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2023年BEYOOOOONDSの魅力について考えてみた


はじめに

こちらは「ハロヲタブログAdvent Calendar 2023」20日目の記事です。


 個人的に、2023年のハロプロまわりの一大トピックスといえば「元モーニング娘。加賀楓の帝劇ミュージカル進出」と「元アンジュルム笠原桃奈の日プ出演・デビュー決定」
だったように思います。若くしてグループを卒業してステップアップしていった彼女らの勇気と努力に驚かされ称賛する気持ち、応援する気持ちと同時に、もう少しこのハロー!プロジェクトというムラの中で叶えられる夢は無いものだろうかというもどかしさを感じてしまったのでした。

 4歳のころにはカラオケで「もいちどすきって きかせてほしい」と歌い、6歳のころにはモーニング娘。になりたいと思うも「自分はブス」という呪いでキッズオーディションを諦め、初めての推しは加護ちゃん、チェック柄や厚底スニーカーに憧れ、数年後プラチナ期に再度どハマりし、制服で現場や今はなき渋谷のハロショに通うガキさん推しのイキった高校時代送った私もいまやアラサー。現在は里吉うたのさん、そしてBEYOOOOONDSを追っかけています。私の芸能への興味、そして青春は共にハロプロとありました。

 いまやBEYOOOOONDSはハロプロで一番平均年齢の高いグループなんだそうです。BEYOOOOONDSの今後を考えると心が少し傷んでしまうのはどのオタクも同じでしょう。「眠れる森のビヨ」のテーマが今になって更に響いてきています。永遠になればいいのに。ハロプロが大好きだからこそ、BEYOOOOONDSが大好きだからこそ、夢を追いかけるメンバーたちにとってどういう未来が最適解なのかわからないですし、私はただ一介のオタクでプロデューサーでも何でもないのですが、微微力ながらもBEYOOOOONDSの輪を広げることができるように、まずはBEYOOOOONDSの魅力についてまとめてみようと思った次第です。まあビジュアルが最高なのはさておきね。今回は主に楽曲、パフォーマンス、雰囲気という観点で考えてみました。
はじめにだけで原稿用紙2枚分書いてるのヤバくない?

楽曲編

ここ数年の楽曲性

 2022年リリース3rdシングルから「英雄~笑って!ショパン先輩~」、「HimeFes2022」、4thシングルから「夢さえ描けない夜空には」「BEYOOOOOPHONIC」にかけての流れが顕著で、「クラシカル」で「ノーブル」、「ハッピー」でそれでいて「エモーショナル」(横文字過多)っていうのがここのところのビヨの楽曲性、と感じています。

クラシカルをもたらした小林萌花

 ショパン先輩のきっかけが2021バースデーイベントのピアノ披露だったということからもやはり小林萌花がもたらした影響というものは本当に大きいものだと思います。マジで。
これは彼女がただピアノが上手いだけの女だったら成し得ていないことだと思っていて、大好きなピアノとアイドルどちらも諦めていないからだと思うんですよ。ほのぴの凄いところって
まずアイドルをやりながらもめちゃくちゃピアノへの向上心を持ち続けていて、さらに自身のピアノ愛でグループに貢献しようって100で思っていて、しかもちゃんと成果としてそれを出しているところだと思うんですね。TEPPENまじで大号泣だったんだよ、我。「ビヨのピアノ上手い子」という言葉だけでは伝わらない強さとアツさがあるよね。それでいてビジュもめちゃ×100いいんだから。めちゃめちゃ世の中に見つかってほしい、小林・・・。

ビヨメンが元から持つノーブルな雰囲気

 ただこの楽曲性がビヨにめちゃくちゃハマったのはほのぴ一人のものではなくて、なんかそういう高貴な感じが似合うメンバーが多くないすか。年齢感もあいまってなのかな。お写真上がった時に「西洋宗教画か・・・?」と思うんですけど。ほのぴもそうだけど一岡さんとか、島倉さんとか、高瀬さんとか、平井さんとか・・・。平井さんのクラシックバレエや宝塚への好きへの気持ちも全体のパフォーマンスにそういう影響を与えている気がする。美しいんだよ、とにかく。「天使」とか「女神」とか「妖精」とかそういうモチーフがビヨには似合う気がします。大真面目に聖母マリアの正体がみいみだった夢を見たことが本当にある。何を言っているの?

↑背景のウィリアムモリスとの異常なほどの親和性

スパイスとしての清野桃々姫

 ショパン先輩に清野桃々姫のボイパをのっけたのは英断だったと私は思っています。太古の昔からクラシック音楽のマッシュアップは
存在したし、最近K-POPでも流行っているのも見るとそういう大人っぽさをビヨで見たい気持ちはありつつも、ももひめのパフォーマンスが生み出すポップさは唯一無二で、この化学反応がビヨのハッピーさを醸成しているように感じます。散々クラシカルだノーブルだといったものの、2023年春夏ツアー・武道館公演「NEOBEYO」のかっこよさと楽しさは本当に桃々姫ありきのものだったよね。ボイパもトークボックスもほのぴとはまた一味違うBEYOOOOONDSのカラーとなっていて、ひめのパワーはビヨの太陽だな、と強く思っています。

グルーヴィー担当里吉うたの

 ビヨのダンスの2台巨頭みようーですが、前述の通り美葉ちゃんは重力を操りダイナミックかつしなやかなダンスでBEYOの上品な美しさを底上げしているのに対し、ビヨのグルーヴィーでかっこいいの部分を担っているのは我が推し里吉うたのだと思っています。つばきでいう岸本ゆめのさんの部分。え?違う・・・?多様なジャンルの音楽をダンスで磨き上げてきた
経験のあるうーたん。ジャネットジャクソンが好きって言ってたし。いつも好きな曲をあげると一番グルーヴィーなの挙げてくるし。つんく♂の当初のハロー!プロジェクトのコンセプトとして「ブラックミュージック×歌謡曲」というのがあったということを言っていた気がするんだけど[要出典]、実際うーたんには初期ハロプロの曲が意外なほどよく似合うと思って
います(みようーリサボヤの亡霊)。昨今の音楽的な流行りはもちろんありますが、流石ハロプロというべきか意外とBEYOにもグルーヴィーな楽曲はちょくちょくありますよね。特に1stアルバム前後色んなジャンル歌わせてみよ!の時期はとってもわかりやすかったけど、「虎視タンタ・ターン」「Hey!ビヨンダ」がライブでの人気曲であることを鑑みるに、また一つビヨらしさとして確立していて、それをただアイドルが歌って踊っている以上に説得力を持たせているのはうーたんのパフォーマンスだな、と勝手に思っています。推し語り激しい!ごめん!でも好きなんだ!君が君として生まれてきたことって素敵だよ・・・!

他推しの方も今日1回はうたのに注目して観てくれよな

BEYOOOOONDSのエモーショナルさ

 なんにでもなれる彼女たちはライブでも作りこみがすごくてBEYOOOOONDSという音楽の妖精さんとして私たちにお芝居しながら届けてくれている感じがほかのグループさんに比べてかなり強い感じがするのですが、そのくせちょくちょく現実の歌を歌ってくれるから、落差で心がぐちゃぐちゃになるですよ。わかります?「伸びしろ~Beyond the World」、「フレフレ・エブリデイ」、「オンリーロンリー」、「夢さえ描けない夜空には」あたりがそうです。そうですよね?(圧)BEYOOOOONDSという世界の中でそこに関わる人たち同士で伝えたいことを急にビヨちゃんたちが歌うんですよ。そんなことあっていいんすか・・・?そのあたたかさと優しさと儚さに心が震えてしまうんですよね。里吉うたのさん「なんでこんなに泣いているのか私にはさっぱりわかりません(泣)」、ここがやさしい世界だからです。だからオタクもひとにやさしく。仲良くするんだよ(自戒)。


BEYOOOOONDSの寸劇

 当たり前すぎて挙げなかったんですけど、当たり前にコミカルなビヨ劇場もやっぱりビヨ楽曲の魅力かなと思います。非オタの人の中には苦手という人もいるんでしょうけど・・・。
 でもやっぱりあのコミカルさを表現させたくてしょうがなくなってしまうメンバーがいるんですよ。江口紗耶ちゃんて言うんですけどね・・・。にしちゃんここちゃんゆはあたりもその辺凄く天才だなって思っているんですけれども。なんでだろうな凄くまじめな人たちだからかなぁ。くだらないことでもまじめに本気でやってくれることで生まれる高みというか。
 まあね、最初「Go Waist」を見た時は、「思春期のさやちゃんにこんなことやらせて・・・辛い思いしてないかな・・・」とちょっと思いましたけれどもね。でもMC、配信やYoutube、個別イベントで拝見する江口紗耶さんセンスの塊なんよ・・・。デビュー前からビヨメンたちは表現力があって、だからこそ新セクションは演技とパフォーマンスを中心に~みたいな話があって曲中で寸劇をやる流れができたのかな~とは思うんですが、昔の映像を見返して思うのは、真面目です!なんでも喰らいついてやります!な気概が強かったビヨメン(愛されルートAorB?感)が生き生きとステージを楽しめるようになるためには必要なコンセプトだったかなと思うんです。その上で経験値と余裕を身につけたビヨがやる寸劇はやっぱりファンとしては面白いし、そんな感じなのに「眠れる森のビヨ」なんかを観てしまった時にゃ・・・。前に書いた「ビヨスパイ」の記事に「たぶんBEYOOOOONDSはただがむしゃらに頑張っていくというフェーズを抜けたんだろうな」と言ったことを書いたんですけど(この部分に共感のコメントをしてくださった方が
いらっしゃって本当に嬉しかった)、そういうことを考えるとかわうぃくて面白いBEYOOOOONDS以上のものをもっともっと見たいなという気持ちはファンとしてはやっぱりありますよね。
 何が自分の伝えたいことか迷子になりかけているんですけれども、おもろいビヨは好きだし必要な要素だけど、それ以外も期待してるぜって話。オタクの勝手な妄想ですけど、そういう意味ではもっとドラマ性が高い楽曲やMVがみたいなとは思いますね。私の大好きなK-POPアイドルにRed Velvetという方達がいらっしゃるんですけども、MVの世界が実は
ずっと繋がっていると考察されていて、演技シーンや意味深なカットがとにかく多く、リリースされるとファンは考察祭りになるんです。ビヨのこんなMV観たい。あとクラッシック
サンプリングの曲が多い点やおとぎ話感のあるスタイリングもビヨと親和性高いな、と勝手に思ってます。

 総合して考えると最初、やたら歌のクオリティ高ェけど、なんじゃこれ?とおもった「きのこたけのこ大戦記」の方向に現状ちょっと近いの最初は思いもしなかったナ・・・。あの曲の仲直りパートのうたののパートでいつも泣いちゃうの。あとすげーいろいろ書いたけど著者は「Never Never Know ~コメ派とパン派のラブをウォーズ~」がめっちゃ好きです。なんていうか、キマる(りかちゃんのセリフのうしろで納豆になるところマジで好きだしオタクもなる)

勝手に納豆衣装と呼んでいます

パフォーマンス編

今年はTWO OF USから始まり、個人比ですがビヨ以外のグループのパフォーマンスをよく観た1年でした。グループそれぞれのカラー個性パワーにヒリヒリしました!
ほんと、ハロー!プロジェクトって楽しい・・・!そんな中でBEYOOOOONDSのパフォーマンスにおける強みを考えたときに一番に出てきたのは「緻密さ」という言葉です。

ユニゾンの強さ

  ビヨオタには周知の事実だと思うのですが、BEYOOOOONDS楽曲はハロープロジェクト内、いや女性アイドル界のなかでもかなり音域が広いんですよ。やはりハロプロ楽曲って平均的な女性の音域よりも高めに作られているのですが、ビヨは最高音は保ったままで低さもあるんですよ。高音はトレーニングをすればある程度出せるようになっても低い音は限度が
あります。その部分をしっかり厚く出せるのがBEYOOOOONDSなんですよね~。そしてそれが活かされるパートがちゃんとあるのがビヨ楽曲。ショパン先輩の平井さんのパートには
度肝を抜かれました(さらにそのパートをさらっとこなす紗耶ちゃんに腰が抜けた。そのくせバーイベでは高音をまたさらっと出す。ビヨンダのフェイクはもはや泣ける。)。やっぱこんな
素敵な歌声は素敵に使いたくなるよね。誰だってそーする おれもそーする。やっぱオンリーユーオーデってすごいオーディションだったんだなあ・・・。SeasoningSに感謝。この世界に勇気をもって踏み入れてくれてありがとう。

 あとは周知のとおり、柔らかく雰囲気のある中音組、ハリと華のある高音1組、そして響きを含ませる高音組2組(私が勝手に呼んでいるだけ)本当に元から持っているものだけで
バランスがよいのに、さらに彼女らはステージを舞台を見せられているのかと思うほど恐ろしく緻密に構築してくるのです。これが今年一番感じたほかのグループとの違い。
その分もしかしたら他グループに比べてのびのび感やライブ感は少ないのかもしれないですけども、これは好みの問題かな。BEYOOOOONDSというチームとして、そしてBEYOOOOONDSというアイドルとしてこのステージに立っている感がとっても強いです。
 なんにせよ、「ユニゾン」の完成度がえぐい。自分たちの持ち曲の完成度が本当に高いんですよね。逆にほかのグループの曲を何かのイベントでやった時に(もちろんクオリティーは高いんだけど)持ち曲の恐ろしいほどの完成力を目の当たりにするというか。ちょっとこれはね、特殊だと思います。

群舞の強さ

 私ダンスのことはわからないのですが、「群舞」強いよね?それぞれいろんな個性がある中でやたら揃っているというか・・・。K-POPを見ているとやはりあちらでも群舞が強いグループがあって、動画で検証されていたりするのですが、ビヨも負けてなくない・・・?なんなら揃っていて見ごたえがある振り付けか、と言われるとそういうわけでないことも多いのに(笑)ダンスに詳しい方、是非教えてほしいです。そして細かいカウントで揃ってて迫力がある、みたいな見ごたえのある振りのビヨのダンスもいつかビヨ曲として見てみたいものです。

気を抜かない表現

 あと、ビヨの緻密さを感じるところは「表情」です。元の振りに表情も付いているといったことを花鳥風月の時に他グループのメンバーも言っていたように思うのですが、
それにしても歌ってないところでもどんなときでも何かを表現しているんですよね。ステージ上の情報量がまじで多い。目も耳も足りなすぎる。(あとカスタネットを叩きながらコールは難しい。)ライブというよりショーを観ている気分なんだよね。だから、ビヨはレスを貰いに行くアイドルじゃないんだよ!!!というと誰かに怒られそうですが。しかもみんな自分勝手に何かをしているわけじゃなくて、結果ステージとしてまとまっているのが凄い。このステージを組み上げるチームワークは並じゃないな、、、と素人目に思います。
 もちろんすべてのメンバーすべて技術が完全無欠で・・・というわけではないんだと思います。ただどのメンバーも日々進化し続けているのがやっぱおたくは見てわかるし、お姉さんチームになってきた今、更に緻密に組み上げられたステージを観てみたいという気持ちです。もっと新しい音楽と表現にどんんどん挑戦してほしい。ライブアイドル以上のビヨがみたい・・・。映像作品とか観てみたいかもです。


「やさしい世界」編

 他のグループと比較する表現がありますが、どちらかを上げたり下げたりする意図は全くないです。みんな違ってみんないいなので。

モーニング娘。のよさ

 モーニング娘。やAKB48の世間的な黄金期を目の当たりにしてきたアラサーの私は、アイドルに対してのイメージを改めて考えてみると「キラキラ」しているのと同時に「ギラギラ」していたり若干の「ギスギス」や「ヒリヒリ」が透けて見えるものというように捉えていたところがちょこっとありました。
 モーニング娘。のデビューした頃のプロデューサーつんく♂は30代前半で、ファンのメイン層もそのあたりだったのかな、と勝手に思っているんですけど、時代的にもバブルを経験してきた人たちだと思うので、ガツガツいくぜ!ジェラシー全開!という姿勢がウケたんじゃないかな。21世紀への移り変わり、不景気でも新しい時代を作るパワーというか。やっぱり今でもモーニング娘。はみんなの憧れで、逆境も力に変える強さ、とにかくそのパワーが魅力的だな、と思います。これがハロー!プロジェクトの歴史だなと納得のパフォーマンスなんですよ。

BEYOOOOONDSの世界

 ただ、同じハロー!プロジェクトであってもBEYOOOOONDSの精神性って結構違いますよね。なんかそう考えるとBEYOOOOONDSって別物なんですよね。もしかしたら所謂「アイドル好き」に刺さるグループではないのかも。逆に言うとアイドル好きじゃない人も好きになれるということだと思います。
 象徴的なのは2022年の日本武道館公演での小林萌花さんのMCから使われ始めた、BEYOOOOONDSを取り巻く世界観を表す「やさしい世界」という言葉。ビヨのことを応援している人間では知らない人はいないと思うし、それを感じたことがない人間も存在しないでしょう。それくらいBEYOOOOONDSの空気感は顕著にあたたかくやさしいものです。もうちょっと解像度を上げると、多様性を認めながら、それでいて皆同じ方向を目指して進んでいるということなのかな、と思います。

 もしかしたらデビュー時はそのガツガツ感のなさ(ニシちゃんはあったけど丸くなったねって話が近頃よく取り上げられてますね)から心配されることも多かったのかもしれませんが、

決して向上心がないということではなくて、現状チームで戦っていくことに皆の気持ちが覚悟を持って一致しているんだと思います。

 もちろん個人のチャンスもみなその個性と努力で勝ち取っているし、内心ジェラシーを感じることもあるかもしれないけれども、お互いを尊敬するところがあって、それを口に出してお互い伝えているのをファンですら日々見せてもらえているっていう説得力の強さ。ビヨのMC、全員が素直に褒める言葉をリアクションとして表に出すからまじで何言ってるか聞こえないんですよ。ってことにタワレコカフェで流れていた映像で他のグループは一人ずつ話しているぞ・・・?と気が付きました。バラエティー的にはダメなのかもしれないですけども、私はビヨの精神性がそこに現れていてFCイベントなどでもいつもほっこりしています。

 私はこのビヨのコンセプトにまでなりつつあるこの空気感はとても今の時代に合っているんじゃないかなと思います。

多様性を認めようという時代の中、

初めて 言われた そんなところ褒めるのあなただけだよ 気づけば笑顔になる

伸びしろ~Beyond the World~

 を体現してくれる世界なんですよビヨは。殺伐とした世の中で

ひとりだもの 自由だもの きみはきみだけの夢を生きて つらい時は 手を貸すから たまにはここへ遊びに来てね

オンリーロンリー

君が君として生まれてきたことって素敵だよ もしもそう思えない世界なら今 言葉の切れ端を集めていっぱい君に歌いたい

夢さえ描けない夜空には

ってまっすぐに伝えてくれるんですよ!!!!!(書きながらマジで号泣している)そんなんさ、俺らオタクももそっくりそのまま君らにその言葉を伝えたいんよ。彼女らのやさしさがあってのこの素敵な歌詞で世界観が構築され、そのやさしさに触れて俺らオタクすらもやさしい世界の一員になり、そのやさしさをビヨに返したいと思う。この循環。

愛はきっと愛のまま いつかは還る

循環

ハンドメイドな制作

よくよく考えてみれば、研修生のころから演技力で異彩を放っていた高瀬さん清野さんの所属するグループが芝居を交えた楽曲でデビューし、鉄道好きの一岡さんがリーダーのグループ名がCHICA#TETSUで駅モチーフの楽曲を歌い、ボイスパーカッションにトークボックスまで習得した桃々姫のスキルを余すことなくスパイスとして活かし、プロピアニストである小林萌花に曲中でキーボードを弾かせるに飽き足らずクラッシック楽曲のアレンジで完全にピアノのフィーチャーした曲を打ち出し、遂にはDJみいみのツアーデビューそして海外進出、、。

制作陣の皆様もだいぶ挑戦的な楽曲づくりをされているなとひしひしと感じます。めちゃくちゃ愛があるチームだよなあ。

私の好きな曲に「毎日は手づくりだよね/ハンドメイドホーム/大森靖子」という歌詞があって、BEYOOOOONDSは老舗アイドル事務所に所属しながらもかなりハンドメイド精神を体現しているチームだなと思っています。メイキングとかみていても、まあそりゃ平井さんとかが全体のパフォーマンスの指揮をとっているようではあるけれども、意外だなと思うメンバーも能動的に意見を出し合っているような感じが見受けられるんですよね。ビヨが先輩後輩がない横並びなグループであるというのも一つ要因だと思うけれども、それ以前にそういう土壌なんだろうな。

 今年は高瀬さんが「ビヨンズ黙示録」というウェブラジオをyoutubeのサブチャンネル内で企画し運営してくれていますよね。本当にありがたいし、その心意気に心がホクホクします。高瀬さんのビヨへの愛はマリアナ海溝より深い。

くるみんは出演してくれないのかい?

オタクすらも組み込まれた世界観

 オタクすらこの世界の一員として迎え入れられていることを実感したのは「求めよ…運命の旅人算/夢さえ描けない夜空には」のリリースについて、作曲家の星部先生がご自身のyoutubeチャンネルでお話しされていたことがきかっけでした。

 私は全く関わっていなくて恐縮なのですが、有志のオタクの皆様がハロプロ楽曲を吹奏楽で演奏するプロジェクトにてビヨ楽曲を演奏された動画を作曲家の星部先生がご覧になり、この2曲のコンセプトを決められたとか。その後星部先生が実際に指揮で参加されていて目玉が飛び出そうになった。
夢さえ描けない夜空には

仮にも老舗音楽事務所でこんなことあるんですか…?すごすぎん…?いや、本当に素敵な企画でした…!!!

あとがき

ここまで読んでくださる方はいらっしゃるんでしょうか。本当にありがとうございます。まあよくもこんな勝手なことをぺらぺらと、と思いつつ、我ながらなんでこんなに熱量をもってアイドルのことを考えられるのか、と感心します。
 冒頭に述べたようにこれは私の焦りが書かせたもので、じゃあこういういいところがあるならどうやってBEYOOOOONDSを紹介していったらいいんだろうというというのを考えるための文章です。また、ここで挙げたこと以上にもっともっとビヨの良さはあります。よければみなさんも教えてください。そしてBEYOOOOONDSに伝えましょう。言葉を伝え合う彼女らに倣ってね。
 ビヨのオタクは、なにか表現しようという人が多い気がします。それはやさしい世界の一員として何かしたいという思いと、あんなにキラキラ表現活動をしているビヨをみていると私も何かやってみたい、という意欲を掻き立てられるからかなと思います。一つの原動力ですよね。それが群れていると思われるのであれば🐺君もこっちへおいでよってはなしです。現に私もこうやってこの文章を書いているのですから。

 前回ひとりごとのつもりで書いたビヨスパイの感想の記事が思ったより皆様に読んでいただけて、読んだよ!と直接言っていただけたこともあり、今回もう一度ブログを書いてみようと思います。お声がけいただいて本当にありがとうございました。

 ちょくちょく話を出したのでお察しだとは思うのですが、私はK-POPもちょくちょく追っている人間です。そちらに興味を持ったきっかけが、とあるグループのファンの方の動画を見たことだったんですね。その時、あ、オタクが作ったコンテンツって当たり前のように入口になるんだな、と思って目から鱗だったんですよ。

 私にはセンスがないし、そんな時間もないし、、、とは思って逃げていたんですけど、上で書いた通り「やさしい世界」の循環の中に私も組み込まれたいと思って頑張って書きました。この記事ははじめの一歩のようなものですが、いつか私もだれかを「やさしい世界」とつなぐ活動ができる人間になりたいな、と思います。そんな記事でした。

追記


 一岡伶奈さんのTV出演が良すぎたというのが結構衝撃でした。

一岡伶奈さんの言語センスのファンです。OCHA NORMAのお茶の間さまの言うとおりという番組にビヨがゲストで出た回に、オチャちゃんたちがあまりにバラエティに鍛えられすぎていて、「あぁ…ビヨはこういうの弱いかな…」て少し心が勝手に痛かったのですが、いっちゃんのこのキャラはもしかしてお茶の間タレントとしてやっていけるのでは、、、?とすら思いました。いや、深夜のニッチな番組が更にいい味に仕上げてくれたのかもしれんけど。ビヨは業界人に見つかって伸びていってるところも結構あるからな。是非次は前に出たいと言っていた「タモリ倶楽部」で…!焦らずゆっくり休んで、また元気ないっちゃんの姿を見せてくれたら、オタクはとても嬉しいです。

おわり

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