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仕事を楽しめるか、は自分次第という当たり前な話

電子雑誌のflick!10月号が配信され、楽しみにしていた東京女的生活を読んだ。今回のテーマは「なぜ、仕事が楽しいのか?」だ。

これを読んでくださったあなたは、そもそも仕事は楽しいだろうか。あるいは、とてもツライが生活をしていくためには仕方がないことだと考えているだろうか。

実は、僕が以前書いたこんなブログがある。

仕事は、あえて楽しむものだと思う!

このブログを書いたのは、日経ビジネスオンラインのこの記事を読んだからだ。

仕事なんて楽しいワケがない! プロは客に尽くして喜ぶものでしょ 
第74回:日産自動車 GT-R【開発者編】その2

日産の名車、GT-Rを開発した水野さんのお話だが、僕はそもそもこのタイトルが気に入らない。仕事が楽しい、ということを頭ごなしに否定しているのはとても気に入らないのだ。

僕自身、社会人になってからずっと楽しいことばかりか、と聞かれると決してそんなことはない。とても楽しく過ごした前職でさえ、イヤなこともあったし、腹立たしいことも何度もあった。しかし、全体的に見ると、とても楽しかったのだ。なぜか。

仕事をツライと考えることは、実はとても簡単なことだと思っている。給与が上がれば上がるほど責任は重くなり、例えば営業部門なら数字に責任を持たされる。せっかくうまくいっている業務でさえ、あるタイミングで業務改善を命じられ、快適な仕事を変えなくてはいけないことがある。製造業なら、QCとかTQCなどと、今やっていることに変化を求められる。それぞれのことを、すべてツライと考えることは、とても当たり前であり、とてもつまらないのだ。

一方で、仕事を楽しいと考えるためには、仕事に取り組む姿勢そのものを考えなくてはならない。厳しいことを言われても、そのエッセンスはきちんと受け止めるものの、否定はしない。言われた言葉の中から、気分を害する要素があれば、それは軽く受け流して前に進む。

東京女的生活の中では、僕は池田美樹さんとのお付き合いが一番長い。そんな彼女からいろいろと相談を受けたことはあるが、決して愚痴を聞いたことがない。不平不満を口にするのを見たことがない。それはもちろん、東智美さんも、弓月ひろみさんも、だ。

自分にインプットされるものを、良いモノも悪いモノも、一緒くたにまるでところてんのように吐き出すのは容易だが、それは自分自身にとってもいいことではない。特に悪いモノは、インプットされたときよりも増幅してアウトプットをする可能性が高いからだ。

そうではなく、自分のインプットをきちんと濾過して、美しいものだけをアウトプットとして出していく。そんな姿勢が大切だと感じる会話だった。今回は、初めてflick!編集長の村上タクタさんが男目線で参画しているのがおもしろい。ぜひ、時間を見つけて読んでいただきたい。iPad、iPhoneがあれば、Newsstandで購入できる。

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