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岡崎旅行の行程表を作り実行しました

岡崎市美術博物館に「至高の紫 典雅の紅 王朝の色に挑む」展をどうしても見に行きたくて割と急に予定を組みました。

防備録と後陣の為にその計画の立て方と結果を残しておきます。
旅行の計画とはこのように立て、このような結果になり、このような失敗があり、そしてこのように楽しいものなのだということが伝われば良いなと思って書きます。

1.まず目的地の情報を押さえる
今回は美術館が目的地なので「休館日」「開館時間」は絶対に押さえる。
東京の感覚で地方に行くと営業時間を見誤って失敗する。
公共施設は土日祝は開いている場合が多いが、私人の運営だと日曜休館とか普通にある。あと景色もみどころの場合は改修工事をしてないかとか、HPの「施設からのお知らせ」とか「NEWS」とかいうページに書いてあるので隅々までチェックすること。今回は営業時間が17時までな事が発覚!マジか!

2.行きたい場所が決まったら周辺の施設(史跡)やお店などを調べる。
こちらも「休業日」「営業時間」をマストで押さえる。ここでは候補として5~10カ所ぐらい上げておく。あとで捨てるのであくまでも候補として多めに上げておくべし。

3.何日で行くのか、予算などの概算をざっくり出す。
優先順位を決める。日帰りなのか泊まりなのかで予算も違ってくる。
予算が先か、希望が先か。うーん悩ましい。
今回は美術館に行きたいなのと、愛知県なので日帰りで予定を組むことにする。

4.とにかくひたすら調べまくる
やりたいこと行きたい事が形になるまでひたすら調べまくる。
今回はここで岡崎には城があることが判明する。
大河どうする家康を毎週見ていたのに、あんなに岡崎岡崎って言ってたのに「岡崎=家康のふるさと」という一般常識が入ってない私。まあ人なんてそんなもんよ笑

5.行き帰りの足を決める
今回は日帰りなので、とにかく行動時間を延ばすべくとりあえず夜行バス往復で予定を組むことにする(続きあり)この時点では名古屋まで夜行バスにしていたのだが寄る年波に勝てなさそうなので新幹線に後で変更している。

6.時間の制限が決まったところでまたいろいろ調べまくる
名古屋で深夜に行くところがないのと、親戚に「歳を考えろ」と諭されたので新幹線に変更する。始発&終電で調べると終電はこだまだか、途中の停車時間がありひかりと到着時間に一時間半の開きがある事が判明。また岡崎は夜が早く17時にどこも閉店してしまうことが判明したので18時台のひかりで帰ることにする。しかしひかりに乗れない可能性も考えて次のこだまも候補に入れる。一人旅はこういう事が出来るから良いよね。

7.時刻表とにらめっこしながら予定を組む。
寺、神社、城は朝空いているうちに行くべし。
写真が撮りたかったらそこも早めに行くべし。
人が出てくると混んできてぐだぐだするからである。
食事とかお茶とかお店に行きたいとかは午後で良い。
まず行きたい場所をチョイスし、移動時間を調べ、実現可能かを調べ、スケジュールを埋めていく。
滞在時間はどのくらい必要かを調べる。最近はグーグル先生が平均滞在時間を教えてくれるがあくまでも参考に収める。
コツは大事な場所の滞在時間を長めに取りバッファーにしておくことと、予定の前後30分くらいのダイヤを調べて資料として持っておくこと。
そうすると「バスは15分間隔くらいだな」とか「ここは時間厳守だな」とか分かって現地で余裕が出来る。目的は旅を楽しむことで時間を守ることではないので間違わないように。
計画はあくまでも計画であって狂って当然と心得よ。

ここで「どうする家康」とのタイアップで名鉄が「どうする岡崎周遊チケット」というのを発売していてバスがお得であることが判明したので行き先の史跡を増やす。しかし結局午前中しか時間が無いので削りに削って徳川家の菩提寺である大樹寺だけを残す。一杯調べたのに。うぅ。岡崎を本当に楽しみたいなら史跡巡りに一日割こうね。
午後はたっぷり時間をかけて美術館に全てを注ぐことにする。
美術館が旅の目的だからね。

8.なるべく予約する
豊橋での新幹線から名鉄への乗り換え時間が約10分しかないので、事前に「どうする岡崎周遊券」を手に入れられないか画策する。名鉄観光に問い合わせてみたけどダメだった。名鉄の主要駅でしか販売していないそうな。
豊橋で購入することにするが様々な遅れが予想されてめちゃくちゃ怖い。
ダメだったら城着時間が遅れるのでかなりドキドキしながら当日を迎えることに。
新幹線も自由とバッファーのために自由席にする。
秋の観光シーズンだけどなんとかなるだろ。ええいままよ。
予約は自由と快適のトレードオフである。

9.調べもれがないかSNSもチェックする
ここで翌週「家康行列」というビッグイベントがあることが判明する。
こういう催し物がある時は特別展示や追加イベントなどお得な部分もあるのだが、県内外から人が押し寄せ交通が麻痺するので私は避けることにする。っていうか気がついて良かった。「雨が降ったから来週でいいや-」とか順延していたら全ての計画がおじゃんになるところだった。あっぶねー。

10.行程表を作る
最初は手書きで注釈を付けながらたたき台を作る。
今回は三回書き直した。
固まったら清書して抜け漏れが無いかチェックする。
出来た物がこれです。


オタク丸出しである。

今回は岡崎旅行が楽しみすぎて凄くこった物を作ってしまったが実用に耐えれば別に何でも良い。

10.当日までひたすらシミュレーションする
何しろ行ったことがない場所なので妄想するしかないのである。
バスが時間を守るかどうかとか、どのくらいの混雑状況なのかとかとにかく行ってみないと分からないのである。ドキドキ。

11.えいや!と出かける
当日は「あとは野となれ山となれ」の精神で行動する。
予定は狂う物だ。なぜならば行ったことのない場所だからだ。
それも旅の楽しみのうちだ。
予定どおりに行かずに泣けてきたら「盛り上がってきたぞ!」と唱えよう。
あとグーグル先生は本当に頼りになるのでスマホの充電は万全で望もう。
充電器も忘れずに。旅の空でコンセントを探すとか時間の無駄すぎる。
ポータブル式を持っていないなら手に入れておこうね。

12.安全第一で行こう
浮かれて怪我をしたり地元住民に迷惑をかけたりしないように。
ご安全に。とにかく無事帰ってくれれば全て良し!

13.失敗は成功のもと
今回なんと現地で「岡崎市美術館」と「岡崎市美術博物館」を間違えていたことが発覚する。焦った。岡崎市美術館の職員さんに助けていただいて、なんとかタクシーで岡崎市美術博物館にたどり着く。お土産代がタクシー代になってしまった。うぅ。思い込みには注意しよう。そして現金は多めに用意しておこうね。だがしかしタクシーの運転手さんがいい人で岡崎裏情報を沢山仕入れられたので怪我の功名である。岡崎市の皆さん本当にありがとうございました。美術館は最&高でした。来て良かった。丘の上にあって景色も最高でございました。

14・時間が余ったので街ブラを楽しむ
商店街はもちろん出来れば住宅地も行きたい。行けたらね。
同じようでいて違うのだ。私はそういうものを見るのが好きである。
おしゃべりや配信も楽しいけど、現地でしか出来ない事をしようよ。

15.バスが来ない!
夕方の渋滞でバスがダイヤ通り来ない。
15分遅れが20分~25分と伸びていくので諦めて康生町から東岡崎駅まで歩くことにする。足が痛い……

16.殿橋でバスに乗れた
奇跡的にたまたまバスが来た!ありがてぇ。殿橋は多くの路線が通過する主要バス停である模様。そういうことを知れるのも旅の醍醐味である。楽しいなー。

17.早めに岡崎から豊橋へ移動する
駅に17:10にたどり着く。17:47の快速特急の指定席を取っていたのだが善は急げと指定席を捨てて17:17の快速特急に乗る。
結局そんなに急ぐ必要は無かったのだが、豊橋がお祭りで楽しかったので怪我の功名である。

18.新幹線の時間を間違えて居ることが判明する
18:15発だと思い込んでいたひかりが実際には18:51発だったことが判明する。おいおい。ぐだぐだじゃねーか。せっかくなので豊橋をぶらりする。本屋とスタバに行く。カフェインだカフェインをくれ。たばこを吸う人は大変だろうなとか思いはせる。

19.あとは帰るだけ
東京駅は観光客や疲れた人を狙ったスリがいるので気をつけて。
最後までご安全にね。

以上であります。
旅の計画はしっかり立てた方がお得だけど、旅の目的は楽しむこと。
計画倒れや行き当たりばったりを楽しもう。
そのためにこそ、事前によく下調べをして余裕を作ろう。
楽しんで!いってらっしゃい!





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