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すべてはつながっている

図書館で1年ぐらい予約待ちした本を読んだ。
絶版になっていて、図書館で借りようとしたら
すでに何十人も予約が入っていた。
子ども向けの本で、小さな宇宙人が出てくる物語だった。

宇宙の法則について、すこしずつわかりやすく
主人公のもうすぐ10歳になる僕に教えてくれる。

「すべてのものは、みな関連し合って成り立っているんだ。
偶然なんてひとつもないんだよ」

『アミ 小さな宇宙人』

すべてのものはつながっている。
このことはとても感じる。

先日、東京国立博物館に光悦展を観に行った。
閉幕間際で混んでいて、朝一番に行列に並んで入った。
その展覧会場内で、観ようとした作品の前に
知人が立っていた。
とってもよく似ているけれど違う人かもしれないと
思いながらお声かけしたら、その人だった。
東京の展覧会場のなかで、ばったり遭遇できた。

その方は、ヴォイストレーニングの先輩で、
お着物で暮らしていて、美術展が好きで
いけばなを教えていらっしゃる。
こんなに私と共通点があれば、
共鳴して自然と出逢ってしまうのも
当然といえば当然のことかもしれない。

その翌日、友だちの家に逢いに行った。
東京に引っ越してきたから遊びに来てねと
誘ってくれていた。
友人とその息子さんと私と3人で
キノコ鍋を囲んでいただいた。
息子さんは中学1年生だった。
楽しそうな学校の話を聞いた。
学校の名前を聞いたけれど、
京都育ちの私には全然知らない学校だった。

1週間後、全然別の埼玉に住む友だちと
久しぶりに食事した。
そういえば、子どもは何年生になったの?
と聞くと、中1だというので、
先週会った子がよぎって学校を聞いたら、
先週の男の子と同じ中学校だった。

びっくりして、同じ学年でもいっぱい生徒いるよね、
と聞くと8クラスあるという。
まさかねとその子の名前を言うと、
うちの子の斜め前に座っている男の子だという。

なんと、別々の埼玉に住む友達と
東京に住む友達の子どもの中学校が同じで、
同じクラスメイトだった。
名門の私立中学校らしい。

しかも、先週保護者会があって、
そのママとも話したよと。
ほんの数人としか話していないのに
私の友だち同士はLINE交換していた。

世の中って狭い。
これが、京都とかこじんまりした町なら
よくあることだけれど、
大都市東京で、こんなことがあると、
私とつらなるものたちが共鳴して
自然と引き合うということを信じざるをえない。

そしてそれは同時に、
自分にぴったりのものが
必要なタイミングで
むこうからやってきてくれるという安心感がわいた。

探さなくても手に入る。
ご縁というのは不思議。

もっと自分を信じてあげようと思った。


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