『ズッキーニと呼ばれて』

『MA VIEDE COURGETTE』

パリ5区の小さな映画館で観たタイトル。
その映画館は子供向けっぽい映画が多かった。観客も小学生以下とその親、がほとんど。

おどおどした子どもの、青白い顔と目が印象的。フランス語はわからなかったけど、なんだか笑ったり泣いたりできる。

うーん
COURGETTEって何だろう?

話とアニメーションから察するに、これは主人公のことを指していて、いじめられっ子とか臆病者とか、マイナスイメージの単語なのかなーと予測した。

そうしたら、「ズッキーニ」だった。
拍子抜け。タイトルにズッキーニ?ズッキーニと呼ばれて?ふへえ〜意味わからん。

あのおどおどした子どもはズッキーニと呼ばれていたのか。ズッキーニって悪いイメージなのか。

祖母宅でかぼちゃの煮物と一緒に出された柔らかい、煮汁の染み込んだズッキーニは美味いし、飲み屋で出てきたズッキーニのキッシュも美味い。え、ズッキーニとは如何? 食べ物? なんだかんだ美味しいあれじゃないの?

海外で映画を観るときは何が観たいというよりも、空いている時間に上映している、難しくはなさそうな映画を観ている。『ズッキーニと呼ばれて』も言葉は理解できないけれど、けっこう好きだった。ただタイトルは謎。
日本でも公開してくれたらちょっとスッキリするかもしれない。


#エッセイ #映画

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