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カバラの備忘録

まず、カバラについて勉強したいんだけど、結局なかなか勉強が進まない私向けにちびちびと忘れないように記録していく。気づいたらカバラマスター級になっているのを目指していく予定です!

それにはまず、ベースから。
地図と同じように、現在地がわからないと方向がわからない。
ので、基本の位置から…

カバラとは?

・宇宙の創造や神の本質、人間の魂とその進化についての理解を深めるための教え。
・基本概念は、ユダヤ教の神秘思想として知られ、宇宙の本質や神の性質、人間の魂とその目的について深く探求するもの。
以下はカバラの核心的な概念です。

  1. エイン・ソフ(Ein Sof)(アイン・ソフ):「神の無限の側面」を表す「無限」または「終わりのないもの」と訳さる。哲学的で、すべての存在の源とみなされる。

  2. セフィロト(Sefirot):神の10の属性、放射を表すシンボル「セフィロトの樹(Tree of Life)」として図示され、神の性質を理解し、霊的な成長を促進するための道筋を示しています。セフィロトとは「数える」を意味するヘブライ語「セフィラ」が由来。

  3. 霊的な実践:祈り、瞑想、聖書の研究を通じて、カバラは個人の霊的な成長と神への近接を目指します。

  4. 宇宙の構造:カバラでは、「物理的な宇宙」と「霊的な次元」が相互に関連し合っているとされ、神の創造と人間の役割を深く理解へ導く。

  5. 霊的な進化:人間は霊的な進化を遂げることができ、カバラの過程でより高い意識や神への統合を目指すとされている。

これらの概念は、個人の霊的な探求と成長に焦点を当てています。

■ 三種の無(アイン)

  • アイン(Ain):「無」「存在しないもの」、0

  • アイン・ソフ(Ain Soph):「無限」、00、(「ソフ」が「終わり」を意味する)

  • アイン・ソフ・オウル(Ain Soph Aur):「無限光」「終わりのない光」、000

アインからアイン・ソフが生じ、アイン・ソフからアイン・ソフ・オウルが生じた。アイン・ソフ・オウルから後述のケテル(下記セフィロトの1参照)が流出。

■ セフィロト(Sefirot)

神の10の属性があり、神の異なる側面を表し、霊的な旅路における異なる段階や教訓を象徴する。上から下へ、下から上へと進化する道を示す。

-上から下への進化(神から世界へ)-

  1. ケテル(Keter)「冠」

  2. コクマー(Chokhmah)「知恵」

  3. ビナー(Binah)「理解」

  4. ケセド(Chesed)「慈悲」

  5. ゲブラー(Gevurah)「峻厳(非常に厳しいこと)」

  6. ティファレト(Tiphareth)「美」

  7. ネツァク(Netzach)「永遠」

  8. ホド(Hod)「栄光」

  9. イェソド(Yesod)「基盤」

  10. マルクト(Malkuth)「王国」

  11. ダアト(Da'at)「知識」

■十個の球体(セフィラ)の配置

   天頂:白(1,ケテル:冠)、
左:黒(3,ビナー:理解)、右:灰色(2,コクマー:知恵)、
   下中央:(11,ダアト:知識)、
左:赤(5,ゲブラー:峻厳)、右:青(4,ケセド:慈悲)、
   下中央(全体の中央):黄(6,ティファレト:美)、
左:橙(8,ホド:栄光)、右:緑(7,ネツァク:永遠)、
   下中央:紫丸(9,イェソド:基盤)
最終の下中央:虹色(10,マルクト:王国)

-上から下への進化(神から世界へ)の詳細- 

  1. ケテル(Keter)「冠」:第1のセフィラ。「神の純粋な意志・意識」「絶対的な存在」「宇宙の創造の起点」の象徴。思考や創造を司る。数字は「1」、色は「白」、宝石は「ダイアモンド」を象徴する。惑星は「海王星」を象徴し、「王の横顔」で表される。神名は「エヘイエー」。守護天使は「メタトロン」。同時に最後の剣として称されるマルクトと通じ合っている。

  2. コクマー(Chokhmah)「知恵」:第2のセフィラ。「神の計画」「創造的な力の始まり」「無限の可能性」の象徴。「2」「灰色」「トルコ石」「天王星」を象徴。「至高の父」と呼ばれ、「男性原理」を象徴する。神名は「ヨッド」。守護天使は「ラツィエル」。

  3. ビナー(Binah)「理解」:第3のセフィラ。「形而上学的な理解」「深い洞察力」の象徴。理解と構造をもたらし、哲学的な理解を深める。「3」「黒」「真珠」「鉛」「土星」を象徴する。「至高の母」と呼ばれ、「女性原理」を象徴し、成熟した女性で表される。神名は「エロヒム」。守護天使は「ザフキエル」。

  4. ケセド(Chesed)「慈悲」:第4のセフィラ。「恵み」「無条件の愛」「与えることの精神」の象徴。拡大と流動性をもたらす。ケセドはゲドゥラーとも呼ばれる。「4」「青」「錫」「正四面体」「サファイア」「木星」を象徴する。王座に座った王で表される。神名は「エル」。守護天使は「ザドキエル」。

  5. ゲブラー(Gevurah)「峻厳(非常に厳しいこと)」:第5のセフィラ。「力」「厳格さ」「正義」「制約」の象徴。形と秩序を与える。数字「5」「赤」「五角形」「鉄」「ルビー」「火星」を象徴。天空の外科医と呼ばれることもある。神名は「エロヒム・ギボール」。守護天使は「カマエル」。

  6. ティファレト(Tiphareth)「美」:第6のセフィラ(生命の樹の中心に位置)。「調和」「バランス」の象徴。対立する力を統合。「6」「黄」、「金」、「太陽」を象徴する。神名は「エロハ」。守護天使は「ミカエル」。

  7. ネツァク(Netzach)「永遠」:「第7のセフィラ。「持続性」「耐久力」「勝利」「情熱」の象徴。「7」「緑」「銅」「エメラルド」「金星」を象徴。全裸の女性で表される。神名は「アドナイ・ツァバオト」。守護天使は「ハニエル」。

  8. ホド(Hod)「栄光」:第8のセフィラ。「名誉」「荘厳」「壮麗」「具現化された神秘」の象徴。「8」「橙色」「水銀」「水星」を象徴する。神名は「エロヒム・ツァバオト」。守護天使は「ラファエル」。

  9. イェソド(Yesod)「基盤」:第9のセフィラ。宇宙のすべてのものを結びつける基礎。安定をもたらし、物質世界との結びつきを強化。アストラル界を表す。「9」「紫」「銀」「月」を象徴する。裸の男性で表される。神名は「シャダイ・エル・カイ」。守護天使は「ガブリエル」。

  10. マルクト(Malkuth)「王国」:第10のセフィラ。「物質世界」「現実」「神の現れ」の象徴。霊的な道の具体化、物質的世界を表す。「10」「レモン色・オリーブ色・小豆色・黒の四色」「水晶」「地球」を象徴する。王座に座った若い女性で表される。神名は「アドナイ・メレク」。守護天使は「サンダルフォン」とされるが、「シェキナ(メタトロンと対をなす神の女性的顕現)」であるとする意見もある。

  11. ダアト(Da'at)「知識」:隠されたセフィラ。「知恵」と「理解」が結びつく場所に「知識」が隠されていることから考えられた(本来はセフィラではないが、隠されたセフィラであるという説、または他のセフィラの完全体・共有体という説もある。ダートと表記されることもある)。惑星は「冥王星」を象徴。他のセフィラとは異なる次元の存在で、至高の三角(1,ケテル、2.コクマー、3.ビナーで形成)とその下位存在を隔てている深淵(アビス)にあるものとされる。隠された意味は「悟り」「気づき」、神が普遍的な物に隠し賢い者は試練として見つけようとした「神の真意」という意味である。(2006年に冥王星が惑星から準惑星に区分されたことは、ダアトとの照応の合理性を示したものとして受け止められている!?)

-下から上への進化(人間から神へ)-

霊的な探求者は「マルクト」から「ケテル」へと進むことを目指し、それぞれのセフィロトを通じて「内面の成長」と「神への近接」を追求します。この旅は、「自己認識の深化」「内なる平和と調和の追求」、そして究極的には「神との統合への道」と見なされます。バランスと統合の重要性を教え、各セフィロトは「特定の霊的な資質や教訓」を象徴しており、探求者はこれらの教訓を内面化し、自己の霊的な旅を深めていきます。

以上、私のただのメモみたいな感じだけど、
ここをおさえておけば、いろいろ理解がしやすくなるはず…
それでは、旅の出発へ続く…

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