サバンナ

キュルルはジャパリパークでこの先生きのこれるか?

薄暗い廃墟で目を覚まし、サバンナを彷徨うキュルル君。
偶然出会ったサーバルとカラカルと共に家に帰る旅をする事になったのですがキュルル君は人間の子供であり身体能力が高いわけでも特殊な力があるわけでもありません(1話終了時)
また気が弱いので精神力が特別強いわけでも無いでしょう。
そんなキュルル君がジャパリパークの外敵であるセルリアンが跋扈する世界でこの先生きのこれるんでしょうか?

正直無理です(要介護)

ざっくり結論を言うとキュルル君はお姫様の様にサーバルとカラカルに護られないとこの先生きのこれません。
セルリアンに対抗できる術が無いからです。
また、家を探す為にジャパリパークの様々な場所へ移動するのですが行き先によってはさばくちほー、ゆきやまちほーのような環境が厳しいエリアも存在します。
キュルル君を見る限り体力もサバイバル知識もなさそうなので環境が厳しいエリアに足を踏む入れるのは無謀かもしれません。
そしてキュルル君が問題を解決しようと自ら行動を起こす気概が見られないのが一番致命的です。
なので本当に要介護状態なわけでサーバルとカラカルが何らかの理由でキュルル君から離れたら生きるのは絶望的でしょう。

入園試験を受けて下さい

キュルル君がここまで無力な理由は入園試験を受けていないからです。
ではキュルル君が受けるべき入園試験とは何か?
それはジャパリパークで生きる術を身に付けることです。
キュルル君と同じくサバンナを彷徨い、サーバルと出会った人間のかばんちゃんは「キノヴォリ」や「カバの圧迫面接」など様々な体験を通してジャパリパークの厳しさを学び、じゃんぐるちほーに続くゲート前に陣取るセルリアンとの戦いではパンフレットから作った紙飛行機でセルリアンを陽動してサーバルのアシストしたことで自身が持つ力「叡智」が開花したのです。
かばんちゃんは自身が持つ術である「叡智」によって様々な問題を解決し、やがてジャパリパークでも一目を置かれる存在になったのでした。
視聴者にとってけもフレ一期1話は(ネタで)「入園試験」と言われていましたが実はかばんちゃんにとっても「入園試験」であったのです。
キュルル君に話を戻しますとキュルル君は入園試験を受けていない、というより入園試験がまだ始まっていないのです。
そのせいでキュルル君は「チュートリアルを受けていない状態でジャパリパークを旅する事になった」のが問題なのです(地割れジャンプをチュートリアルとしてカウントするには微妙ですし・・・)

過保護なネコ科二人

はっきりいってサーバルとカラカルが過保護すぎるのがキュルル君を要介護状態にした元凶です。
ネコ科の二人は果たしてキュルル君にジャパリパークで生きる術を教えてくれるのでしょうか?
まずサーバルについてですがかばんちゃんに対しては手を差し伸べる事はあっても可能な限り自力で何でもやらせるようにしていました。
しかしキュルル君の時はやたらと「すごーい!」と言います。
褒める事は良い事なのですがサーバルの場合キュルル君が呼吸をするだけで褒めてしまうぐらいにすぐに褒めてしまいます。
サーバルは相手によって教育方針を変えるフレンズなのでしょうか?
カラカルの方もキュルル君に生きる術を教える様子が見受けられません。
というか何かを教える様子が見受けられません(セルリアンの追跡を振り切る時にキュルル君の手を引いて逃げたりとフォローはしていますが)
よってネコ科二人がキュルル君に何かをやらせたり教えたりすることは今後も無いと思われます。
そして何か問題が起きたらネコ科のフレンズ二人がキュルル君を差し置いて自分達で解決しようとします。
これではいつまで経ってもキュルル君がジャパリパークで生きる術を身に付ける事は出来ません。

生きのこるには自立しかない

キュルル君がジャパリパークでこの先生きのこるにはサーバルとカラカルから巣立つしかありません。
ネコ科のフレンズ二人は心強いですがキュルル君の成長の妨げ、結果としてキュルル君の為になっていません。
このままではキュルル君は弱いままの人間になってしまうでしょう。
そして自らの意思でネコ科二人のフレンズから自立するには強い意志が必要です。
護られる事への安心感はある種の麻薬でもありこれに慣れてしまうと何時まで経っても自立できず、そして自立を考える事すらしなくなるでしょう。
キュルル君を生かすも殺すもキュルル君の自立心に掛かっているのです。(無事にネコ科のフレンズ二人から自立出来たら生きる術を教えてくれるフレンズを探す事も忘れてはなりません)


※これはけものフレンズ2第1話終了直後の推察です。


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