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【ボクシング】軽量級の複数階級制覇について

もう辞めませんかね。

軽量級の

“複数階級制覇”

っていうの。1〜3キロ違うくらいの体重で”複数階級制覇“といわれても違和感しかないんですよね。49kgだろうが55キロだろうが、あまり変わらないですよね…。ライトヘビー級は81kg、クルーザー級は90kg、ヘビー級は90kg+(以上)…ですよ?そんな風邪引いたら減るくらいの誤差の範囲で複数階級制覇っていわれても全く重みがない。

テレビ中継で日本人のボクシングの試合は、
ほとんど見ないです。何でかっていうと、

自分より遥かに軽い人の試合を見てもまったく心が踊らないからです。

正直、共感できない。まったくリアルじゃない。

格闘技は自分では到底かなわないような奴らの殴り合いを見るのが醍醐味なんじゃないでしょうか。
日本の成人男子の体重の遥か下の階級の選手が殴り合うの見て一体何が楽しいんでしょうか。

僕が格闘技を始めた理由って、

「強くなりたい」

からなんですよ。
エクササイズして、体重50kg前後に落としたかったわけではなく、純粋に強い選手と戦いたかったんです。

だから(タプタプした)腹を見られて

「減量した方がよさそうだね…」

と言われても減量を拒んだし、むしろ増やそうとした。(まあもっと筋肉はつけるべきだったと反省はしてます)

2mのパンチってデビュー戦でも重いんです。(アマでは60戦以上やってたらしいけど)
負けといて言うのも恥ずかしいですが、
“世界レベル”の選手ではないはず。

“世界”ってもっと遠いレベルなんじゃないかと。

軽量級だけじゃなく、他にも日本で一般に評価(TV放映)されるべき中量級以上の選手がたくさんいるんじゃないか?と思います。

世界レベルなのかと言われたら知らないです、世界挑戦できていないので。
評価されてない…とはいえない(むしろ評価されてる)のだけど、こういった選手たちがもっと日本で正しく評価されてすぐに挑戦できるような環境作りが大切だと思います。
僕はちびっこの試合より中量級以上の選手の試合のが断然観たいです…できるならヘビー級の試合を(そんないないけど)。

正直なところ、50kg前後の階級で

“最強”

と言われてもまったくピンと来ないし、心に響かない。もっと重い階級を扱わないと、日本のボクシングは発展してかないと思います。
悪い言い方すると、所詮軽量級止まりかと。

“世界”と銘打ちつつ、ミニマム、フライ級のような軽い階級だと日本人世界王者が乱立し過ぎていて、

またこの階級?
世界王者?
結局誰が強いの?

ってなります。

そのあたりの階級はまず“世界”を名乗る前にきちんと日本人最強決めてくれませんか。

誰とはいいませんが、
大手ジムだからと、それまでの戦績がドローばかりなのに、とある日本人が世界王者になった途端、日本人同士戦わせるためにいきなり世界ランク1位になるなんてこともありました。
…結局負けてましたけど。

日本人が幅をきかせられる階級なんでしょうけど、そのやり方どうなんでしょうかね。
ライト級以上で直近の試合がドローの日本人選手がいきなり世界ランク1位になって世界挑戦することなんてまずありえないですよね。

…それ以前に、その選手の試合拝見しましたが明らかに負けてたのに負傷判定でドローでした。

日本人ばかりの階級で世界王者といっても本当の“世界”とは重みが違う気がします。

本当の世界って、
ゴロフキンに
ロマチェンコに
ワイルダーに
そういったスター選手に、

勝つこと、
もしくは勝てずとも挑戦することじゃないでしょうか?

僕はそういった意味で、海外で挑戦してきた選手が好きです。
亀海喜寛さん、石田順裕さんとか。

彼らは挑戦しましたよね。
▪️亀海さんはヘスス・ソト・カラス戦
▪️石田さんはジェームス・カークランド戦
で、アップセットをブチかまして、

ミゲールコットに
ゴロフキンに

挑み、敗れた。負けたとはいえ、数少ない挑戦者といえるんじゃないんでしょうか。

ジムの体裁とか見てる側にはまったく関係ない話で、

ジョシュアvsクリチコ(引退)
ロマチェンコvsリナレス

などのビッグマッチが海外で既に実現してる時点で仕事遅過ぎなわけです。

というわけで、軽量級はキチンと日本で1番を決めてから“世界”と銘打ってTV放映して欲しいし、本当の世界レベルの選手が活躍する中量級以上の試合が見たいので日本での評価を高めて盛り上げるべきだと思うんです。

重い階級の質を層を高めるために、もっとフィーチャーして欲しいと切に願います。

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