【双子生活】長男のこと。最後の最後の保育園。

今日、長男が6年間通った保育園を卒園しました。卒園式の翌々日から、卒園生が全員登園する、なんとも現代的な光景でしたが、本当の本当に。

生まれて数か月で保育園に入り、二歳の直前に次男が生まれ、四歳ちょっとで弟が一人から三人に変わりました。

普通に保育園に行って、帰ってきたら僕と長男と次男だけしかおらず、「ママは双子ちゃんのために入院だよ」と伝え、いきなり二か月の父子家庭状態。事情を知ってか、次男を想ってかはわかりませんが、二か月間、一回も「ママと寝たい」とか「ママのご飯が食べたい」と言ったことはありませんでした。

週末に1時間とか、2時間とかママと会うことしかできず、その時間も当時二歳の次男に譲るようなやつです。

全員男子の長男として、「ちょうなんってなにすればいいの?」と聞く長男に、長男経験者である僕は「弟たちが真似したくなるお兄さんを目指せばいいんじゃん」と伝えました。

まさかお風呂でお尻を叩きながら皆を笑わせるようになるとは思いませんでした。そういう意味ではなく・・・といっている傍から次男がお尻丸出しな感じで、双子(2)も真似をし始めるという。

真面目にして、決めたことを着実に進められる彼は、僕が適当なことを言うと目を細めて軽蔑する表情をしてくれるいい奴です。

大切なものでも、弟たちから「貸して」「ちょーだい」と言われると、笑顔で分け与えられるいい奴です。でも、陰でちょっと涙していたりします。泣けます。抱きしめます。

決めたことは結構やります。読むと決めた朝日小学生新聞はいまも毎朝読んでます。一つ以上、気になった記事を読むという約束なので、そのまま一つ以上読んでます。そんな真面目な長男に不幸と幸運が訪れたのも、あさしょーでした。

奈落の底に落ちた長男を笑顔にしてくれた「朝日小学生新聞」の"育てる力" 

3歳の時、好きになったらしいお友達と気が付いたら結婚しており、(たぶん)4歳のときにもう一人妻ができ、気が付くとフリーになっており、この前聞いたら最初に結婚した子とは結婚していたり。理解していたかどうかわからないけど、重婚ができないことに戸惑っていたのが懐かしいです。

ニューブロックからのレゴ、そしてLaQを経由してミニ四駆へ。3歳の頃から将来はロボットを作るエンジニアになると言って、卒園式でも「将来はエンジニアになりたいです!」と大きな声を出して言ったときには泣きました。いや、変わっても全然いいんだけれど、その目の輝きは3歳のときと同じでしたから。

僕と妻の影響からか、身体がとても小さく、成長ホルモンをどうするかという診断も受けました。それでも運動は大好きで、極端に小さい身体で誰よりも速く走り、やると決めた水泳教室では小学生に進級する直前でベストスイマー。体操教室では選抜クラス。それも恵まれているとは言えない小さな身体でも、お風呂や床で毎日少しずつがんばったから。鉄棒で逆上がりもお届いたけど、空中前回りや後ろ回りを知らぬ間に習得していてびっくり。

隙間時間で図書館で借りた本を見ながら折り紙やあやとりの技を覚えて女の子から尊敬され(たらしい)ホクホクなくせに「別に大したことない」的な感じが素敵でした。

ただ、絵を描くことなど芸術系?はあまり好きではないのか、深くハマることもなく、あぁ、僕の血なのかなと思わせてくれるに至るには十分でした。

弟たちのため、パパとママに甘えたいのを我慢している姿に、片手に次男、もう片手で双子みたいなとき、すごく助かったとともに、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。それでも、偶然二人っきりになるときは、まさに該当年齢らしい甘え方をしてくれました。ママのときの甘えっぷりはすごかったらしいです。

そんな長男も本当の本当に保育園が本日終わりました。たくさんの先生が頑張ったと褒めて、送り出してくれました。ちょっと気恥ずかしそうにしながらも、小さな身体を折り曲げました。いつものように「せんせい、さようなら!」って言うのかと思ったら、「せんせい、ありがとうございました!」と頭を下げて挨拶をしたとき、(先生がいたので)心の中で泣けました。

小学校には弟たちがいないので、彼らに気を遣うことなく、いつもの元気で真面目なキャラで楽しんでください。


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