うつろいゆくもの

ひとつの木でも葉の色はそれぞれ違う

形も違う

大きさもみんな違って

そして
その葉は散って
その時にしか出会えない。

まさに日々のあわのように

浮かんでは消えている。

だから、あそぼーよ。

今をあそんでみてもいいよね。

好きなら好きって言えばいいじゃん。

嫌いなら嫌いって言えばいいじゃん。

そんな単純な話ではないらしい。

心って複雑ですね。

その嫌いだか好きなんだか

なんだかぐちゃぐちゃの心で

今はいいんじゃないのと思う。

でもどうせ渡すなら

あたたかい気持ちを

渡したいものです。

だって自分はそうされたら

うれしいから

絵を学んでいる。
風景画を描くことになって
お友達に譲ってもらった
羽を使ってみる。

それはとても立派な羽で

お友達は「なんだか生々しくて」と
ためらっていたが

私はなかなかどうして
大層なものを頂いてしまったと
喜んで消しゴムかすをはらいのけてみる。

お腹がすいては戦はできぬ。

おばけのパンは
ハロウィンの時期であることを
ふと思い出させた。

うおー
うまく描けないぜと思いながら
新宿御苑を後にした。

1日目、仕事のことでへこみまくっていたから
全然鉛筆が動かなかった。

「葉っぱをもう少しね」
と講評で言われる。
おっしゃるとおりでございます、と
心の中で思う。

お友達に本を送った。

読んでいてその人のことがたくさん思い浮かんだから、勝手ながらに送らせてもらった。

すると、喜んでくれたようで
素敵なお返事を頂いた。

人に物を渡すのって難しい。

気持ちもそうだけども。

でもけっこう直感でやってしまう。

そして私のまわりはみんな
受け取り上手なのだ。

私もそのような人になりたいと思う。

受け取れる分の余白はいつも開けておきたいなと願う。

夫がおまんじゅうを私と娘に買ってきた。

夕方仕事帰りに買ったので、30円値引きのシールが顔の真ん中に貼ってあったのをぷりぷりしながら外していた。

「せっかくのにこにこ饅頭が台無しだよ。こんな値札がついて」

どこにも「にこにこ饅頭」なんて書いていないのだが、夫の中ではにこにこ饅頭ということになっているらしい。

思わず笑う。
確かににこにこ饅頭だなと思う。

辛いときはこのお饅頭を思い出そう。

きっとにこにこになれる。

今はそんな予感がしているのだ。