2014年、日清のカップヌードルにトムヤムクンが登場してからというもの、トムヤムクンヌードルが好きで食べている。
フォーではなく、ヌードルが好きだ。
トムヤムから始まり、グリーンカレー、ガパオ、パッタイ、カオマンガイといったメジャーなタイ料理も好むようになったが、一番はトムヤムヌードル。
辛いものも酸っぱいものも好き、エビ、エスニック、うまい、好き。
好きな理由を書こうとしたのに文章化することを早々に放棄してしまった。
バカになるうまさと中毒性があるトムヤムクンヌードル。
パクチーとはトムヤムで出会い、付き合えるようになりました。

しかし地方で食べられる場にはなかなか巡り会えない。
なので東京に遊びに行くとトムヤムヌードルを食べるのが楽しみの一つになっている。目的の一つと言ってもいい。
友達にタイ料理が食べたいとリクエストしては連れて行ってもらい楽しんだが、友達が大井町に住み始めてからはクルン・サイアム大井町店に好んで行っていた。
いろいろな店で食べてみたい気持ちはあるが、毎回が久しぶりの東京滞在。おいしいと分かっている場所があればまた食べたいと足を運んでしまう。
大食いではないので食事回数には限りがあり他メニューが食べられない無念さ。
あちこちに専門店があって、競い合っておいしい、その点は都会が羨ましい。

「ベトナムとタイどっちがいい？」
2018年、友達をタイ料理に付き合わせているうちに海外旅行に誘われた。
飛行機は落ちると思っているし海外も別に行きたくなかったが、私と行きたいという友達の有り難さを無下にできず腹を括った。
その二択ならタイ料理が食べたいので2泊3日のタイ旅行が決まった。

タイ旅行の詳細は割愛して、トムヤムクンヌードルの話だけをする。
本場のトムヤムクンヌードルは現地で手に入る食材が入っていて、この硬い筋張った物は食べるものなのか？？などと戸惑いながら食べ進めた。
食べられないものかも？という選別を口の中でしながら食べるのであまり味わえず寂しい気持ちになる。
2日目の夜、ようやくフォーではなくヌードルの方を食べることができた。本場でトムヤムヌードルを食べることができてただただ嬉しかった。
どうやら日本人に人気の店だったようでメニューも分かりやすくほっとした。
帰り、私は海外旅行に対して軟弱な人間なので、たった2泊3日のタイ旅行、帰りの空港で高めの金を払い日本食（茶漬け）を食べた。
言葉も分からないのに1人で海外旅行を楽しむことができる友達は空港でも最後までタイの食事を楽しんでいた。
私はたった3日間で異文化の食に疲れていた。
タイに行って分かったのは、私は日本で食べるタイ料理が好きということだ。

しかし最初に話したように、地方ではタイ料理になかなか巡り会えない。
どこかの店で出したとしても、作ってみました！というそれっぽい感が拭えない。
これじゃないトムヤムヌードルを食べながら、あぁ東京に行きたい、とこんな時だけ切実に思う。
なので日清のトムヤムクンヌードルには長くお世話になっているのだが、セブンイレブンで「一風堂トムヤムクン豚骨ヌードル」しかも日清！が冷凍食品で出ていた。昨年秋のこと。
パッケージデザインも期待させてくる、フクロタケも入ってるんですか？
早速買って食べた。

めちゃくちゃおいしいっ。

ありがとう。ありがとうございます。
地方にいても満足いくトムヤムクンヌードルを食べれるなんて、しかもコンビニで気軽に買えるなんて。ありがとうございます。

大満足な食べ応えのこの商品、食べたくなり買いに行ったがセブンでもヨーカドーでも売り場から消えている。うそ？もう終売？まだ2回しか食べてないのに？？？
（辛いものは好きなのにお腹が対応しておらず食べると必ず下すため私にとっては日を選ぶ食べ物だった）
急ぎツイッターで検索すると今も買って食べている人が存在する。
終売ではなく周囲の店で売ってないだけだとしたら探しに行くしかない。
コロナ禍で東京に行く気になれない今、頼りの綱の日本製大満足トムヤムクンヌードルを求めて市内を彷徨うのだった。

追記：無事、別のセブンで買えました。定番化してくれますように。