クーチェキ通信10 19年2月の編集後記・記事まとめ

 皆さん、いかがお過ごしでしょうか。Ryotaです。
 2月も終わりですね。前々から「もしかして2月って……、他の月より短くない?」と思ってたんですが、本当にあっという間に終わってしまった感じがします。「今月何やったっけ…?」ってしばし呆然としてたんですが、振り返ったら映画の二本立て行きまくってるわ、展覧会やら落語会やら観に行ってるわ、結構エンジョイしてましたね…。
 さて、クーチェキはどうかというと、2月は順調に3本更新! しかも、そのうち1本は新連載ですよ! 今後も単発の記事を準備したりしているので、引き続きご愛読よろしくお願いします!

【2月の更新記事まとめ・連載編】

 原井さんの連載は2本更新!
 第七回は市販されていない=学校・塾向けに販売されている教材について。PV数がいつにも増して伸びていて驚いたのですが、どうやら学習塾業界の方に結構読んでいただけた様子。業界に詳しくない僕としても、「教える側はこういう目線で教材の良し悪しを判断しているのか…!」という新鮮な発見がありました(それはこの連載全体にも通じることですが)。
 第八回はオススメ(であり、原井さんの思い入れも強い)古文単語集を紹介しています。原井さんが学生時代に「合格古文単語380」の面白さに気づくまでの実体験が書かれているのですが、こういう自分にピッタリのものと出会う瞬間の多幸感ってものすごいですね。あと、原井さんが部活を大量に兼部していたくだりは、読みながら思わず「『天才マックスの世界』かよ」とつっこんでしまいました(分かる人だけ分かってくれれば満足のネタ)。

 連載第3弾は山本ぽてとさんによる「ぽてと元年」。日常のあれこれをぼんやりと綴っていくエッセイ連載です。
 山本さんはインタビュー記事の執筆や対談構成などを中心に活動中のライターで、僕の大学時代の先輩でもあります。僕は以前から、山本さんがご自身のnoteで書いていた文章が好きで、特に「贋札ユンタ」という私小説(?)は度々「傑作だから読んで!」と勝手に宣伝したりしておりました。
 山本さんの文章のどこが好きかというのは、なかなか言語化が難しいのですが……。淡々としていながら、スルッと流してしまいそうな日常の機微を的確に捉え、それでいてエモさ過剰に陥らず地に足が着いていて、しかもユーモアがあるというところが素敵、という表現で伝わるでしょうか。今回のエッセイもささやかな帰省エピソードのなかに、ちょっとした情緒の揺れと茶目っ気がサラッと入っている感じが、読んでいてとても面白いのです。
 ちなみに今回の連載、岩波新書編集部さんのTwitterでもご紹介いただいたのですが、山本さんが「B面の岩波新書」で連載している「在野に学問あり」もめちゃくちゃ面白くてためになるので、是非読んでみてください! 特に「在野に学問あり」第0回と今回の「ぽてと元年」を併せて読むと、山本さんのお父さんの人物像がより立体的になります(笑)。

以上、2月の編集後記でした。それではまた!

筆者紹介
Ryota(Twitter: @Funatoku_ryota)
クーチェキの企画・編集・運営をやってます。

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