ようやく休みを取ったのに、不意打ちくらって予定がすっ飛んでしまった。永久に。

何かしないと悔しいので、せっかく近くに越して来たのだからと、妖怪を探しに来た。
民話の故郷、遠野である。

まずは座敷童子を探しに早池峰神社へ。

座敷童子どころか人っ子ひとり居なかった。
密を避ける意味では最高。
気温は死ねるレベルで高いはずなのに風が心地良い。心なしかフワッと良い香りがしたような気がした。この匂い、絶対知ってるけど思い出せない。何だっけ？
私が纏っている虫除けの匂いでも日焼け止めの匂いでもない。何だっけなぁ…

ところでここにくる道中に、「パワースポット◯◯」という看板が道路沿いに出ていた。
パワースポットって、他者が評価するものであって自称するもんじゃないのでは……

森林浴気持ち良いなぁ。敬愛する鈴木佑さんも言ってたけど、森林浴はメンタルにとても効果があるそうな。
涼しい風に吹かれて散歩してると、余計な事を考えなくなる。きっと瞑想と似たような効果なんだろうね。瞑想は苦手だけど、森林浴は五感が刺激されて好き。特に匂いだけは現地じゃないと感じられないものだから。

次はカッパを探しにカッパ淵へ。
ひっそりとした小川に胡瓜が仕掛けられててとてもシュール。

あと、お社が有ったんだけど、

誰？？

一瞬、水木しげる先生かなと思ったけど、右手でピースしてるって事は違うよな…？？

そしてコレ。

カッパこま犬。

私はナガノ先生のもぐらコロッケが大好きなんだけど、語感が似ててツボった。

最後は八幡宮で御朱印もらってきた。
密かに御朱印を集めているんだけど、まだ６箇所でしかいただいて無いので趣味と言うにはおこがましい。あと、引っ込み思案なのでなかなか言い出せない。

「御朱印いただけますでしょうか？」

この一言がなかなかハードル高いのだ。
ましてや社務所に常駐してないなら尚更。
それも含めてご縁だと思うようにしている。
ご縁があれば御朱印をいただけるだろうってスタンス。スタンプラリーじゃないからね。

ここでも同じ香りがした。

なんだっけなぁ〜、汗かいたので風呂入りたいなぁ〜って考えてたら思い出した！

温泉！てか、檜風呂！むしろ檜！

檜の匂いだ、コレ。
檜っていい匂いだね。
風呂じゃなくても癒されるわ〜

しばらくルームフレグランスは檜にしたい。

何言ってるか分からないと言われたショックも大分癒えた気がする。大人になったら学歴とか知能の差って少なくなると思ってた。映画も本も見ないって言ってたな。難しい表現使ってるつもり無いけど、それでも語彙力違いすぎて会話が成立しなかった。自分のこと頭良いなんて全く思わないのになぁ。まぁ檜の匂いに気がついたからもういいや。今日は良い一日だった。

パワースポットは伊達じゃなかった。