見出し画像

―その4 私が勧めたい「介護福祉士国家試験」の勉強方法

「介護福祉士国家試験」の合格ラインと合格率

介護福祉士国家試験は全体で125問。全体の60%(難易度などの補正あり)前後が合格ライン。1問1点ですので、75点以上、補正分を考慮し80点取れば合格できるといわれています。
もう一つの条件が、出題される以下の11の科目すべての科目で得点することです。(ゼロ点の科目があると合格できません)なので、まんべんなく学習しておく必要があります。
[1] 人間の尊厳と自立、介護の基本
[2] 人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術
[3] 社会の理解
[4] 生活支援技術
[5] 介護過程
[6] こころとからだのしくみ
[7] 発達と老化の理解
[8] 認知症の理解
[9] 障害の理解
[10] 医療的ケア
[11] 総合問題

「上位何番目までに入る」ことを目標にする、学校の入学試験などと違い、合格ライン以上の点数を取れば資格を得られますので。果てしない点数の積み上げを目指さなくてもよいのです
ちなみに出題科目の順番を変更した、令和4年度 第35回の受験者数は79,151名、合格者 66,711名、合格率は84%でした!


過去問の学習はマスト

介護福祉士の資格試験を受けために必要な勉強は「実務者研修」を修了する過程で学ぶテキストで学習できています。
ただ、試験ではどのような出題がされるのか、(どのような文章で、どのような訪ね方をするのか)その形式や回答方法に慣れておいたほうが絶対良いので、「過去問題集」に取り組むことをお勧めします。

過去問集は無料

過去問題集はアプリでダウンロードすることができます。私はパソコンで学習することが多かったので、過去問ドッドコムを利用していました。前年から遡り複数年(3年~5年分)を解くことで出題傾向がだんだん分かってきます。

過去問ドットコム | 過去問の解説付き無料問題集 (kakomonn.com)

各年の過去問題集を解き、合格ライン80点以上必ず(余裕を持つために90点以上)取れるよう繰り返し取り組んでみてください。

なお、令和3年度まで(第34回)と違い、昨年令和4年度(35回)は科目出題数、午前と午後の出題科目が変更になっています。
(34回までの第1問に出た、社会福祉分野の正しい著作と著者を回答する問題は35回ではなくなりました)

資格試験対策のための通信教育は学習する習慣づけには良いと思いますが、必ずしも利用しなくてもよいというのが私の感想です。

参考書は持ち歩きやすく、見やすいA5判が使いやすい

介護福祉士国家試験向けの参考書(テキスト)はたくさんあります
私は試験資格のないうちに買ってしまった2019年版がありもったいなかったので「からだのしくみ」や「介護技術」など毎年変わらない箇所は参考にし。社会のしくみや法律改正などは改正点をネットなどで調べました。
現在販売されている参考書はオールカラーのものが多くとても見やすいので、学習が楽しいですよね。
中でも持ち歩きやすいA5版サイズ(148㎜×210㎜)のテキストが使いやすいと思いました。

書いて覚えるタイプの人には、テキストの穴あきを埋めるワークブックもあるので、活用してみてください。

確実に合格を目指すなら、模擬試験はぜひ!

試験が近づいた12月から1月には、各資格受験サービス校で提供している模擬試験がありますので、受験することをお勧めします。

・実際の試験を模した問題用紙と回答用紙になれることができる
・試験時間内で解くための時間配分が経験ができる
・問題用紙に回答した番号にしるしをつけるなど必要なことの練習ができる
・回答の見直しなど試験当日に必要なことの練習ができる
・試験当日にあがらないための心の準備ができる

自宅模試または会場模試が選べますが、もし会場に行ける環境であれば、会場模試を受けることをお勧めします。
それは、
・試験会場の空気、実際の問題用紙の雰囲気、マークシートによる回答方法に慣れることができる。
・必要な筆記用具など、準備品の確認ができる
・他の受験生と一緒に受ける感覚
・寒さやのどの渇き、トイレの準備などの対策を考えることができる
という点を挙げることができます。
模擬試験でも、試験を一度経験していると、試験当日の心の余裕が持てましたので、受けてよかったと思いました。

模擬試験中は、問題の回答番号に印をつけ、持ち帰ってすぐに自己採点してみてください。解答は試験終わりに配布されます。
出来なかった箇所を復習すすれば、即点数アップにつながりますので、
勉強の効果が高いです。
私は誤解答した箇所や回答に迷った箇所をノートにまとめ繰り返し見ることで、かなり自信がつきました。

読んでくださってありがとうございました。
もしあなたが介護福祉士国家試験受験を目指しているのでしたら、合格できますよう! 応援しています!

お勧めする勉強法まとめ

〇過去問題集を5年分解く
〇過去問題で合格ラインが余裕で取れるまで取り組む
〇要点のまとめのため、参考書も併用する
〇模擬試験を受ける
〇模擬試験で解けなかった箇所は復習する







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?