kuchek(クーチェキ)

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たよんないWebメディア。Ryota(Twitter: @Funatoku_ryota)が編集・運営しています。 更新情報はTwitter: @kuchek_infoで発信中です。

マガジン

  • ぽてと元年/山本ぽてと

    ライターの山本ぽてとが日常をぼんやりと綴るぼんやり連載です。

  • 情事の後は、必ず金マル。/もりた

    もりたがラブホテルにまつわるあれこれを勢い任せで書き連ねるコラム連載です。

  • 東京のつらい場所

    もりたが恋愛絡み・男絡みで手痛い思いをした場所を実際に巡りながら、つらい思い出を振り返っていく企画。2017年11月~2018年12月に収録、他ブログにて公開した記事を再録します。

  • レビュー・コラム・エッセイetc

    単発記事のうち創作系でないものです。

  • 学習参考書の愉悦/.原井

    塾講師・.原井(どっとはらい)が、ステキな学習参考書の世界を案内します。

最近の記事

クーチェキ通信25 21年6月飛んで10月の編集後記

 皆さん、いかがお過ごしでしょうか。Ryotaです。  うっかり編集後記を更新しそびれたまま数か月が経ってしまいました。うっかりしすぎ……。  この間、私的には色々ありまして、人のポッドキャストに出演したり、自分のポッドキャストを始めたり、あれやこれやとやっている間にもう今年は残すところ2ヶ月。時間が過ぎる速さに打ちのめされています。  特に柿内正午さんのポッドキャスト「ポイエティークRADIO」では、トークテーマ「ゾンビ」でがっつりおしゃべりしてきたのですが、冒頭の方で

    • ぽてと元年 第八回 東京とピザ

      ハヤオキさんとはじめて会ったのは4年前で、ふたりで池袋の居酒屋へ行ったのだと思う。なぜ会うことになったのかはよく覚えていない。たぶんどんな人か興味を持って、仕事を頼んだメールのついでに、私が飲みにいこうと誘ったのかもしれない。彼女は私と同い年で、沖縄出身で、文字起こしの仕事をしていた。こんな人がいるんだと思った。もらった原稿はとても丁寧だった。 駅で待ち合わせをした。はじめて会ったハヤオキさんは、小柄でかわいらしい人だった。ワンピースの下にジーンズを重ねていて、それがよく似

      • ぽてと元年 第七回 知らない人の送別会に出た話

        2015年の年末のことだ。イソジン先輩からいきなりメールが来て、新宿の中華屋にくるように言われた。 少し遅れていくと、イソジン先輩の他に知り合いが3人ほどいる。「今日は、Mくんがカナダに行く、送別会だから」と先輩は言う。「Mさんのこと、知りませんよ」と私が言うと、「まじかー」と先輩は中華屋の低い天井を仰いだ。冬なのにTシャツを着ている。共通の知人が多いので、Mさんの話はよく聞いていたが、まったく面識はない。 Mさんはまだ到着しておらず、新宿ではなく初台にある中華屋に行って

        • クーチェキ通信24 21年4月の編集後記・記事まとめ

           皆さん、いかがお過ごしでしょうか。Ryotaです。  ゴールデンウィークも終わってしまいましたが、遅ればせながら4月の編集後記です。仕事がバタバタしてたり、自室が雨漏りして大変だったりと、気ぜわしい日々が続いていたのですっかり更新が遅れてしまいました。  雨漏りについては管理会社に連絡済みで工事の予定なのですが、梅雨前に間に合うのかまったく目途が立っておりません。  その上、昨日久々に自室のエアコンを冷房にしたら、あったかい風がボワーっと出てきまして、「これも故障してる

        クーチェキ通信25 21年6月飛んで10月の編集後記

        マガジン

        • ぽてと元年/山本ぽてと
          8本
        • 情事の後は、必ず金マル。/もりた
          7本
        • 東京のつらい場所
          10本
        • レビュー・コラム・エッセイetc
          11本
        • 学習参考書の愉悦/.原井
          13本
        • 創作
          0本

        記事

          ぽてと元年 第六回 爆竹が鳴る

          「なんか、むしゃくしゃしているんで、爆竹でも鳴らしたいんですよね」 と中国語の授業で言ったら、 「いいですね。ぼく、爆竹いっぱい持ってますよ」 と先生が言った。春節の日のことだった。 「今日ならば、友人と家で餃子を食べるので、一緒にどうですか」と言う。春節は素晴らしい。 先生は台湾出身で、大学院で写真を研究しているのだと聞いた。はじめて会ったのは12月で、マフラーを首にぐるぐる巻いて、アイスコーヒーを飲んでいた。南からやってきた人だなと思った。 夜、ビールとハーゲンダッ

          ぽてと元年 第六回 爆竹が鳴る

          クーチェキ通信23 21年3月の編集後記・記事まとめ

           皆さん、いかがお過ごしでしょうか。Ryotaです。  3月も終わって新年度に突入しました。  個人的には20代最後の一年が始まり、今年は30代に向けていろいろ新しいことを始められたらいいなぁと思っています。  最近取り掛かっているのが、語学の勉強。ちょうど年度初めでNHKの語学番組がスタートするタイミングだったので、中国語と韓国語の講座をそれぞれ見始めました。知識ゼロからのスタート。基本の発音や文字を知るだけでも新鮮に感じて、楽しく取り組めています。新しい世界に足を踏み入

          クーチェキ通信23 21年3月の編集後記・記事まとめ

          情事の後は、必ず金マル。007:GO TO ほにゃららより前、深夜に命を救われた場所

           チャオチャオ! みなさんお久しぶりです!!  そうじゃない人ははじめまして! ラブホといえば、そうアタイ!  東京のどこかでゆるくOLをしている元ビッチもりたです。  気づけばすっかりこの連載も止まってしまっていましたね……(忘れてたなんて言わないよ★てへ)。  この間に何があったかといえば、ご時世的にも体調的にもラブホ通いができなくなってしまいました。  衛生管理にはかなり気を遣っていらっしゃるらしいラブホですが、外出自粛もあってなかなか「行こう!」とはなれないのが現実

          情事の後は、必ず金マル。007:GO TO ほにゃららより前、深夜に命を救われた場所

          クーチェキ通信22 21年1月の編集後記・記事まとめ

           皆さん、いかがお過ごしでしょうか。Ryotaです。  更新が久々すぎてすっかり忘れていた1月の編集後記です。気づいたら年を越していました……(というか、もう2月の半ば!)。クーチェキを始めたのが18年5月からなので、もうすぐ丸3年になるわけですね。月日が過ぎるのは早いものです。  更新していない間にnoteの運営周辺の炎上があったりして、クーチェキも脱noteするかどうか悩みました。ただ、そもそも「noteを使えばかなりラクに運営ができる」というプラットフォームありきで

          クーチェキ通信22 21年1月の編集後記・記事まとめ

          巣ごもり中の趣味にピッタリ!消しゴムはんこを作ってみよう

          新型コロナウイルスの感染者数が再び増加傾向にあり、不安な日々が続いています。外出を極力控えなければならない状況に置かれて、ふと気づきました。 「僕、自宅でできる趣味が少ないのでは……?」 寄席や展覧会へ出向いたり、本屋巡りをしたり、休日は何かと出歩きがちな過ごし方をしている僕。もちろん、自宅でNetflixを観たり、本を読んだりとインドアな趣味もあるのですが、何となく集中力が続かずに中断して、結局ダラダラしたまま一日が終わっていくパターンが多いです。 せっかくだし、自宅

          巣ごもり中の趣味にピッタリ!消しゴムはんこを作ってみよう

          クーチェキ通信21 20年6月の編集後記・記事まとめ

           皆さん、いかがお過ごしでしょうか.。Ryotaです。  僕はといえば、緊急事態宣言が解除され、まだまだ油断はできない雰囲気と、とはいえ日常が戻りつつある空気を感じながら、もやーっとした日々を過ごしています。  4月・5月はほとんど自宅でのテレワーク勤務で、それはそれで程よくのんびりしていて悪い気もしなかったのですが、やっぱり1人暮らしでずっと家にこもっているのは、なかなか精神的につらいものがありました。  なんとか凌げたのはツイキャスやWEB飲み会で誰かと話したり、様々な

          クーチェキ通信21 20年6月の編集後記・記事まとめ

          東京のつらい場所 Part10 居酒屋にて

          もりたが恋愛絡み・男絡みで手痛い思いをした場所を実際に巡りながら、つらい思い出を振り返っていく企画「東京のつらい場所」。飯田橋での最後の街歩きを終えて居酒屋へ。約一年かけて過去の恋愛遍歴を辿ってきたこの企画を振り返りつつ、もりたのこれからについても語らいます。いよいよ完結。 (2018年12月22日収録) 角度のズレを修正すること Ryota(以下R):企画が終わった今の気分はどうですか。 もりた(以下M):とりあえずよくわかったのは、私、彼のことがめっちゃ好きだったんだ

          東京のつらい場所 Part10 居酒屋にて

          クーチェキ通信20 20年3月の編集後記・記事まとめ

           皆さん、いかがお過ごしでしょうか。Ryotaです。  3月があっという間に過ぎ、時勢によって気が滅入ることが多くなってきています。様々な催しや興行が延期・中止を余儀なくされ、いつ終息するのか先が見えない病気の流行、それに伴う自粛ムードにじりじりと心を削られているようで……。  くよくよしつつ、「負けてられるかよ」という気分もあり、フォロワーさんの大学院修了の祝賀会をツイキャスで開催したり、自宅での楽しみをTwitterでシェアするハッシュタグを作ったりして、少しでも日常の

          クーチェキ通信20 20年3月の編集後記・記事まとめ

          ぽてと元年 第五回 知らない人の法事へ行く

          投資信託が暴落しているらしい。何度目かのお知らせのメールをスマートフォンで確認している。窓からさす朝日が目に痛くて暑い。 私の実家は私が中学生ぐらいのときに、オシャレな建築士がつくったものである。そのオシャレな建築士は黒縁の眼鏡をかけていて、妙な匂いのする香水をつけた若い男だったので、多感な時期の私はすぐに嫌いになった。 家には、やたらと日光がさしこむようになっていて、ついでにやたらと間接照明がある。玄関に6個、居間だけで8個ある。現実的な人間である母と、ものぐさな父と私

          ぽてと元年 第五回 知らない人の法事へ行く

          東京のつらい場所 Part9 飯田橋

          もりたが恋愛絡み・男絡みで手痛い思いをした場所を実際に巡りながら、つらい思い出を振り返っていく企画「東京のつらい場所」。いよいよゴールである飯田橋にやってきました。“飯田橋の彼”の母校である法政大学からスタートし、印刷博物館、彼の家を経由して飯田橋駅へ。その時、もりたの胸に湧き上がる感情とは…。 (2018年12月22日収録) 彼が居たキャンパスへ もりた(以下M):いよいよ最終回! Ryota(以下R):最終目的地である飯田橋を巡ります。飯田橋に来る度に吐き気がするほど

          東京のつらい場所 Part9 飯田橋

          東京のつらい場所 Part8 渋谷

          もりたが恋愛絡み・男絡みで手痛い思いをした場所を実際に巡りながら、つらい思い出を振り返っていく企画「東京のつらい場所」。今回の渋谷編では、飯田橋の彼とのデートでよく来ていたという東急ハンズを巡った後、彼から別れを告げられた場所へと向かいます。 (2018年9月15日収録) 東急ハンズは激アツデートスポット もりた(以下M):さぁ、今回は渋谷です。渋谷は会社のセミナーとかで今でもたまに来る場所なんですが、そういうときはヒカリエ側にしか用事がなくて。 Ryota(以下R):ト

          東京のつらい場所 Part8 渋谷

          クーチェキ通信19 20年2月の編集後記・記事まとめ

           皆さん、いかがお過ごしでしょうか。Ryotaです。  最近は行きたいと思っていたイベントがどんどん中止or延期になってしまっていて、少々凹んでおります。生で観たいなと思っていたバンドのライブも延期になってしまった……。日々、エンタメの重要性を再認識しているこの頃です。ビバ不要不急。  2月は本業の方が忙しかったのですが、「僕の他にも自宅で暇を持て余してる人がいるはず……」と思い、なんとか2本更新できました。  この機会に、クーチェキの過去記事も読んでいただいて、ちょっとし

          クーチェキ通信19 20年2月の編集後記・記事まとめ