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クーポン病 〜ポイ活はほどほどに?!〜

Yudaiです。

マツコデラックスさんと、関ジャニ∞の村上さんがMCの「月曜から夜更かし」という番組。

「夜更かし」というタイトルであるが、言わずもがな、人気があるからか深夜帯から夜10時台の放送になった。
通常であればちょうどこの記事がUPされている頃に番組がオンエアになっているはず。

「これ脚色じゃないの?」と思わざるを得ないほど、街の個性的な面々を突撃取材したり、世の中のツッコミづらい謎に迫ったりしているのだが、本当に面白い。


番組で最も有名なのが、投資家「桐谷さん」
棋士でもある桐谷さんは、升田幸三氏の門下らしい。
そんな頭脳戦士な桐谷さんは投資で辣腕を振るい、財を築いたとのことだが、彼の習慣は、


自転車で毎日移動しまくり、ひたすらに株主優待券を消費するというもの。



その程度は凄まじく、1日に何ヵ所も、何十ヵ所もお店を周り、映画に間に合わないからと早食いし、映画館では体力を回復するために映画をほとんど見ず寝て終えることも。
極め付けは、遊園地で苦手なジェットコースターに乗ったりもしている。


株主優待券といえば、我々の感覚は恐らく「たまたま持っていたので使えてお得だ」とか、「せっかく持っているので使って節約しよう」ぐらいのものだと思うが、
桐谷さんは「お得」とか「節約」という概念を、とうに凌駕している。


お得な思いをしたり、節約することが目的ではなく、「株主優待券を使うこと」そのものが目的であり、それを遂行するために雨の日も風の日も自転車を漕ぐのだ。


いや、倹約家であるのは間違いないと思います。何故って、本当に株主優待券を使いまくりたいだけが目的ならば、タクシーや車、電車を使うはず。


10キロも20キロも自転車を漕ぐのは、「無料になるものを使うために、コストをかけてなるものか」という並々ならぬ信念すら感じるんですよね。


こうして改めて書いてみると、「お金を持ってるのに何故自転車に乗るの?」とか「そこまでしてまで使うもの?」と思う人も少なからずいると思います。
しかしながら繰り返しになりますけれども、そういう概念はとうに超越しているのである。


そして、かくいう筆者は、ちょっとだけ気持ちが分かってしまう。


いわゆる「ポイ活」に精を出していて、ありとあらゆるポイントを集め、ありとあらゆるクーポンを毎日のように使っている。



Tポイント、Dポイント、Rポイント…
各店舗のクーポンや、◯◯Payの特典…!




キリがないが貪欲にポイ活しているのだ。


例1: 某ドラッグストア
ドラッグストアのポイントを貯める。

Dポイントを貯める。

LINEクーポンを使う。

PayPayクーポンを使ってようやく会計。


例2: ファーストフード店
Tポイントを貯める。

アプリのクーポンを使う。

さらにJAFのクーポンを使う。

PayPayクーポンを使ってようやく会計。





このように、大忙し。参っちゃうよ。
でもポイントや還元は数パーセントのことだが、積もれば大きいのだ。



そんな僕ですが最近はクーポンに動かされてしまっているのです。


クーポンがある店に行き、ポイントが倍の日に買い物をする。


クーポンを使ったり、ポイントを貯めることに労力を費やしている。
それ自体が目的になってしまい、達成感を得ているのだ。



一体何が食べたくて、どこに行きたかったのか…。



正にクーポン病、ポイントシンドローム。




皆さんも、節約は大事ですが、ポイ活はほどほどに…!

中 孝介 『サンサーラ』(「ザ・ノンフィクション」テーマ曲)LIVE映像







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