【Wolfpack】5人で潜水艦を操作するゲームを布教したいんだ 3 細々した話

part2はこっち、魚雷の話です。

https://note.com/kugimiyabyoudet/n/ne04a3e8afab7

part1, 2で潜水艦の操縦と魚雷についてお話してきたわけですが、いくつか書き漏らした話があるのでそのへん語ろうかと思います。

圧縮空気について

潜水艦が潜航するためにはベント弁を開いてタンクを海水で満たし、浮上するときはベント弁を閉じた状態で空気によってその海水を追い出す。そういう話がpart1であったかと思います。ですが水中で空気を用意するのは容易ではありません。

そこで潜水艦ではあらかじめ圧縮空気を蓄えておき、水中ではそれを利用してタンクの操作であったりあるいは船内の換気を行います。そのために使われるのが司令室後方にあるコンプレッサーです。

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圧縮空気は最大で205kg/cm^2まで蓄えることができ、この圧はタンクの操作盤とコンプレッサーの横にあるビルジポンプから確認できます。

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ビルジポンプは艦底部に溜まる汚水を排出するタンクで、これも圧縮空気を使用します。ちょっとわからないけど左のメーターが上がってきたら排水したらいいんだと思う、知らんけど。

あと一回のメインタンクブローで消費する空気は深度によってまちまちですが、100mからの浮上でだいたい70kg/cm^2くらい消費します。浮上した状態でコンプレッサーを使えばすぐに補充できるので、こまめに蓄えておきましょう。

潜望鏡について

part2では司令塔にある攻撃用潜望鏡だけ取り上げましたが、他にも観測用潜望鏡、UZOがあります。

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観測用潜望鏡は司令室中央にある鉄柱です。というか普段は格納されています。

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これを動かすスイッチは左手の海図の脇にあります。これを押すと…

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このように潜望鏡が引き出されてきました。収納する際も同じスイッチを押しましょう。不必要に潜望鏡を出しておくと発見されるリスクを上げてしまいますから、こまめにしまうことが大切です。

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UZOは艦橋にある双眼鏡みたいなやつです。映画「Das Boot」で浮上したまま船団を襲撃する場面で使われてたはず。拡大がない上に距離も測れないので今ひとつ使いにくいです。あと潜航するときは艦橋のハッチを必ず締めるようにしましょう。マジで。

水深を調べるやつ

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コンプレッサーの横にこういうのがあります。これは水深を調べるやつです。つまり海底に向けて音波を出し、帰ってくるまでの時間で海底までの距離を測るわけです。浅い海ならば着底して駆逐艦をやり過ごす、ということもできるかもしれません。

ただしこの操作は敵と接触する前にしておきましょう。音波は敵艦からも聞こえ、最悪こちらの居場所を露呈することになります。

砲と機銃

Ⅶ型には45口径88mm砲一門と20mm機銃一挺が搭載されています。

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機銃は艦橋後方にあり、簡易的な照準器が取り付けられています。対空用にはいささか心もとないですが、敵機に発見されて急速潜航が間に合わない場合などに使うことになります。

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機銃の脇、右舷側にははしごがあり、そこから甲板に降りることができます。さらに艦首側へ歩くと、主砲を操作することができます。

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潜望鏡などで事前に標的との距離を計測、もしくは目算で出して、W/Sで照準を設定します。

独行で非武装の商船に対しては、雷撃ではなく浮上砲戦で撃破するというのも有効です。魚雷はきわめて強力な兵器ですが、家一軒分といわれるくらい高価でした。それに対して砲弾ははるかに安価ですし、弾数も十分にあるのです。

いやもうそろそろ買いましたよね。うん。買え。Wolfpackを買え。

次回、ソナーについて


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