他人と自分を比べるとき

SNSが空気のように自分の周りに充満する時代に時折、「もうやめて〜」って思うときが来る。

親しい友人の生活、癒しのネコ、悪ふざけ、見知らぬカップルの2ショット。

幸せで笑えて辛いことなんてどこ行ったって感じの思いを抱くはずが、「自分より幸せなんだ」が生えてくる。

せっかくさっきまでいい気分だったのに!

好きなブランドの新作を見つけて、買おうか迷ってた商品に使えるクーポンを見つけて、好きな芸能人の写真も見れて、忘れかけてた友人の誕生日を思い出して、気になってた映画の予告編を見つける。

そこにポンっと一言。

新しい服を買えた!彼氏ができた!オシャレなカフェでランチ!留学決定!バイトの面接受かった!職場の人みんな優しくて神!

つながればつながるほど、どんどん、ポンポン出てくる。

優しい人、素敵な人なら「いいね」とリアクション。

ちょっぴり闇を抱えた人、素敵な人なら「いいね」+「はんっ」とリアクション。

特に女はそうかもしれない。偏見だけど。

それも行きすぎるともう嫉妬や羨望や自己嫌悪を通り越して、一種のフィクションを見てるみたい。会ったことのない不特定多数の人ならそりゃもう。

自分と誰かを比較することを無駄だと、自分を惨めにするだけだと言う人もいる。確かに、比較してしまう一瞬一瞬は実に苦しい。分かっていてもやめられないのだからなおさら苦しい。

そのあとに起こるのは、「あぁ、自分ていい奴、すごい奴じゃん」という謎の肯定感。もちろん、ここに至らずにひたすら苦しいだけの人もいる。

すごくないか、と思う。

自分で「下げて」自分で「上げる」なんて二度手間をするのだから。そういう面倒で厄介な生き物なんだなとつくづく思う。そう意味で、すごくないか。

自分と他人を比べることは本当に「不健康」。

だけどみんなそんな「不健康」が好きでたまらない。

貴重な時間をありがとう。

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がむ

ガムを噛みたいな、なんてときにでも読んでくれたら。あなたの貴重な時間をありがとう。
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