NMRって○○○の親戚??


今回の記事も読んでいただきありがとうございます。

今回は前回の自己紹介で書いたNMRについて書きたいと思います。
前回の記事を読んでいただいた方の中には「NMRって何?」と思った方もいると思います。
(思いましたよね?)

NMRって実は誰もがお世話になる可能性のあるものの親戚、もっというと基になっている技術なんです。

そう言われるとちょっと気になりませんか?

それは「MRI」です。

MRIは病院などの医療機関にあって、画像を撮影して体内の状況を確認するものです。
MRIから画像化する技術をなくしたのもがNMRになります。

なんのこっちゃ?、ですよね。

まずNMRは何の略かといいますと、Nuclear Magnetic Resonanceで日本語にすると核磁気共鳴です。
ちなみにMRIはMagnetic Resonanze Imaging(磁気共鳴画像法)です。
そうです、MR(磁気共鳴)は同じことを指しています。

では、NMRでは何が見えるのか?
残念ながら画像は見えません・・・。見えるのは信号だけです(どんなものかを説明するのはちょっと難しいのでなんか返事が返ってくると思ってください)。
それを解析することによって、物理量(例えば電気抵抗とか速度みたいな物理的な性質を示す数値)を明らかにしていきます。

NMRで測定できる物理量がいくつかありまして、知りたい物理量に合わせて条件を決めて、測定を行います。
測定したい物理量に合わせて測定方法を変えていく感じです。

まとめると、「MRIの土台がNMR」ということです。
これで少しはNMRを身近に感じてもらえたのではないでしょうか。

そしてこのNMRは物性(物質の性質)を知る上で重要で有効な測定法の1つだと思っています。

次回はもう少し具体的な話を書こうと思います。
気が向いたら続きを更新しますね。

※本投稿は厳密さよりもわかりやすさを重視しています。
 私の理解不足も多々あると思います。
 その際はご指摘いただけると幸いです。



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