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情報を発信しないシニアは、発信すべき情報を持っていない

この記事に極めて賛同した。

45歳以下の重役はSNSで自信を持って発言できなければ、もう経営者にはなれない

シニアの言葉の定義は様々で、40代の男女は「いやいや、シニアはもっと年寄りでしょ」なんて思っている、思い込んでいるかも知れないが、自分が10代、20代のころには、「40代なんてオッサンでしょ」と思っていたはずだ。そういう意味では、自信を持って「シニア」と呼んでいいのだと思う。コンサルティングなどは、40代で「シニアコンサルタント」と名乗れない人は仕事をしていくことすら難しくなるだろうし、というのはさておき。

この記事では、「いまどき情報を発信しない経営者や取締役なんてどうなの?」と言っている。写真のリチャード・ブランソン氏をメインに、孫正義社長なども取り上げられているが、いずれも積極的に情報発信をしている経営者だ。トップでないまでも、経営層に参画している人が情報発信をすることには意義を感じるし、逆に情報発信しない人たちは何を考えているのか分からない。どこかの殻に閉じこもっているようにも思えるし、そもそも発信すべき情報を持っていないのではないか、とも感じる。

情報を発信する人たちに共通しているのは、「ずーっと考えている」ということだ。ある瞬間に突然思いついて、ツイートしているわけではないし、フェイスブックに書き込んでいるのでもない。ずーっと考えているのだ。だから、ある瞬間で輪切りにしても話せるし、書けるのだと思う。

経営者や重役と呼ばれる人たちが「公私の区別」などと言っているのなら、とっととその位置から降りるべきだと思う。「考える」ということにおいては、プライベートの時間(考えないという意味で)など存在しない。これは、経営者になって再認識しているが、間違いないと思う。

もちろん、はっちゃける時間があってもいいし、仕事のことを忘れる時間があることはいいことだと思う。しかしそれは、「22時から朝の6時まで」というように、数字で区切れる話ではない。夜中であろうと、ずーっと考えている人は、ふと思いついて仕事のメモを録ることがある、というような。

プロゴルファーの尾崎将司氏(ジャンボ尾崎)が、枕元にサンドウェッジを置いて寝ているのは有名だ。夢の中でいいショットができたら、すぐに起き上がって庭(バンカーがあるらしい)で練習を始めるそうだ。彼は経営者であり、プロフェッショナルだという証でもあると思う。

日本では、外資系企業で情報発信についてルール化されていることが多いが、こと日本企業ではSNSなどは使わない、ということが暗黙にルール化されていることが多い。オルタナティブブロガーでも、社名を伏せている人が多いことからもわかるが、情報発信を良しとしない文化があるようだが、2014年において改めて間違っている、時代に乗り遅れていることは明白だと思う。

この記事にあるように「そんなことをして何の意味、価値があるのか」と考えているのなら、なおのこととっとと引退すべきだ、と強く感じる記事だった。

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