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「京都のヨーコさん宅」302 太秦映画村

小学生の頃、勉強部屋の窓から隣家を見下ろすと、縁側に侍姿の山城新伍が座っていた。古い街並みや家屋が残っている京都では、時代劇の撮影が方々で行われていた。屋外のロケにはビルと電信柱が映らない場所が選ばれる。

現在は映画関連は全て太秦の映画村に集約されていてしかも撮影そのものよりテーマパーク化しているから、松竹撮影所が下鴨にあったなんてほとんどの人が知らない。

映画が衰退してから、京都の町集と映画の繋がりも無くなってしまった。昔の資料を閲覧出来るようにと、太秦映画村に映画資料図書室が生まれたのが今年の夏だ。まずは1万冊の台本が閲覧出来るようになっている。

*画像は写真04 男前図鑑より

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