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ビヨスパイ 感想


・役作り

ビヨ宮がエンタメ性がまた違う意味で高い作品だったもんで、結構全員アニメっぽいというか、わかる!そういうキャラだよね、って感じだったんだけど、
ビヨスパイにおいては「こういう性格でーす!喋り方でーす!ドーン!」っていうのがかなり薄くて、現実の人と初めましてするかのような、「この子はどんな人なんだろう」っていう向き合いが毎回あった。生きてるんだね。みんな。大阪千秋楽カテコでの紗耶ちゃんの様子とブログを読むにそういう発見や感動や成長が詰まった時間だったんだなという確信を持ちました。いやハルカめちゃよかったよね。

高瀬さんと平井さんもうお上手すぎて、表現が深すぎて、逆に前半から滲み出るものが大きくて後半の展開が読めてしまった(笑)

過去の活躍を見てもくるみんが主役を張ると均衡が保てないのなも…と邪推してしまうくらいなのですが、高瀬くるみ座長にみんなが喰らい付いていく作品…観たいです…。

・脚本と尺と表現力について

 かなり丁寧に演出してもらってたときいて納得。感情解放に対する成長をものすごく感じた。もはや彼女たちひとりひとりの深掘りの仕方に対して尺が短くて、舞台上が情報で飽和している!うわ〜!と感じたくらい。表現を緻密に積み上げられる人たちがこの熱量で取り組んでいるからこそ、アイドル演劇としてこれ以上ないところにきたと思うので、(本人たちもアイドルとして芝居していないはずだし)チケットの値段倍以上にして、途中休憩を挟んでもう少し長い時間の公演にできないものか。職業アイドルのみんながこれ以上の時間を舞台に費やすのはお仕事の兼ね合い的に難しいのかな。前提として脚本に対して「あれってどういうことだったんだろう」っていうことがビヨ宮ビヨスパイと多かったなと感じていて。尺足りないからなんだろうけど。ビヨにそこまでの表現力がなければ「そういうもんか」となったことも情報量のチグハグ感というか見過ごせなくなってしまった感はある。考察するのも楽しいけどさ。BEYOOOOONDSの更なる高みがミテェーです。
あと強いていうなら滑舌もうちょっと鍛えたらより良くなるのかな。でもそういうところBEYOOOOONDSのことだからどんどん埋めててってくれるんでしょう。期待。

・東京タワー消失

そもそも西と東の戦争とか、なんならブライダルプランナー件とか昨今の情勢というものを挟み込んでくるな〜という印象だった。東京タワーが消えて壁だけになったのは、なかなか平和とはいえない世界に生きている観客へのメッセージだったのかも、、、。彼らが感じていた苦しみや葛藤が今この世界でも生まれているのかもしれないよね。日々、彼らのように仲間を信じて凸凹道でも歩いていけば、いつかみんなが幸せな世界にたどり着けるかもしれないよね。というメッセージだと勝手に解釈しました。

・「チュウさん」ことアキラことしゅうさん

すみません。11/18昼公演、卓球のサーブスカったの見逃しませんでした。毎回カテコ、下手で夢羽といちゃついていたのも見逃しませんでした。すみません。

アキラ過去について、島倉りかブログとご本人のnoteについて書かれていましたが、東のスパイとリサのこと守っちゃう覚悟があるってよっぽどなにか信念がある人なんだなと思いました。いや〜マジで魅力的だった。

ここから自分語りで申し訳ないのですが、

自分、我ながら第一印象の嗅覚が鋭いというか、人として好きになりそうな人は結構ブレずに感覚としてわかってしまうタイプで。なんか…お芝居とカテコで…ビビッときてしまって…。

そこからこの2週間ビヨメンに嫉妬するほどの大ストーカーに成り果て、結構ディープなnote記事も読み漁り、仕事しながらyoutube配信も片っ端から探してみているところ(本当にごめんなさい)

実は、しゅうさんが在団したころ出演されていた作品いくつか観たことがあったことを思い出しました(友人に紅5の超ファンがいて貸してもらった)急に記憶が追いついてきた。


でもなんか、今の色々な経験をされてきたしゅうさんだから好きかもなって。可愛らしくてお茶目な部分や、ユーモラスな部分や面倒くさい小細工とかあまりしたがらない飾らないところや、ちょっと不器用そうなところも、とても周りをよく見ていて思慮深い方なのかな、というところとか、今のしゅうさんが、ただイケメン!かっこいい、とかじゃなく、私もこういう風な人になりたいなと感じる憧れの女性像をみつけた、という感じです。

こんな出会って数週間の人間が何をわかったような口をって感じですけども。
私も綺麗でオモロくて優しくて、自分に正直でいられる大人になりたいです(アラサー女)

とかしこしこ休憩中に書いてたら特大のがきた。ビヨメンへの解像度高すぎん…?↓

note読ましていただいてるとモーニング娘。ともまだまだ交流あるようで…愛が深い方だな…

いつかまたBEYOOOOONDSと共演してくださいますように!

そして私は毎日しゅうさんと彩羽真矢さんの配信を垂れ流しながら仕事してます。多分次の冬のしゅうさんの舞台行きます。アクスタも買います。バースデーイベントもあるなら行きたいです🙄推し増し😇



てかなんでチュウさんはあんなチャラそうなバーにいたの?たかまる

・我が推しマコちゃん

泣くとすんすんしちゃうのかわいいね。東のスパイが救われる過程のお芝居ではすんすん入らないようにセリフ以外のところはマイク下げられてのか、テーマ曲に入ったら急にすんすんが大きくなって愛おしかった。

 11/11(土)の夜公演、アクションシーン終わるとベレー帽がぺしゃんこになってて本人も気になっているような素振りが感じられたんだけど、次の日の朝公演ではまったく微動だにせず。セットを研究したのかな。里吉うたの味を感じてホクホクした。

らくがき


 過酷な環境の中で自分を見失わず、「やはり自由は羨ましい」と言い切れる強さ。東のミッションに葛藤するリサに対して、恐らくレンよりもブレずに「やって(意訳)」と言える強さ。レンは誰かのためには自分を犠牲にできちゃうまっすぐで心が不器用な人だと思うんだけど、マコは自分を守るために仲間を守るんだ、という感じがした。すげー多分器用で賢い。

任務をもらった時からずっと葛藤を感じられたレンに対して、マコとハルカは自分を守るために(いい意味で)感情が若干抜け落ちてそう。怒りの感情を消し去ってそう。大切なものを取捨選択していくなかでそういう型に本能的に適応しているというか。なんかそれが極限の世界で生きてきた感があって良かったんだよな。あのツナギ着ている時の目に光が無い感じとかさ。やっぱ女は強いんだよな〜。うー自身の性格はけっこうもがいて愚直に試行錯誤するタイプだと勝手に思ってるんだけど。ブログの「自分では無い人間、でも自分にしか演じられない人間
そういうキャラクターを頂いている以上、
ゴールを決めずに最後の最後までマコを突き詰めようと決めてお稽古していました
」これが、超かっこいいなって。

わたしは大阪千秋楽に入れなかったので彼女がカテコでどんなことを話したかはしらないのですが、わたしは推しへの贔屓目もあるかもだけどうーたんの覚悟をめちゃくちゃ感じました。
(この間の25周年FCライブでも感じて泣き崩れた)
たぶんBEYOOOOONDSはただがむしゃらに頑張っていくというフェーズを抜けたんだろうな。すごく高いところに臆せず登っていく推したち、本当に尊敬してます。

やっぱり私は、顔とかパフォーマンス以上に、推しが心を動かしている瞬間に心をときめかせているんだな。うーたんの心がこれからもより色々な経験の中で豊かになっていくことをとってもとっても祈っています。

てかまじアクションすごかった小並感

・ほんっとうに個人的なこと
【マジで個人的なので私のパーソナルに興味ある人だけ読んで】

 なんで突然舞台について偉そーに滔々と語っているかというと、
私は20代前半を歌とお芝居を生業とした人間となる修行に費やしたのでした。本当にお芝居が大好きで表現することが大好きで、マジの貧乏しながら1人で本当にがむしゃらに頑張っていたけど、途中でぽっきり折れてしまって、今はたまーに歌うくらいで何もしてません。

 実はBEYOOOOONDSにどっぷりどハマりしたのが「森ビヨ」で、お芝居をやめて、心も体もボロボロで何もできなかった時期でした。でも、どうしても可愛いビヨちゃん、そして愛に溢れたブログを読んで大好きになった里吉うたのちゃんのガチ芝居を観に行きたくて、音楽すら聴けなくなってしまった私がなんとかカラダを引きずって新宿まで行ったんです。

帰宅して居ても立っても居られなくて、久しぶりにイヤホンをして「元年バンジージャンプ」を聴きました。人生今まででないくらい音が鮮明に聴こえて意味もわからず、一人暮らしの六畳間で号泣した記憶。ちゃんと私音楽が好きじゃん、と少し自分を取り戻せた瞬間でした。

BEYOOOOONDSのパフォーマンスはなんだかいつも私に表現欲・創作欲・平たくいうとやる気、わたしも何かやってみたい!頑張ってみたい!の気持ちをくれます。

歌やダンスももちろんだけど、
バースデーカードのために中学生ぶりに絵を描いてみようかなとか、動画編集してみようかなとか、へたくそでYeah! In the Night! Oh! Yes!愛情で勝負!GO!のマインドは単純に私が歳を取ったからなのか。

ビヨスパイを観ていままでにない感情だったのは、お芝居って楽しいよな!私もやりたい!と気持ちが一周回って帰ってきたこと。たぶんね、ビヨが私なんかが知らないようなお芝居の楽しさ(そして苦しさ)に気づいちゃったんだと思う。

そして私がいいないいなー!になっちゃったんだろうね。でもそれだけBEYOOOOONDSがパワーアップするのを見守れてる俺らビヨオタってマジ凄すぎん…?

正直もうお芝居できることは一生ないだろうな、と思うんだけど、自分の体力が許す限りで、趣味レベルでも表現することをやっていきたいな、という決意を固めました。ウワーなんだこの自己顕示欲の強いおばさんワーとなるとは思うんですけど、もしここまで読んでくれた人がいるなら、これからも仲良くしてくれると嬉しいです。 

一昨日、余興みたいなライブがあって、娘。をはじめとしたアップフロント楽曲を歌い踊ったのですが、近年稀に見る体調の悪さで。でも、いつも表現をする覚悟を推しから感じているので「わたしモーニング娘。だから…」とつぶやきながら、我ながら全力でやり切りました。私のことをセクシー担当だと思ってたであろう後輩たちからは化け物を見るような目で見られました。ゴメンネ。

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