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タイで一緒に暮らしていた猫ノラ夫がFIPという病気になったので状況を記していく

こんにちは。Kumi-Logというブログを書きつつ、海外を2014年から放浪しているくみです。
一緒に暮らしていた猫がFIPという病気になりました。
(有料コンテンツ扱いになっていますが、文章はすべて無料領域にあります)

コロナ禍で知り合ったなつこいストーカー猫ノラ夫

ノラ夫について。
コロナ禍ではタイに2年間留まっていて、その間にひとりの猫と知り合いました。(ちょっとnote書いていこうとした形跡が過去にあります…)

その猫ノラ夫は大変人懐こいというか、私にすごいストーカーをしてくる猫で、夜は玄関先で寝て出待ち、昼は私をつけ回しすきあらば足元に座り「あなたの猫ですよ…?」アピール。

肚を決めて面倒を見ることにして家に入れたあとは、朝ねっとりと鼻を噛んでくるは、床ドンしてくるわで、本当にこいつ猫なのかな?という振る舞いをしてくるエロ猫だったんですけど。

床ドンをして迫ってくるノラ夫
おやすみからおはようまで優しいまなざしで私を見つめるイケノラ(イケてるノラ夫)
ある朝のいちゃつき
初めて部屋に入れた日、幸せそうな顔で抱きついてくるノラ夫

私は外国人なのでずっとタイにはいられなくて。
コロナ禍の特例も終わってしまいました。
それで滞在期限が切れたので現在タイを出ていまして。ノラ夫のために来年1月に戻る予定でいました。

ノラ夫がFIPという病気になったという連絡が来る

しかし、ノラ夫の世話を代わりにお願いしている猫好きのご近所さんから連絡があり。
入院しているクリニックから、ノラ夫がFIP陽性だと言われたそうなのです。
(ノラ夫はFIV陽性で口内炎がひどいので毎日痛み止めなどの投薬が必要で、私が不在時に症状が酷い時はクリニックに入院してもらって治療してもらっています)

FIPとは…?
ノラ夫を保護する時に、FIV(猫免疫不全ウイルス)やFeLV(猫白血病ウイルス感染症)のことは調べたんですが、FIPというのは初耳です。

検索した私の目に『致死率100%』や『無治療なら2週間~で急死』といった恐ろしい言葉が飛び込んできます。
ご近所さんは聞いた当日眠れなかったそうです。

FIPとはFeline Infectious Peritonitis、猫伝染性腹膜炎というらしいです。猫腸コロナウイルスという比較的無害なものが突然変異し、強毒化したウイルスが引き起こす病気なのだそうです。

https://www.tarumioasis.com/%E7%8C%AB%E4%BC%9D%E6%9F%93%E6%80%A7%E8%85%B9%E8%86%9C%E7%82%8E%EF%BC%88fip%EF%BC%89%E3%81%AE%E8%A8%BA%E6%96%AD%E3%83%BB%E6%B2%BB%E7%99%82/

FIP治療について

検索して出てくる情報にある通り、FIPは少し前まで不治の病扱いだったらしく、致死率は100%・安楽死という言葉まで載っているソースもあります。
しかし近年、日本では未認可ながら、特効薬と考えられる薬も出てきているそうです。

不幸中の幸いなのか、ノラ夫を預けているクリニックはFIPの治療経験が複数あり、高価だが治療薬もあるということで、話を聞いた当日に治療の開始をお願いしました。

一本2400THB(約9,300円)の薬を、ノラ夫は少し大きめの猫さんなので他の猫よりたくさん使い、3日で消費するそうです。それを84日間、毎日投与を続けると。
その他に1日インジェクション代150THBと入院費150THB。
検査や診察費諸々も乗ってくると思うので、おそらく治療費は50万円前後になるのではないかと思っています。

薬は日本語の情報で出てくる日本未認可薬のMUTIANという薬なのかなと思っていたんですけど、ご近所さんに送ってもらった写真を見たところ『BASMI FIP』という薬で、検索するとマレーシアの情報が出てくるのでマレーシアで作っている薬なのではないかと思います。
https://www.basmifip.com/collections/items

FIPの情報を検索したところ、日本では200万円くらいかかるらしく、クラウドファンディングがポツポツ立っています。
50万円ということは、タイはむしろ安い…?これもまた不幸中の幸いかもしれません。

これくらいなら今なんとか払えそうなので、問題はお金ではなく、
治療で果たして寛解するかどうかと、
私がいつノラ夫のもとに迎えるかなんですよね。
私と居るときのノラ夫は本当に幸せそうで、FIPもFIVも免疫力に関係する病気でストレスが大敵なので、私がノラ夫のそばにいたほうが絶対にいいんですよね。

私といる時の幸せそうなノラ夫
甘えんぼうモードのノラ夫

ノラ夫を応援してくださる方へ

なのでお金のことは本質的な問題ではないのですが、
ノラ夫を応援してくれる方の気持ちを受け止める先として、このnoteとKo-fiをセットアップしておきます。(タイのQRコードもあります)
Ko-fi:https://ko-fi.com/kumilog

応援していただいた方にはささやかな(本当にささやかな)お礼として、Google Photosでノラ夫の写真アルバムを作って共有しようかと思っています。現在はFBで友人限定でしか作っていないので…

私がいますぐタイに戻れないのは、今年もう180日近くタイに滞在してしまっているのと、コロナ禍で長い間とどまっていた外国人の再入国に対して現在タイは大変厳しくなっているので少なくとも来年まで待ったほうがよかろうという判断のためなのですが、
私はコロナ禍前まで各国を転々としていた人間であり、正直タイに戻るのは100%ノラ夫のためなので、入国拒否を恐れて躊躇してその間にもしノラ夫が亡くなってしまったら…、元も子もありません。
悩ましい…。

人懐っこいと書きましたがノラ夫はけっこう相手を選ぶ猫で、彼が避ける人間も多く、私はなぜか知らないんですが最初から絆値マックスで、部屋にすごく入りたがっていたし、一緒に過ごしていると本当にリラックスして幸せそうでした。

リラックスのあまり局部丸出しの謎のポーズで寝るノラ夫
最初から謎に私のことが好きでした

なので私が戻って彼のそばにいることが間違いなく一番の特効薬だと思うんですよね…。

というわけでお金はなんとかなりそうではあるんですが。
お金はまた稼げるけどノラ夫の命は戻ってこないし。
あー…。タイ入国チャレンジするかなあ…。悩ましい…。
とりあえず、2022年11月23日より治療を開始してもらい、一週間程度の経過観察の報告を待っているところです。

ノラ夫 応援の寄付窓口

ノラ夫とまた生きて会えますように。

同じ病気に苦しむ方たちのために、経過もなるべく書いていこうと思います。
猫を、それも病気の猫を国移動させるというのはちょっと現実的ではないかもしれませんが、タイのほうが治療費が安いというのであれば、日本からタイに来て治すという選択肢もありなのかもしれないし。
今の私も、50万円ならなんとか払えますが、200万円なら物理的に無理だったと思う…。
早く色んな治療法が開発されますように…

▼寄付のため有料設定をしていますが、ここから先は文章はありません。
ちょっとノラ夫のスーパーかわいい写真を探して貼り付けようかな…

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