見出し画像

BTSの「Permission to Dance」にどハマりした話

ええ、あのBTSっす。
韓国の男性音楽グループ、BTSの「Permission to Dance」
んもー、朝から晩まで、仕事中もずっとこの曲をリピートして聴き、暇さえあればテレビやスマホでYouTubeを覗き、この曲で踊るBTSを観てしまう。
ハマるっていうか、もう中毒に近い。
ヤバいね、これマジで。
この曲に触れていない時間があると、落ち着かない。
一秒でも早くこの曲を聴きたいと思う。
とにかく、この曲が好きすぎて。

一応、タイトルをよく読んでみて欲しい。
「BTS」にどハマりしたって書いてない。
ここから「Permission to Dance」の沼にハマった経緯を綴っていくけれど、「BTS」の沼の話ではないのである。
BTSへもリスペクトをもって書くけれど、なんせ知らぬことも多いため、世界中のBTSファンの皆さん(ARMYっていうらしいね、なんでか知らんけど。)、何か失礼があったらごめんなさいね。

初めて聴いたのは、音楽の日

今年の7月、TBSの「音楽の日」。
何かしながら聴いた、「Permission to Dance」。
観てもないから「ながら観」ではなく「ながら聴き」だったこのパフォーマンスが、私にとっての「Permisson to Dance」に初めて触れる機会。
正直なところ、元からそんなにBTSに関心はなかったので、しっかりとは観ていなかった。
観てもないのに、この曲を聴き終わって、ふわっと心に浮かんだのは、猛烈な懐かしさ
何なんだ、この感覚。
こういう曲、聴いたことある。
何だろう、何かに似てる!
私が懐かしいって思うくらいだから、恐らく、1980代から90年代あたりの、日本の歌謡曲やJ-POP、もしくは洋楽ポップスに似てるんじゃないかと思うけど、誰の何の曲に似てるかは全然わからない!
知りたい、この曲のことをもっと知りたいのだ!
この曲が何に似てるのか、心当たりのある方は、ぜひご一報いただきたい。

猛烈に気になり、YouTubeで見始めたこのミュージックビデオ。

[曲と歌詞]

あっぱれと言わんばかりの、眩しいくらいなキラキラ☆ポップスである。
ゴリゴリのヒップホップでも、近頃復権しつつあるロックでもない、100%ピュアに、王道アイドルのポップスなのである。
韓国の人気プロデューサーが作ったのかな?と思いきや、調べてみると、クレジットにはエド・シーラン(Ed Sheeran)の名前がある。
えー、意外。
エド・シーランにこんなポップさがあるなんて、あんまり思わなかった。
だって、エド・シーランってこういう感じだし。

クレジットには複数名の名前があり、エド・シーランが一人で作ったわけではない模様。
これも最近主流となりつつある楽曲の作り方、コライト(Co-write)なのだろう。
それにしても、メロディラインが、変に玄人っぽさを出さずに作りこまれている。
その結果、すごく歌いやすいメロディで出来上がっているし、覚えやすくなっていて、数回聴けば口ずさめる。

そして、歌詞。
めっちゃポジティブで、明るい。
「Permission to Dance」とは、直訳すれば「踊るための許可」となる。
この「踊る」というのは、何かを前向きに実行することの比喩だと私は受け止めた。
歌詞でいえば、「Don’t need to talk the talk, just walk the walk tonight. 'Cause we don't need permission to dance!」のところが一番好き。
ここの「talk the talk」は「口先だけ」、「walk the walk」は「実行する」とかいう意味なので、「口先だけでなく、ただやってみようよ!だって、(誰からも)許可なんていらないんだから!」みたいな意味合いになると思う。
なんて、強い励ましを与えてくれる歌詞なのだろう。
聴いているだけで、元気を貰える気がする。

[振付]

めったくそキュート。
何なん、この可愛さは。
これも、小難しいダンス技は織り交ぜず、比較的易し目な振りがついている。
素人が実際にやろうとすると、最初は手こずるのだろうが、ちょっと頑張ればできんじゃね?ぐらいに思わせるレベルにまとめているのがポイント。
あんまりBTSのことはよく知らないけれど、本来、きっとメンバーの皆さんはダンスもキレッキレに上手なのでしょう。
でも、最初のコーラス(サビ)のところ、上のMVでいうならば、0:50あたりから1:08ぐらいまでの振りが、わざと、ちょっと「ヘタウマに見える」ような感じのダンスになっている。
それが、親しみやすさを醸すのだ。
私の一番好きな振りは、リフレイン(間奏)のDa-na-na-na-na-na-naのところ。
一番最後のではなくて。
手をチラチラさせながらのステップ。
一旦、フォーメーションの視点が左、右と振ってからの、右から正面に出てきて、そこから後ろ向きにまとまってく感じが、何でかわからないけれど、すごい好き。
そして、最後のDa-na-na-na-na-na-naのところは、国際手話も使われているとか。
言語も何をも超越した、世界観のスケールの大きさよ。
この最後の手話を用いた振りは、皆で真似して踊ってね!ってことらしいが、案外、この振りのカウントの取り方が難しくないか?
この振りってBTSご本人たちで考えてるのかな?と、これも調べてみると、Vinh Nguyenさんという方がなさったみたい。

よく存じ上げないけど、とってもグッジョブ。
この振りだって、中毒性高い。
繰り返し見たくなってしまうもの。
素敵な振り付けを考えてくれてありがとう。
ぜひ、このBTSの振り付けに関しては、「関ジャム∞完全燃Show」あたりでTAKAHIROさんに解説してもらいたい。
TAKAHIROさんも才能溢れるダンサー兼振付家で好きだけど、お話が面白いので、この振りの解説はTAKAHIROさんご指名でお願いしたい。

定点ビデオ(一部、定点じゃないところもあるが。)によるコレオグラフィービデオまである。
こういうダンスグループのファンの方にとっては、案外、MVとかテレビなんかよりも、メンバーが等しく全身が映るから、こういう定点の方が好物だったりするものよ。

[R&B Remix]

ちなみに、「Permission to Dance」のR&B Remixも出てるんだけど、これってモロに私の世代、どんぴしゃアレンジ。

時代的には、1990年代あたりのR&B。
Twitterなんかで、この曲のことを「大人っぽい。」って呟いていた方がいらしたけど、私にしてみれば、大人っぽいっていうよりも、懐かしさしかないんだけど
このRemixは、誰がやったんだろう。
この曲の感じを聞けば、これも懐かしや!のGhost Town DJsの「My Boo」がフラッシュバック。(▼)
頭の中では、プールサイドでの本場のパーリーピーポーが戯れるみたいな、まさにこんな感じのMVを思い浮かべた。

いや、どちらかと言えば、このGhost Town DJsの「My Boo」をサンプリングしたCiaraの「Body Party」の方が感じ的には近いか。(▼)

おっと、ちょっと話がずれてきたな。

[MV]

このMVに出てくる人たちは、皆、マスクをつけている。
コロナ禍の設定なのだろう。
そして、終盤、つけていたマスクを外す。
コロナが終息したことを意味しているのだろう。
そこで流れる、"We don't need permission to dance.(踊るための許可はいらない。)" という歌詞には、クるものがある。
何だか、目頭が熱くなるような。
コロナが終わったなら、もう踊るための許可なんていらない。
これは「人類の希望」なのだな。

バズらせるための楽曲

親しみやすいポップなメロディに、閉塞的なコロナ禍からの救済ともとれるようなポジティブな歌詞、キュートなダンス。
丸ごと真似がしやすいように、コレオグラフィーの動画まで用意しての至れり尽くせり。
これまでのBTSの楽曲の傾向は存じ上げないのだが、この曲については、比較的、カッコよすぎない、ダンスや歌が難しすぎないぐらいの、ちょうどよい親しみやすさで、敷居の低さを計算して作っているのだろう。
皆で真似して歌って踊って、SNSとかでgo viralしてもらうことが目的だろう。
見事なマーケティング戦略が準備されていて、さすがだな!って感嘆する。

歌って踊る、君が好き

キュンである。
私は大昔から、歌って踊る人が好きだった。
こんなに素敵な歌詞に曲に、振付が相まってのこのMV。
おばちゃんのハート、鷲掴み。
韓国アイドルだと、私の脳みその中では、5人組時代の東方神起で止まっている。
一体何年前のことか覚えていないが、あぁ、東方神起、好きだった。
それ以来は、韓国から、やたらとたくさんボーイズグループが出てくるけれど、何が何だかよくわからないし、それほど興味も湧かなかった。
BTSについては、ここ数年大人気だってのも知っていたし、去年は「Dynamite」がグラミーで賞を取るかどうか盛り上がってたのも知っていたけれど、特に強い関心はなくて、サブスク配信で、曲が流れてきたら聴く程度だった。
がしかしだな、久々に来た、自分でも驚きのこのハマりっぷり。

しかし、大きな問題が

だけど、問題がある。
私は、いまだにBTSのメンバーの識別ができない。
誰が誰だか、わからない。
ここまで楽しませてもらったのに、そのままでいるのは失礼なのではないか。
となれば、かの有名なnote、

riddletkhrさんの「バンドマンがBTSの「dynamite」で脳トレした話」方式で、メンバー一人一人の特徴を掴み、ニックネームをつけて、覚えていくことにした。
ここでは誰が誰とは説明しないけれど、アシンメトリー、テニスボール、縄のれん、伊藤、片岡愛之助、ノーヘアー、松田兄と、一人ずつ名付けさせてもらった。
こうすると、MVの後半で衣装や髪型が変わっても、なんとなく見分けがつくように。
本当はメンバー一人一人個性豊かなんでしょうけど、まだよく知らないから、身体的特徴とか髪型とか衣装とか、そういうので見分けるしかなくて、本当にごめんなさい。
よし、メンバー一人一人覚えたぞ!と思って、先日、国連で行ったパフォーマンスを観て困惑。(▼)

皆、同じような衣装を着て、髪の色も黒の人が多いし、また皆、同じように見えてしまうじゃないか!
また迷子である。
アシンメトリーが、アシンメトリーではない。
テニスボールが、テニスボールではない。
縄のれんは、縄のれんが付いていない。
伊藤は、速水もこみちだ。
愛之助さんは、愛之助さんだった。
ノーヘアーは、ノーヘアーが見えない。
松田兄、見逃した。

MVで歌う順番を思い出しながら、100回ぐらい見て、何とか誰が誰かがわかるようにはなった。
たぶん、「Permission to Dance」をパフォーマンスする彼らに関しては、見分けができるようになったと思う。
しかし、これが違う曲になった途端に、振り出しに戻って誰が誰だか、またわからなくなるだろう。

もはや、BTSじゃなくてもよくなってきた

この曲だったら、もはやBTSが歌ったり踊ったりしてなくもいい。
ダンスのカバーも色んな人がしているけれど、一番クオリティが高いなって思うのはこれ。(▼)

アラサーおじさんって言っても、私から見れば全然若いんだけど。
観てて微笑ましい気持ちになる。

歌のカバーだったら、こちらもイイ感じ。(▼)

有名なユーチューバーの方々なのかしら。
よく存じ上げないけれど、お歌が上手でハモりのアレンジも素敵。

挙句の果てには、歌も踊りもなくても良い。
こちらはピアノでのカバー。(▼)

エモーショナルなアレンジで、途中のリフレインあたりからは感極まって泣きそうになるほど。
この楽譜買って、ピアノで練習して弾けるようになって、「駅ピアノ・空港ピアノ・街角ピアノ」に出たい。

最高だよ!

「Permission to Dance」、最高。
私的には、本当に、「2021年 the ハマった曲 of the year」って感じ。
この曲に関して思っていたこと全部、このnoteにかけて良かった!
「Permission to Dance」に対する念が成仏した。
長いのに、最後まで読んでくださってありがとう。

この曲をきっかけに、ちょっとは近づけた気がするBTS。
他の曲も聴いてみようかな。
BTSのメンバーに関しては、本来ならば、これを機に一気にお一人お一人のお名前まで覚えるべきでしょうが、ごめんなさい、それは、今の私にはハイレベルすぎてついていけない。
ようやく一人一人のお顔がわかるようになったような段階なので、次は、一生懸命、お名前を覚えたい。
世界のBTSファンの皆さん、許して。
そして、お名前の覚え方を教えて。

もしサポートをいただけるのでしたら、自身の心を潤すような音楽や映画などなど、エンターテイメントのコンテンツ購入に充てさせていただこうと思います。