらスケッチをするようになった。大小さまざまノートが10冊くらいになる。そのノートをたまに出し、積み上げてこんなに描いたんだと自分の頑張りを見るのが楽しみになっている。

そんな仕事の少ないイラストレーターの私だが、髪を切るのを1年に1回と決めている。だいたい肩甲骨あたりの長さからボブくらいに切るというのがお決まり。気分的な問題なのだが、1年ひたすら仕事ではない絵を描いているので私にとってリセットボタンなのだ。進級した4月に真新しいノートを開く、わくわく気分に似ている。ジョキジョキと切られていく髪と淡々と描いた紙の束。私にとって、どちらも愛おしいカミなのだ。