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男女間でリスペクトはできるのか

flick!1月号が発売されている。今回は大々的にingresを取り上げているのだが、ゲームに興味のない人間としては、やはり「東京女的生活」に目が行く。今月のテーマは「異性との友達付き合い」というものだ。

男として、魅力的な女性に言い寄りたくなるのは当然だ。しかし、あまり好きな言葉ではないが、いわゆる「空気感」を無視して言い寄ってもうまくいくはずがない。友達として、あるいは仕事仲間としてはうまくいっていたのに、スケベ根性を出してしまったがゆえに、関係性が壊れてしまうという経験は、僕も若い頃には・・・。(涙目)

これは、いわゆる大企業、有名企業に勤務する人間は、余計に気をつけないといけないところだ。自分が気になる女性が、たびたび連絡をとってくる。「お、これいけんじゃね?」と思い込んだらもうアウト。相手は、男として興味があったのではなく、さらに人として興味もなく、その男が持つ「背景」を利用したかっただけ、なんて普通にあることだ。まあ、これは女性に限ったことではなく、むしろ男同士のほうが露骨に起きることだが。

話を男女に戻そう。僕の初めての上司は女性だったこともあり、またフラットに生きるシンガポールにいたせいか、「男が上」なんて一度も思ったことがない。シンガポールから帰ってきた頃は、女性に荷物を持たせる男性が信じられなかったし、日本企業の女性マネージャーの少なさにも驚いたものだ。かくいう前職も、圧倒的な男社会なわけだが。

女性の中には、上手に「女性」を使う人がいる。セクシーさ、とまで行かなくとも、女性の魅力、女性の可愛さ、さらには甘えを全面に出して「交渉」をしてくる。そしてそれは、彼女の「手段」であって、そこに釣られてしまう男の「性質」を理解している上手さなのだと思う。

我々男は、単純に出来ている(自分で「素直」とか「真面目」とか言いはる男もいるが)ので、ついつい鼻の下を伸ばしてしまい、彼女の目的だけでなく、その先も求めてしまいがちだ。

しかし考えてみよう。自分が逆の立場ならどう考えるだろうか。友達、あるいは仕事仲間として仲良くしていた女性がいて、でも男女間としての意識はない。その彼女から、ある日突然告白されたら。申し訳ないがまったくその気はないし、告白されてもそうはならない。さて、我々男はどうやって断るだろうか。下手に断ると、今後の関係にヒビが入るし、下手をすると仕事もダメになる。二人だけでなく、周りに関わっている人たちにも迷惑をかける。だが、目の前の彼女は真剣に告白をしてきている。

正直言って、すごく困ると思う。そして、今まで親切にしていただけのことを、誤解させてしまったことを後悔するのではないだろうか。そんな思いを、少なくない女性たちは経験しているのだと思うと、この記事を読んで反省すること多し。(汗)世の男性たちも、ぜひ一読して自分に当てはまっていないかどうかを検証するといいと思う。そして、リスペクトすべき相手を思い浮かべるといい。僕もそうするから。

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