詩〈あこがれ〉

どれだけ走っていっても
どんなに手を伸ばしても

届かない

あんなに広いのに

あんなに大きいのに

いつだって触れられない

包み込んで欲しいのに

あの青に落ちていって
溺れてしまいたくなるほど
どこまでも深いのに

触れられたなら
どこまでも遠くへ行けそうなのに

とってもとっても近いのに

とってもとっても遠いんだ


あの人と 空は 似ている

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