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シャンバラ(ガンダーラ)からの贈り物

3/5は、オーストリア第2の都市グラーツで、ダライ・ラマ法王からカーラチャクラの灌頂を8000人の参加者と共に授かった2002年10月21日(KIN136)から、「13の月の暦」のツォルキンがぴったり30回巡ったKIN136(6・戦士)だった。「260×30=7800」なので、ちょうど火星会合周期780日の10倍に当たる期間が経過した事になる。

この日、私はイレギュラーな理由で(自分の都合とは関係なく)実家に行くことになっていた。そこで、移動時用に『精神の考古学』(中沢新一著/新潮社)を手にし、まだ「まえがき」位しか目を通していなかったこの本を読み進めることにした。

すると、そのP35にゾクチェンを求めてネパールを訪れていた中沢が、カトマンズ郊外の国立競技場でゴダイゴのコンサートに遭遇した場面が「ガンダーラ」の歌詞と共に紹介されていた。ゴダイゴのファンで「ガンダーラ」にも強い影響を受けた世代だが、カトマンズでコンサートが行われていたとは知らなかった。

その夜、実家でテレビのチャンネルを適当に変えていたら、何と、BSフジでそのゴダイゴの番組が始まる所であった!それだけでも十分驚きに値するのだが、何より驚いたのは、この番組の中でゴダイゴの海外進出例としてネパールでのコンサートの様子が映し出されたことだった。

僅か数時間前に、『精神の考古学』の中でまさにその場面を発掘し、その場に居合わせたかのような気分を味わっていた私は、あまりのシンクロぶりに興奮しまくっていた。それは、より深いシンクロが何重にも関わっているのを直観したからでもあった。一瞬で気づいたその情報を、以下に少しずつ解きほぐしてみよう。

まず、密教経典カーラチャクラ(時輪)・タントラは、不可視の聖地シャンバラと深く関わる教えである。一方、ガンダーラは玄奘三蔵による『大唐西域記』にも登場する実在した国だが、「生きることの苦しみさえ消える」とか「愛の国」といった歌詞からイメージされるその国の(歌の中での)様子は、まるで全国民が悟りに至ったとされるシャンバラをモデルにしているかのようだ。

ちなみに、クリカという私たちの活動名は、そのシャンバラで教えを守る法王の名であり、NPOクリカのチベット支援活動として、ネパールには3ヶ月ちょっと前にも13回目の訪問をしたばかりであった。その折、カトマンズ在住の道友・悟郎さんとウサさんに「マアタ(母なる存在)」という透視能力者を紹介してもらったことを、新刊『自分で感じ、自分で決める13の月の暦』の「あとがき」に書いているが、ちょうど実家を訪れる機会が得られたことで、私は新刊を母(KIN93)に手渡すことが出来た(翌日が古代マヤのツォルキンでKIN93相当の2ベンであった)。

大変興味深い事に、マアタに「あなたが生まれながらマアタよ」と言われたLの誕生日を、悟郎さんとウサさんがまだ東京に居た頃(17年前)、目黒のインド・ネパール料理店「マーダル」で祝ってくれた事があった。実は、新刊のカバーを飾っているパカル王の石仮面が発見された石棺開封の日(KIN123)から「13の月の暦」の260日暦が100回巡ったタイミングに当たっていた2/20(KIN123)に、私たちはその「マーダル」を訪れていたのだ。

そして、私と同じ1969年生まれで、Lと誕生日が同じという、まるで私たちのハーフのようなチベ友Tさん(KIN31)と久々の食事会をしている中で、Tさんが激推ししてくれたのが、まだ出たばかりの『精神の考古学』だったのである。まさに「時の輪(カーラチャクラ)」としか言いようの無いプロセスだ。

シンクロニック・ジャーニー』にも記してある通り、そもそも、私は中沢新一の『虹の階梯』とゴダイゴの「ガンダーラ」によってカトマンズ&シャンバラ(カーラチャクラ)へと導かれたようなものである。グラーツでのカーラチャクラ灌頂満行から30銀河スピンという「時の輪」によって、全ての歯車が噛み合って体験できた奇跡であった。何しろBS番組は実家でないと見られないのだ。

だが、日付を跨いでも興奮は収まらなかった。銀河の月28日、KIN137(7・地球)。この日(7・地球)を「地球の主の日」と紹介している銀河ツール「7:7::7:7」は、その全体像を示す「7:28 立方体ホログラム」においてカーラ・チャクラの教えの構造、「外部世界、内部世界、生成(生起次第)、完成(究竟次第)」を、そのまま「外側、内側、秘密、タート(真如)」という形でトレースしている。

また、『自分で感じ、自分で決める13の月の暦』のP137はツォルキン、P136はサイ時間単位がカラーベージで並んで掲載される事になったが、カーラチャクラ儀式の満行がKIN136、ダライ・ラマ法王の長寿の祈りと砂曼荼羅の拝観が行われたのがKIN137だったグラーツの記憶と、銀河マヤの知恵のエッセンスがこのページになった事の間には、深いつながりがあると思えてならない。なぜなら、このページを選んで配置した訳ではなく出版社サイドの編集の結果としてそうなったものだからだ。

「13の月の暦(ドリームスペル)」では5つのチャクラを、「7:7::7:7」では7つのチャクラを意識するが、P137に配置されたツォルキンは5を、P136のサイ時間は7の時間を示す。新刊カバーにある「銀河マヤの比率5:7」は、端的に言えば、この2つのマトリクスの事を指しているといえる。

「7:7::7:7」の「7:28 立方体ホログラム」では毎月の最終日28日はタート(真如)の究極の核に至る訳だが、それについて何か書いてあったかとパン・ジャパン・ライブラリーの7日間セミナー・第6日「7:7::7:7」を流し読みしてみると、その記述は見つけられなかったものの、思いがけずホゼが語った以下のような文を見つけてしまった。

 “日本では、この先駆者となっている人々がいますが、私は彼らに絶大な信頼を置いています。高橋さん夫妻、間宮さん、小原さん…”
 “パカル・ヴォタンは「9・猿」の位置にあります”

現在、道筋「9・猿」を歩んでいる私にとっては、この記述もまた今日受け取ると、特別な意味を持って響いて来る。そして、この「7:7::7:7」には「パドマサンバヴァの7つの自己宣言」というものも登場するのである。

パドマサンバヴァが「虹の身体」を成就した姿を描いたタンカ(仏画)が我が家にはあるが、この仏画が完成した頃、ダラムサラで(とても面白いやり方で)手に入れた英語の本ののP77に、この7つの自己宣言は記されている。そして、その経緯は『シンクロニック・ジャーニー』に記してある。


小原天迅書「道」

パドマサンバヴァはウッディヤーナからチベットに招聘されたと言われているが、私が「道」という書作品を制作する際に参考にした玄奘三蔵の『大唐西域記』の中にあった地図には、ガンダーラもウッディヤーナも、そしてカーラチャクラが最初に説かれたとされる伝説の地ダーニャカタカ(現アマラヴァティ)も記されている。

ここで、話を前夜のBSフジの番組に戻してみよう。ゴダイゴが画面に現れて興奮した時、何の番組なのかを知るために新聞を見た。「霜降り明星80’s」という番組で、普段ほぼテレビを見ない私は、ホストのお笑い芸人の名前が「霜降り明星」だという事すら知らなかった。それで、今日になって改めてそのメンバーを調べると、またまた驚かされたのだ。「霜降り明星」は、「せいや」と「粗品」からなるお笑いコンビで、誕生日は以下の通り。共に現在31歳である点にも注目したい(57577)。

・せいや:1992年9月13日 KIN88(10・星)
・粗品 :1993年1月7日  KIN204(9・種)

何と、せいやは私の父と同じKIN88であるだけでなく、父からぴったり52年後に誕生しているので、太陽暦誕生日までもが完全シンクロ。その上、初期のピン芸名は「88マイル晟也」だという。「黄色い星」は「明星(金星)軌道」とも対応するので、もしかして「13の月の暦」のユーザーなのか?と疑いたくなるようなシンクロぶりだ。しかも、世代が全く違うのにゴダイゴの大ファンなのだという。それが嘘ではないと思える証拠に、彼のコメントには共感できる所が沢山あった。

また、粗品のKIN204は、シャンバラを探し求めたロシアの探検家にして画家、ニコライ・レーリヒの誕生キンだ!『シンクロニック・ジャーニー』には、彼の終の棲家を私たちが偶然訪れる事になった経緯も記してあるし、パン・ジャパン・ライブラリーのトップページにある3つの赤丸を赤線で囲んだ図は「レーリヒ平和の旗」である!これがシャンバラからの贈り物でなくして、何だというのだろうか。

最後に、「霜降り明星80’s」でスペシャルバージョンの「ガンダーラ」を歌ってくれた、タケカワユキヒデとミッキー吉野の誕生日情報も書き添えておきたい。

・ミッキー吉野  :1951年12月13日 KIN34(8・魔法使い)
・タケカワユキヒデ:1952年10月22日 KIN87(9・手)

1945年7月16日(KIN34)、トリニティサイトで人類最初の核実験が行われたのは「マンハッタン計画」によるものだったが、その否定的効力を反転させるべく生み出されたのが「倫理プロジェクト」であり、その実践に必要な図が新刊P136のサイ時間単位である。尚、「倫理プロジェクト」については新刊の第7章で触れている。

そして、タケカワユキヒデが生まれたKIN87からぴったり36日後のKIN123に、パカル王の石棺が開封され、新刊の表紙を飾っている翡翠の石仮面が発見されたのである。KIN36(10・戦士)は山岡鉄舟の誕生キンで、今夏迎える私の次の運命の道筋でもあるが、今朝、実家から『「氣」の威力』(藤平光一著)という文庫本を持ち帰ったのは、その鉄舟の命日にちなむ一九会に、藤平氏が関わっていたのを再認識したからでもあった。

読む方にとっては意味不明な情報が多いと思うが、これは私の記憶回路(スユア)を活性化し保持するためのものでもあるので、その点については多めにみていただければと思う。(D)

銀河の月28日 7・地球(KIN137)

追記:銀河ツール『時間の法則の20の銘板』の「ひと月=1キン」の数え方では、記事をUPした翌日から始まる「太陽の月」全体が、何とKIN87に対応する!つまり私が新刊記念イベントで全国を巡る「太陽の月」の28日間は、タケカワユキヒデ月間、そしてガンダーラ月間とも言えるだろう。

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