いっそ太陽になりたい

日本ではバレンタインデーで、ということはSexy Zoneのアルバム『XYZ=repainting』発売なのですね。いいなあ、欲しい。

その中の『会いたいよ』というカワイらしい曲を壊れたスピーカーみたいにリピートしているこの頃、この曲は好きだし元気になるけれど、ちょっと引っかかる歌詞もあるなって。ジャニーズが異性愛を謳う運命にあるのだという現状を差し引いても。これは気になる。

「たった一つ恋する力は
君だけ照らす」

「どんな日々を過ごしたとしても
君だけ照らす」

ここで軽くつまずく。おっとっと

「君だけ」が辛いの。いつもこんな歌詞ばっかりだけど、いや知ってるし、私だってそうなんだろう。

ところが私は「君だけ」をいくつかの方向へ同時に進行するという、不器用なくせに器用ぶったこともやる。馬鹿みたいな熱愛を、複数同じタイミングでやってしまうこともある。あの人も好きで、この人も好き。犬が好きで、カレーが好き、って自己紹介するとき別に偽っているわけではなく、好きなものが複数ある人生を送っているということだ。

そこに嘘はない。一人を相手に向き合うだけでも大戦争なのに、私はよくぞここまで生きましたね。瀕死の重症でしたけど、それでも耐え抜いたのだからすごい。

ときにはフィクション=創作としてだったり、あるいは全身全霊の本気で「あなただけを愛している」ともいう。それはいう。事実だから。

とはいえ「君だけ」ではなく愛するものが他にもあるときもまた、私の本気なのだ。だから世の中の恋愛ソングがみんな「君だけ照らす」歌だったら、私みたいに首を傾げ出す人種がいたっておかしくない。

私は今大切な人だけと生死を共にしている心持ちではあるが、ポリアモリーの精神は引き離せないものとなっている。複数愛するのもまた素敵なのです。

#SexyZone #音楽 #ポリアモリー

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?