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三浦春馬出演 ミュージカル「キンキーブーツ」、欲しかったのは一体感の思い出。

相変わらず、春馬君のことを思っては泣いてる毎日だけれども、散らばった想いや考えをとりとめもなく言葉にして、ぽつぽつとここに置いておく。
これも、そのうちの一つ。

先日の報道にもあった通り、三浦春馬君が出演していたミュージカル「キンキーブーツ」の公演ライブ盤CDが再販されること、また、公演映像を15分ほどにまとめて公開されることになった。

本当に感謝しかない。
これは「キンキーブーツ」と「三浦春馬君」を愛するファンのためだけにしてくれたこと。
他の何者のためでもない。
この話を進めてくれたスタッフの方の中にも、無念さが心の奥底に残ったままの方もいたのではないか。
そんな中、ファンの心情を受け止めて理解してくれて、もともとの契約の範疇外であったであろう、かなり無理めなネゴシエーションに早めの段階からチャレンジしてくれたこと、そして、最大限の結果を引き出してくれたことは本当にありがたく思う。
権利者側も、こんなリクエストを跳ねつけたっておかしくないところ、こんな事情だからと、彼らのポリシーに反しないギリギリのところまで譲ってくれたのかもしれないし、もしかしたら、かなりビジネスライクで、その許諾は有償だったかもしれないが、いずれにしても、ファンに在りし日の春馬君の歌声や姿を届けてくれようと動いてくださったすべての皆さん、ありがとう。

そんなCDを聴いたり、特別映像を観たりできる日が待ち遠しく、想像力豊かな妄想族である私は、きっとこんな感じ、あんな感じと、先んじて脳内再生を試みる。
「Sex In The Heel」の日本語の歌詞ってどんなのだろう。
オリジナルの英語版だと、歌詞の中にジミーチュウやマノロブラニク(マノロ)、プラダといったシューズブランドの名前が出てくるのだけど、日本語版でも同じなのだろうか。
プラダは意外だったけど、ローラなら、エッジの効いたジミーチュウや、女性らしさたっぷりのマノロが好きなのはわかる気がする。
きっと春馬君も、歌詞の中に出てくるこれらのブランドの靴の事を知って、どうしてローラがそのブランドの靴をちょうだいと言うのか、考えて役作りに活かしたのではないか。
春馬君が、何をどう考えてローラになりきろうとしたのか、同じ思考回路を辿りたい。
少しでもいいから、春馬君が生きていた時の、春馬君の頭の中身とシンクロしたい。
だから、「キンキーブーツ」の全ての歌詞の一つ一つを理解したいし、その意味を噛みしめたい。
自分の書いた記事(↓)の中でも取り上げた、私が好きなのけ反りローラのシーン動画を見てみると、「ちょうだい、ほにゃらら、プ、プ、プ、プ、プ、プラダ!」とプラダはそのまま言っている。
ジミーチュウとマノロのシーンは見つけられない。
森雪之丞先生、ジミーチュウやマノロも歌詞に入れてくれただろうか。
答え合わせは、CDが届いてからのお楽しみ。

そこからよそ道にそれて、今一度、自分の書いたこの記事を読み返し、動画も全部見ていたら、カーテンコールで全キャストが「Raise You Up」を踊るシーンを見てて、「あれ?」と違和感を抱く。
その違和感が何だかよくわからないまま、インスタグラムでの、2019年大阪大千穐楽のカーテンコールの動画へ流れつく。

お客さんたちが、手拍子をしながら立ち上がり始める。
「フ~~~~~~~~~~~~~~~ッ!」ってお客さんも大歓声。
そして「Raise You Up」が始まって、お客さんも頭の上で大きく手拍子打ち始める。
大盛り上がりではないか。
サビでは、前の方のお客さん、一緒に踊ってるじゃないか!!!
手が上がってるのが見えるぞ!
何だよっ!これだよっ!!!!!!私がしたかったのは!!!!!!
言葉にせずとも、キャストとお客さんの気持ちが通い合ってることがお互い確かに感じられる。
同じ場所に居て、同じ空気を吸って、同じ気持ちになって、同じ時間を共有する。
この心の通い合いを、私は春馬君としたかったんだよ。
こればかりはもう叶わない。
CD聴いたって、映像見たってどうにもならない。
私はただ「キンキーブーツ」を観たかった、聴きたかっただけではないのだ。
春馬君を始め、「キンキーブーツ」のキャストと心が通い合ったその事実を、思い出として私も自分の胸に刻み付け、自分の目に焼き付けておきたかったのだ。
さっきの違和感は、これだ。
どうしたって味わうことができないものがあると、気づいてしまったのだ。
勝手に滂沱の涙。
CDや映像は、初めて観たり聴いたりできるわけで、それはそれでとてもありがたいのは先にも書いた通りで、何の穴埋めにもならないと言いたいわけではない。
穴埋めにはなる、確実に。
けれど、私に開いている「キンキーブーツ」の穴はそれでは満たされない、もっとデカいものだったということだ。
だからもっと埋めてくれ、他にも何かあるなら出してくれ、なんて言わない。
これ以上、何も望まない。
十分なことをしてもらっている。

ただ、ここには吐き出させてほしい。
悔しいんだーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!

考えが堂々巡りしている感じもする。
だったら、考えなければいいのにね、とも思うが、それもなかなかできない。
自分で変な泣きスイッチ押して、勝手に泣く。
我ながら、こじれた面倒くさい女だと思うが、暫く放っておけば、落ち着くのでご心配なく。

もしサポートをいただけるのでしたら、自身の心を潤すような音楽や映画などなど、エンターテイメントのコンテンツ購入に充てさせていただこうと思います。