完全なる黒子です。

「ライターです」と名乗ると、「ああ、この人私のことコラムニストかなにかと勘違いしてるな……」と思うことがたまーにあるんですよね。

昨日もそうでした。

はじめてお会いする方とお仕事の話になり、いくつか今関わっているジャンルをあげたら、何だか急にその分野の専門家のように思われてしまい……。

いや、違うんです、と。

ライターは、基本的に取材などをして「素材」を集めて記事を書く人のことなので、そこに自分の意見は出てきません。

著名で、コラムニストに近いライターの方や、自分自身が何かの専門家(士業の方など)で、その分野について寄稿している方は別ですが、少なくても今私がやっている仕事は、読者が欲しいだろう情報を、読者の代わりに集めて(取材をして)、記事にまとめる。そんなイメージ。

そしてこれからも、自分の名前が前に出るような仕事はする気はありません(あくまで前に出るのは取材対象者の名前で、私は最後にひっそり「文・◯◯」と載ってる程度」)。

最近は、記事のみにとどまらず、イベントやHPの企画進行なんかもやってるので、いよいよ自分が何屋なのかわからなくなってきていますが、どの仕事でも一環しているのは、私は文章や構成を考える「職人」として参加している完全なる黒子であること。

何か、もっと別の呼び名ないかなー。

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