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<台北~台南弾丸旅行>準備・台南編

2019年11月中旬、台北在住の知人に会う機会にくっつけて、3泊4日弾丸台北~台南旅行行ってきました。
今回行ってきた、または行けなかった無念のgoogleマイプレイスを公開しようと思ったらgoogleが本名すぎて公開できませんでした、、、その分こちらに全記載します。

台南が一番滞在時間が短く、心残りがありすぎて、、、朝早くからおいしい食堂がオープンし、夜遅くまでバーがあり、レトロなのに活気があって。すでにもう一度行きたい。
台湾好きな人たちが最近台南ばかりに行く理由もよくわかりました。
というわけでこの記事が多分一番長くなります。

ちなみにセメントTHINGさんの以下まとめを強烈に参考にさせてもらってます。(セメントTHINGさんはアートに造形が深い方なので、それ以外もツイートが最高です。)

■事前準備

新幹線チケット
台北は行ったことあるので、台中メインにしようと思っていました。
ただ2日目に台北にいる必要があるので、台南行くの無理かもな―どうかなーと思ってたところに、外国人用新幹線チケットがあることを発見。
なんと片道券は前日まで予約で20%オフ!!周遊チケットは3回片道乗れば元取れそうなお値段だったので、周遊をサクッと購入(以下リンクは3日通し券です)。
ちなみに乗車時はパスポートを必ず見せることになるので、必ず持っててくださいね。

【お得な乗り放題】台湾新幹線・高鉄3日パス / フレキシブル2日パス:外国人限定

現金とカード

海外ではいつも海外デビットで現金を下ろしているので、両替はしない方向でデビット機能付き銀行カードを所持。あと海外旅行保険付帯のクレジットカード(VISA)1枚。

SIM

現地にいってその場でSIMを買う派なので、特に調べずに空港で購入。
空港で見た感じは特に値段の差もなく、桃園で5日間通話付きデータ無制限300元(1000円ちょい)くらい。中華電信にしましたが、台北・台中・台南どこでも難なく使えました。
通話付きは30元くらいしか変わらないので、タクシー配車アプリ等使いたい場合は必ず通話付きで!

ホテル

Airbnbが驚くほど安い!市街地ど真ん中でも5000円くらい。どういうこと???となるくらい安い。全日程Airbnbにしました。(後から発覚したが、ホテルもかなり安い。1万円前後でかなりいいホテル泊まれる)
後日台北在住の友人が「台湾はあったかいからそこら中でゴキブリが出る。出ない物件を見たことがない」と言ってたのでビビってましたが、私は運が良いのか今回見ずに過ごすことができました。なので皆様は自己責任でお願いします。。。でも本当に安い!しかもおしゃれ物件も結構ありました。

LINEPay

入れてなかったことを激しく後悔したアプリ。
支払いが現金主流の台湾はとても面倒で、できればカードで済ませたいのにカード払いが意外に対応していない(特にタクシー)。
台湾ではLINEが本当に普及していてLINEPayがめちゃくちゃ使えたので、なぜ開通してなかったのかと悔やみました。(現地でもなぜか開通失敗)

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台南のタクシー配車はこのアプリらしく、台南でインストールしたけれど台中でも余裕で呼べました。決済方法はクレジットカード、現金、LINEPayとあり、ここでもLINEPayを入れてなかったことを悔やみました。。。
台北はUberみたいだけど、Uberは割高かつちょっと待つ。迷子にならない安心感と、日本と比べて全然安いし、人数いれば30分くらい乗っても一人300円くらいだと思うのでぜひ使っていきましょう。
難点は繁体字しか受け付けないこと。目的地はコピペで。

店の評判

台北在住の友人いわく、googlemapが一番いいとのこと。
日本の人って台湾好きだから日本語で検索したら楽勝でしょ、と思ってたのですが、だいたいの記事が101や九フンなどド定番記事で、結構行きたい場所が見つからなかったので、2019年冬現在ではgooglemapで見るのが良いと思います。

UberEats

中国語が使えるなら、積極的にUberEatsおすすめ。
疲れてても届けてくれるし、何が人気かめっちゃわかる。深夜に見ると楽しい。(結局Airbnbなので建物玄関まで下りるのが面倒くさくなって頼みませんでした)

■1日目台北→台南(台南泊)

前日までほぼ寝てない日が続いてたので、体力的に台南に行くかどうか迷っていました。自分の体力を信用できず台北にAirbnbもおさえてたけれど、そう台湾に来ることもないので台南に行くことに。桃園から台北駅に移動。
この記事の台南滞在時間は15時~翌朝8時半とかなり弾丸です。

台南への行き方

3日パスを有効にするため、台北駅の新幹線乗り場にいき、ブックレットみたいなものをもらった。数は限られているけど指定席も予約出来ました。いざ台南行こうとして「南港」行きにのったけど、思いっきり逆方向(南港は北方向)なので言葉に惑わされず気を付けてね!

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指定席をとるとこんな風に印字シール貼ってくれます。時間によっては窓口も混むし、自由席も立ち席が出てたので時間に余裕があれば前もって指定席にしておくのがおすすめです。

台湾は新幹線の駅に、日本同様に駅弁文化があるようでたくさん売ってましたが、台南でくいだおれる気満々だったのでおにぎりで我慢。

台南の位置関係と市街地まで

頑張れば日帰りも行けるけど、台南着いてから市街まで30分くらいかかり、片道新幹線2時間弱、往復合計5時間使うことになるので台南に宿泊を決めた。

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右下が台南の新幹線の駅、青緑のピンが私が行きたい市街地スポット。
左上にラピュタみたいな廃墟地「安平」がある。ちなみに市街地まで電車が面倒になってタクシーに乗ったけど、20分強で400元前後(1500円くらい)だったので、人数いればタクシーでも全然よいと思います。

台南の宿「モーンフォレストアパートメント」

もともと台北に泊る予定だったので、新幹線から宿探し。
当日だったのでAirbnbで連絡とりあうのも無謀だけど、中華圏はオシャレ民宿が流行りなのでどうせなら民宿に泊まりたかった。Airbnbや民宿、ホテルをそれぞれのサイトで探している場合じゃないときはAgodaかBooking.comで探すのが一番。

今回泊ったのは「モーンフォレストアパートメント」。
立地が最高オブ最高。有名どころだと林百貨が一番近いです。中はかなり清潔で快適。難点はちょっと狭い点、入口がかなりわかりづらく、私はたまたま宿泊者が入っていく時に便乗したので入れたけれど、多分みんな迷子になると思う。。。

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売り切れてて泊まれなかった宿たち

安平(さきほどの地図の左上の方の観光地)だったら泊まりたかった宿たち。安平レベル高い・・・。


台南のざっくり市街地位置関係

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赤いピンが宿泊地。ざっくり左下ゾーンが朝ご飯食堂。右下が歴史系の建物。左上の場所がインスタ映えかつ飲み歩くのが楽しい活気ある永楽市場や神農街。
自分がしたいことに合わせて宿の場所を決めるとよいですが、このマップ端から端まで多分3キロありません。なので外れすぎない限りあまり宿の位置は気にしなくてもよいかと思います。
逆に時間的制約があるのならその近辺に泊るのがおすすめ。私は朝起きる気力がなく、いくつか朝ご飯をスキップしたので、次泊るなら左上か左下エリアに泊る。

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林百貨近辺の景色。本当に澄んだ空気で気持ちよかった。気持ちがゆるむ。


1.度小月擔仔麵 中正旗艦店 

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正直なめてた。台湾であまりにも人気だから最初におやつ代わりに行っとくか、と思ったら台南でベスト3に入るくらい味が好きだった。
お茶碗一杯分くらいの麺と優しいお味で、もう一杯いきたいところだったけど、この後たくさん食べるだろうから我慢。

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からすみとりんごとキャベツのマリアージュも最高においしかった。からすみってキャベツとこんなに合うのね・・・。
多分店員さんも日本語が上手で、店内も日本人が多く日本語が飛び交ってた。旅行気分を味わうためにそそくさと退店。
300mくらい離れたところに元祖店があるけれど、googlemapの評価がこちらのが高かったのでこちらに行きました。3.9と3.7の差ですけどね。

続いて孔子廟に向かいます。

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右手に見えるのは国立台湾文学館 (旧台南州庁)かな・・・?

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道すがら水筒持参で戦略将棋系?のボードゲームしてる。ゆるい。


2.台南孔子廟

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天気もあったかくて青空だし、人は笑顔だし、リス可愛いし非常に和む。
ミルクティーとか買ってここに座って永遠に人を眺めていられる。
日程に余裕があれば、本を持ってきて半日ここで過ごしたい。


3.綠皮開心果

別店舗ではバーもやってるジェラート屋さん。私は別の店舗に後程行ったが、実は近くにあるようです。こちらは閉店時間がちょっと早い。

そのまま小吃(軽食?)を食べに海安路を目指す。

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道すがらの小学校なんだけどオシャレすぎて驚いた。


4.台南市美術館二館

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2019年にオープンした台南の美術館。夕日時だったので上まで登って一望したかったのだけど、今回の台南はたくさんおやつグルメを食べることを第一にしてたので、時間的に断念。台南の県花の鳳凰木(ホウオウボク)の花をモチーフにした五角形のガラス屋根を見てみたかった。
詳しい記事は以下を参照。

そのまま府前路をずっと歩く。

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離婚500元と言うキャッチーな看板を見かける。

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ここの道はちょっとしたご飯小吃天国。看板と原付きの多さがレトロでまたいい。


5.集品蝦仁飯

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もう台南といえば、くらいの名物。
早朝並ぶ気力がなかったので夕方のおやつ兼ごはんで。早朝のが混むだろうけれど、夕方ごはん時ちょっと前でも混んでいた。
醤油ベースのだしがしみ込んでいて、米の芯が残りつつしっとりしてて、雑炊のちょっと水が足りない感じに近いかな?
さっきの麺がお茶碗だったのに対し、二回り大きいスープ椀くらいでした。予想外におなかが膨れてしまう。あと4品くらいは食べたいのに・・・!


6.林家魚皮保安店

隣にある台南名物料理「虱目魚(サバヒー)」のお店。絶対行きたかったのにすでにおなか一杯になってしまって断念。朝のが混むのでここで断念すると台南で食べられないぞ・・・と思ったけど断念しました。無念!!


7.海安路

めちゃくちゃ雰囲気ある道。先ほどの店たちから北上するとそのまま永楽市場や神農街あたりにつく道。すごい活気があって、どこもレトロで可愛くて、空気も澄んでて歩いているだけで最高に楽しかった。(しかもめっちゃ安い!)

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ホコ天もあった。ねこの看板がかわいい。


8.蜷尾家甘味處散步甜食

行ってないけど脇にちょっとそれると、台南人気のアイスクリーム屋さんがあります。今回はのちに紹介するビールジェラートを食べるために素通り。


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ちょっとした街並みがめちゃくちゃ絵になる。黄昏時にめちゃくちゃ雰囲気があって最高。かっこいい~~~!


9.阿村牛肉湯

台南の朝ご飯に有名な牛肉スープ。朝起きれたら行こうと思った。(もちろん起きれなかった)


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セメントTHINGさんがおすすめしてたレトロな雑貨店「香蘭男子電棒燙」が18時に閉まってしまうので、そのまま海安路を北上し向かう。夜のほうがここはぐっと雰囲気でるんだろうなぁ。めちゃくちゃ心躍りました。


10.國華街三段(雑貨屋もコーヒーも同じ敷地内)

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雑貨屋目指して着いた場所で、たまたま開催してた小さなクリエイティブ系イベント。

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似顔絵書いてくれたり、石売ってたり。ZINEや私小説も売ってて買いたかったのに一向に店の人が帰って来ず買えなかった。笑
おそらくこのあたりは雑貨やサブカルな場所なんですかね。サブカルっぽい若者たちがたくさんいて、下北沢感がありました。


11.香蘭男子電棒燙(アイロンパーマ)

さきほどのイベントは階段上がって3階?(三段)にあるのですが、その踊り場のような広場を挟み、コーヒーと雑貨屋さんがあります。
永楽市場三階は完全なローカル居住地なので、お店の場所が最高にわかりづらい。住民に声かけまくってたどり着けました。
(階段上がってきて、そのまま左、つきあたりを左にあります。しかし階段が一つなのか不明・・・。)

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これは迷いまくったときに広場挟んで逆サイドの写真。(コーヒー屋はこちら側にある)

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店内はレトロな感じで台湾土産に持ってこいです。価格も高くない。
POPEYEの台湾特集でも紹介され、どうやら上野公園のTAIPEI PLUSというイベントにも出店していたらしい人気店。閉店間際にも関わらず客足が絶えない店でした。

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フェア中だからか、同じ店の人が外に別ブランド商品売ってました。めちゃくちゃかわいかったけど利用シーンが思いつかなかったので我慢。カバンめっちゃ可愛い。可愛い。


12.台南秘氏咖啡

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さきほどの雑貨屋から広場を挟み逆側にあるレトロなコーヒー店。
めちゃくちゃ混んでたので外からしかのぞけなかったが、めっちゃ可愛かった。


13.神農街

先ほどの國華街三段から西にいくとインスタ映えで有名な神農街。
力尽きてスキップしてしまったが、今見るとめちゃくちゃ近いのでぜひ寄ってってください。


14.丹丹漢堡(成功店)

神農街に行かずそのまま北上し、台南にしかないといわれてるハンバーガーチェーン店を覗き見た。めっちゃ混んでる。明日起きれたら朝行こうと思った。(もちろん起きれなかった)

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15.ホステル:158棧

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今回は疲れてたのでホステルは選択肢になかったけれど、めちゃくちゃおしゃれで気になってた。そしたら街中で偶然にも実物を発見。
やっぱりめちゃくちゃかっこいい。。。しかもFacebookみると、外からはわからない天井の高さ。かっこいい~~~


16.Bar TCRC

新美街にある古い建物をリノベーションしたバーで、アジアのベストバー50にランクインしたバー。今回下戸一人だったので予約せず立ち寄らずだったのですが、お酒好きな方はぜひに。


17.畢氏酒精 Pista Alcohol

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今回の本命といってもいい賞味期限が18日の新鮮な台湾ビール「18天生啤」のジェラートがあると聞いてやってきた。ちなみに上にも奥にも席があり、ジェラートだけでなくアルコールをゆっくり楽しむこともできます。

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お味は本当にさわやかなビールでした。ビールシャーベット。私はアルコールめちゃくちゃ弱くお酒飲めないのですが、それでも全然大丈夫だったのでアルコールダメな人も安心してください。
苦味も軽くさわやかで、ビール好きな人なら好きかも。

18.無名豆花

今回どーーーーしても台南のレモン豆花食べたかった!!

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というわけで、「無名豆花」の店舗を探したどり着く。お腹いっぱいだったのでテイクアウトにしました。
さっぱりとした甘みのレモンエキスが、疲れた体にめちゃくちゃしみる・・おなか一杯で甘いものが得意でない私でもするりといけました。量は結構あって、湯飲み二回り大きいくらいみっちり入っています。


19.COFFEE TOGO

宿に帰る通りすがりにあったコーヒー屋さん。

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フリーペーパーも置いてあり、満席で静かで本がたくさんあって、日曜夜なのにすごい人気がありました。店員さんも優しく、いい空間にめちゃくちゃ癒されました。あとからgoogleマップ拾えるかとおもったけど拾えなかった。。。

帰り道でみた映画館。

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この色と掲示の仕方が本当に最高の最高。空気がきれいだからか、夜の空の色がザ・濃紺って感じの色で、ネオンがまたよく映える。

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宿裏の神社?から続く灯り。本当に何でもない路地にもこういう装飾があって、夜は街全体が静かにお祭りが続いてる感じがする。
お祭りが続いている感じといっているのは、日本の夏祭りの後、運営や帰り道の人などが外を歩いているような懐かしい高揚感を覚えた。自分の近くは静かなんだけど、やや遠くで誰かが起きてて活動している気配を感じるような、心地よいざわめきというか。
日本の夏祭り感は繁体字と街や灯りの暖色系の色、建物の低さや木造感、住人がアジア人という点が感じさせると思うんだけど、ちょっとした郷愁というか懐かしさを覚える。多分三丁目の夕日を彷彿とする人もいるんじゃないかな。どこか半分夢の中のような、とても素敵な夜でした。


20.郭家粽

仕事でトラブルがあり、朝まで仕事してたので全然時間がなくなり、サバヒーも牛肉麺も、チェーンのハンバーガーも諦めて仮眠。
でも台南に来たのでどうしても何かは食べて帰りたく、宿から近めの粽屋に。どローカルなのか、市場?的な店がいくつか集まっている一角の店。
店員さんの対応からも、あまり旅行者が来ない感じ。

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こちらの肉粽を注文。
スープはいるか?と言われたけど要らないと伝えた。粽にスープって何??と思っていたら、

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濃厚なオニオンソースみたいなものをかけてくれて、めちゃくちゃ美味しかった。正直台南の中で一番美味しかったかもしれない。
粽ってこんなに美味しかったのか〜!と感動してたら、隣のおじいちゃんが爆音で君が好きだと叫びたいをかけ始めた。台南でもスラダンは人気。ゆるい。天気も最高にいい。こんな素敵な朝があるだろうか。


21.55688

そうこうしてるうちに新幹線の時間がやってきた。通信無制限SIM買ったのをいいことにその場でタクシー配車アプリをインストール、登録、呼んだ。
なんとなく漢字読めると思うので、よければぜひ。
駅まで400元くらいでした。

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こんな感じ。難点は繁体字じゃないと行先を検索できないけど、キーワード入れてくと有名なランドマークは検索候補で出てくるので大丈夫!
難しければコピペ!


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台南は気候もいいし、ご飯美味しすぎるし、バーもたくさん、夜も遅いし朝も早い、レトロで風情のある街並みと素敵ポイントづくしで、もう一度来たい…と後ろ髪めちゃくちゃひかれながら台北へ出発。最高の台南でした。


心残りの場所たち

ゆっくりカフェめぐりもしたかった。


次回は台北編!台北では月曜休館に泣いたので、美術や本屋を回りたい方は気を付けてくださいね。