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#247 ひなたぼっこ、無事帰還

2024年4月15日(月)の日記

アニメ「スパイ&ファミリー」のアーニャのセリフをちょっとぱくってみた😅。

先週の木曜日は2週間ぶりにマーと顔合わせ。
彼と会わなかった2週間の間に気持ちがまたぐらぐら揺れていたのだが、久しぶりにスーツ姿の彼を見て、ちょっとドキッ💓とした。
(やべぇ〜!!超かっこいいじゃん〜😍)
もしかしてひなたぼっこ、世間的にかっこいい彼氏と付き合ってんのか?

マーに対して、こういう気持ちとかトキメキって今まであまりなかったんだけど…、たまにはデート期間を開けるのも良い刺激かも。
こういう気性の激しい人と毎日会ってたら絶対うまくいかないだろうから、やっぱりメリハリがあったほうがいいのかな。

もちろんただでさえナルシストのマーには、かっこいいとか言ったら調子に乗るから口にこそ出さなかったけど…。久しぶりに会えた嬉しさはデレデレした私の表情から相手に読み取られていた可能性あり(もちろんマーも嬉しそうに見えたけど…)。


そして、金曜の朝から日曜の夜までは、はじめてのマーとの2泊3日のドライブ旅。

いちいち口うるさくて皮肉屋の彼氏なので、当然喧嘩は避けられないだろうと思って私も発言には極力気をつけていたのだが、案の定、旅行含めて、木曜の夜から月曜の朝までいろんな衝突があった。
どんな小さな事でも重箱の隅をつつくようにああだこうだ言ってくる人なので、もうそれは致し方ない。
逆に、争いにならないように相手を尊重したり、自分の意見を言わないようにすると、それはそれで「どうしたいのかはっきり言え」と攻めてくるめんどくさい奴だ。

一つ一つ覚えていないが、例えばこんな事。

はじめてのドライブ

マーの運転で助手席に乗るのは初めてなので、どんな運転をするのか、運転中はどういう状態になるのか様子がわからないため、しばらく黙って観察していた。
話しかけて、イラ💢とされて文句言われても嫌だったので。
すると、ひなたぼっこがしゃべらないことに何か引っかかりを感じたのか、様子を観察していたと正直に答える。
それに対してどんな返事があったか忘れてしまったけど、何か発言するといちいちその言葉尻をとらえて、彼なりの理屈を展開したり嫌みを言ってくるからめんどくさい。

レンタカーの車種についてもこんな感じだった。

彼が「本当は俺は軽自動車が好きなんだけど、事故にあったときに軽自動車だと死ぬからこの車を選んだ」みたいな発言があったので、事故の内容にもよるけれど、他の車でも死んじゃうことあるよね、みたいな返事をしたら、それに食いついてきた。
自分の意見を否定されたのだと思ったらしい。
もちろん私は、何の悪気もなくぽろっと出た言葉なのだけど…。それに、軽自動車は元彼がずっとそうだったので私も慣れていたし、軽自動車の良さもよくわかっているから、それでもよかったんだけど…というつもりだったのだが。
マーとしては、そもそも車に乗ること自体危険性(死ぬ確率)が高いのであまり好きではないらしい。だから、軽自動車より危険の低い普通車を選んだんだよ、と言うことを言いたかったらしいのだが、、。
そこまで言葉にして言ってくれれば理解できるのだけど、私としては最初の「俺は本当は軽自動車が好き」に反応してしまい、彼が言わんとする真意までは読み取れなかった。
マーは私に対して過去にも
「言葉にして言わなきゃわかんないの?そんなこと言わないでもわかってると思ってた」
みたいなこと言うことあるけどさぁ、あなただって結構人の気持ちには鈍感だと思うよ😒。

車の中のエピソードではこんなこともある。
自分のベッドじゃないと熟睡できないタイプのひなたぼっこなので、長距離の移動の時はついつい居眠りしてしまう場面があったのだが、また、それに対しても皮肉のような嫌味のようなことを言われる。

私としては、車の中でも暑いだ寒いだと特に文句をさほど言うこともなく、本来だったらラジオも聞きたかったけど「運転に集中できない」と言われたのでそこも我慢しておとなしくしてたし、寝ているのが1番喧嘩にならないと思っていたのだけれど、マーからすると自分1人が運転して助手席で私が居眠りしているのがイラッ💢とするらしい。

そんなこと言ったらまたそもそも論になっちゃうけど、マーとしては交代で運転できる彼女を希望していたようだし、私だって運転が好きで車を所有している埼玉県民を希望していたのだから、それはもうお互い仕方ない。

旅先で自由は尊重されない?

旅行の前の晩は緊張が強いためなかなか寝付けず、睡眠不足気味のひなたぼっこなので、初日は観光が終わってチェックインした後はすぐにベッドの上で休憩したくなる。でも、そういうことが全くない元気なマーは、地元のスーパーに行こうと言い出す。

アキヒコもそうだったけど、道の駅とかスーパーなとで地場産の食材や食品を見て購入するのが楽しいらしいが…アキヒコのようにアルコールも飲まなし、マーのようにお菓子も食べないし、そもそも普段からあまりスーパーを使わないひなたぼっこにとっては楽しい場所ではない。
それだったら部屋で少しでも仮眠していたい。

マーに、「スーパー行くなら1人で行ってきていいよ、私は部屋で休んでいるから」と言うと、またそこでちょっと喧嘩みたいになる。
「一緒に来ているんだから、一緒に行かないと意味がない」みたいな考え方の人だ。
わりと何をするにも、どこに行くにも、2人で一緒がお好みらしい。

アキヒコとか、それ以外の人だって、こんなにべったり一緒にいたいという人はいなくて、旅行に行ってもお互い自由行動とか普通にあったんだけどなぁ〜。だって、体力だって違うし、全ての興味が一緒というわけではないから、
「自分はちょっと街を探索したい」
「じゃぁ私は疲れたからカフェでお茶してるね」
的な場面はわりと普通で、お互いに全くそれに関して不満は感じなかった。

多分「何でも一緒がいい」というマーが特殊なんだと思う。
それって別の見方をすると、相手の自由を奪うことにもなる。
私だったら、相手が旅先でやりたいことがあって、自分がそれができなければ、じゃあそこでは別行動にしようという選択肢を選ぶし、自分の自由も奪われたくない代わりに、相手の自由も奪わないよというスタンスなんだけど…。
そしておそらく、過去の彼女たちは彼のペースに合わせていたのだろうな。

そんな私のことをマーは、
「マイペースだなぁ〜」
とやや呆れた感じで言うけれど、相手に合わせてばっかりるのは疲れちゃうもん。
マーはたぶん私に合わせてくれているから、余計そう感じるのだと思うけど、全部を全部合わせなくても私はいいと思うんだけど。

結局、1泊目は夕食なしのプランだったので、車で外に出かけた途中にスーパーに寄ることになってしまった。そこで何かめぼしいものがあったらテイクアウトしてホテルで食べようということに。
職業柄もスーパーに詳しいおじさんなので、しきりにそのスーパーの特徴とかその店でしか買えない商品とか楽しそうに話してくれるのだが、全く興味を示さず反応の薄い私を見て、結局そこでたいしたものは買わずに退店。

支払い方法の相違

そしてここも大きな衝突が。
なるべく相手を怒らせないように気をつかっているひなたぼっこなのだが、どんなことでもちょっと意見が食い違うと、マーは少しムキになって自分の理論を展開してくる。

私が、うんそれでいいよ、と相手に素直に従えば済む話なのだが、今までのやり方と違うとどうもやりづらい。発端は、
「初日のホテル代は私がオンライン決済で支払ったので、2日目のホテル代はマーの方で立て替えて欲しい。その差額を私が払うから」
と言うと、もうそこで相手が突っかかってくる。

アキヒコと旅行に行った時は、その都度現金を渡すなどして精算していた。観光地の入館料等は別々に払えばいいし、食事などもその都度現金などを相手に渡したりもらったりして精算。
マーの場合は、どちらか1人が払って、すべて旅行が終わった時点で一気に精算するというやり方らしかった。その方が、この旅行にいくら遣ったかわかるから、という理由もあるらしい。

すべての支払いにおいて、同じ人がずっと立て替えているのならわかりやすいけれど、ここの入館料は私が払って、ここの駐車場代は相手が払って、ここの宿代は私が払って、ここの食事代は相手が払って…。
特に取り決めてないので非常にややこしいから、私としてはその都度がベストだと思っている。
マーはもっと金に細かい人だと思っていたが、意外にどこで何を買っていくら払ったか失念も多く、なんだよ、結局私の方がよく覚えてんじゃん、ということが判明した。

ちなみに、マーが高速代がいくらか調べているときに、往路で降りたインターチェンジがどこだかも思い出せないくらいだから、この人の記憶はあまりあてにならない。
マーが立て替えていても、どこで何を買ったとか忘れた分は相手に請求しない(本人が覚えていないからできない)どんぶり勘定だということもわかった。もっと100円単位で細かい人かと思っていたら…意外と適当な感じだ。

私は後でトラブルになっても面倒だし、その都度記録とともに、PayPayで彼に支払っていた。
その記録を見て「これ何だっけ?」といった感じで思い出せないから、やっぱり記憶力はイマイチなんだな、この人。
こんな感じだから、おそらく今後はその都度払いになっていくと思う。

無理なものは無理

2日目は1泊2食付で、オーベルジュのホテルに宿泊。
フランス料理のフルコースディナーなのだが、宿代はさほど高くはないので良いチョイスだったなと思う。
おいしい食事を食べて、2人の気分も盛り上がっていたのだが、ここでまた一悶着あった。

次回の旅行は、すでに5月下旬に渋谷区の保養所に予約をとっている。1泊2日の伊豆の温泉旅行なのだが、やはり車の方が便利なのでレンタカーを予約することに。
本心は私の部屋まで車で迎えに来て拾って欲しいのだけれど、そうするとちょっと無駄な行程になってしまう。
彼のマンションの近くにあるレンタカー店舗で借りた方が伊豆方面にはアクセスが良いし、時間も1時間位短縮できる。

「前の晩に俺の部屋に泊まりに来たらいいじゃん」
気楽にマーが言うけれど、どうしてもそこは気が乗らない。
「あまり慣れてない部屋に泊まると緊張して寝れないし…。平日の朝の満員電車に荷物を持っていくのも大変だから、早朝タクシーでそっちのほうに行くよ」と言うと、驚いて
「そんなの無駄じゃん!なんで泊まりに来れないの?」
みたいな話になる。

この話はもう散々したしまたぶり返すと不機嫌になりそうなので、言葉を濁していると、やっぱりあのベッドに寝たくないんだなと感じとったようだ。
「もうその事は吹っ切れたのかと思った」と、マー。
確かに1度は、柔らかいマットレスだと(膝に負担がかからないから)エッチが無制限にできるような話を聞き、ちょっと興味が湧いて試してみたいなと思ったこともあったけど…。
もし同居するとなった場合、あのベッドを私の部屋に持ってくるのも致し方ないかな…とちらっと思ったが、やっぱりいろんな女が出入りしていた代々木のマンションに行くのは、どうしても抵抗がある。
ましてや、寝室にドデンと置いてあるワイドダブルベットを見ると、生々しくて生理的に受け付けない。

気にしない人は全然平気なのだろうけど、私はやっぱり無理みたいだ。
「ほんとごめん、どうしても無理だわ」
マーにそう言うと、そういう気持ちが理解できないマーからまた一言二言めんどくさいだの、そんなような文句の言葉が出てきたけど、もうそこは仕方ない。
だめなものはだめだし、嫌なものは嫌なんだから。
ひと言で言うと“気持ち悪い😣“。

やきもちとはちょっと違うかもしれないけど、過去の女の匂いを感じるものはすべてリセットしてほしい。

いろいろ衝突や腹の立つこともあったが、内容的には、お互いの意見の違いを修正するというか、自分はこうしたいけど相手は違う、じゃあどうしたらいいか…みたいな、そういう場面が多かったかな。

今回の旅行を通して、「めんどくさい女だ」「マイペースすぎる」など、マーの私に対する評価や気持ちが下がってきたかもしれないし、もしかしたら私との旅行は気が進まないと内心思っているのかもしれない。
でもとりあえず、いちど体験してみないと何も始まらないから、相手がどう感じようと旅行した事はよかったと思う。

カチンときた言葉

何のやりとりをしていた時にこの言葉が出てきたのか忘れたけど、女としてちょっとむかついたので、噛みついた場面があった。
「女は素直にかわいくしてればいいんだよ」みたいな発言。
はあ〜?!なにそれ?
“女はこうあるべき”みたいな、明らかに「男の方が上!」的な目線の言葉にかちんときた。俺の求める女はこうであってほしいという願望なのかもしれない。
もちろん私は、彼に対してそんな言葉は1度も言ったことないし、マー自身もそれは男のエゴであると感じてはいるようだ。

そういえば以前、「自分の女を自分色に変えていくのが楽しい」みたいなことも言っていたなー。
(タワマンに住んでいる人妻がそうだったみたいだけど)なんでも自分の言うことを聞く都合の良い女。
なんかその一言でこの男の考えが透けて見えてきたような気がした。

私のような気性の女とはぶつかり合ってしまい、おそらく関係も長続きしないのだろうけれど、あまり自己主張もせず、はんなりおっとりと受け流す京女のようなタイプは、亭主関白を気取っているマーについていくんだろうな。
そしてマーもおそらく、そうやって自分が主導権を握って女を従わせてきたのかもしれない。プライドの高い獅子座の男だし。

そうは言っても…

むかつく事は多いのだけど、2日目の深夜、お金の精算方法で意見の食い違いがあり、しかも(アキヒコも相当しつこかったけど)ネチネチとしつこいマーに反論するのもめんどくさいので、適当にはいはいと言って口論を終わりにして寝に入ろうとしていた矢先…。

つい10分位前までは、圧の強い言い方でギャーギャーと私に持論を展開していたマーが、小声でぼそぼそとなにか言い始めた。
声が小さくてよく聞き取れないので、彼のベッドに行き、「え?なんて言ってんのかちょっとよくわかんないんだけど」と言うと…。

「昼間見た洞窟の人形が動き出しそうで、怖いんだけど。何か夢に出てきそう…」
人形というのは、足尾銅山観光の時に見たトンネルを掘っている男たちのことなのだが、暗い洞窟の中で本物の人間かと一瞬思ってしまうようなリアルな出来なので、ちょっとびっくりする場面もあった。

どうやらマーは、お化け屋敷とか蝋人形とか腹話術人形とかが怖いらしい。
「それだったら先に言ってくれればいいのに」
「大丈夫かもしれないし、試す意味でもう一回挑戦してみた」のような話だったが、意外とビビリだ。
子どもかっ!
「ここを触ってくれると安心して眠れる」という場所に手を置いてあげて、眠りにつくまで添い寝する。
母親かっ!

さらに翌日は、昆虫と触れ合える施設に行ったのだが、山登りが好きな人なので、当然虫も平気だと思っていたら、それも実はダメらしい。
なんなんだよ、この怖がりな男は!

そして、旅行からひなたぼっこの部屋に戻ってくるのだが、私と荷物を部屋の前で降ろしてもらい、マーはその間にレンタカーを返しに行った。時間はもう夜8時を過ぎていた。
この日の晩御飯はどうするかさんざんもめたのだが、洗い物を出したくないし作るのも面倒なので、途中で外食したいと思ったひなたぼっこと、スーパーとかで惣菜を買って部屋で食べようと言うマー。
結局、立ち寄りたい店もなかったため、部屋にストックしてあるカップ麺やインスタント麺で簡単に済まそうということになった。

シャワーを浴びて、カップうどんをちょうど食べようと思っていた矢先に、マーが戻ってきた。
「ひなたぼっこが食べたいって言ってたから、スーパーで買ってきた」と、割引シールが貼ってある握り寿司を2人前、テーブルに置く。

どこで食べるか車の中で話していた時、
「旅行中は肉が多かったから、たまにはお刺身とかお寿司が食べたい気分」と言ってたのをちゃんと覚えていて、買ってきてくれた。
そんな一面もあるから、腹の立つことが多い人だけど、許せたりする。
そのかわり、旅行中に出たマーの洗濯物は、どっさり私の家に置いて帰るという、ちゃっかりした男だ。
まぁしょうがないな、運転してもらったわけだし。

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