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彼は特別で、彼女も特別。自分は平凡?

「東京女的生活」が3本一気に公開されて焦っている。ということで、まずは「東京女的生活 #12」を拝読した。まずは、池田美樹さんのこのひと言。

「あなたは特別だからそういうことができる」って、よく言われる。けど、自分ではナチュラルにやりたいことをやっているだけなんだよね。

ご本人は、「やりたいことをやっているだけ。だから特別じゃない」とおっしゃっている。僕は、これにはYes and Noだと感じる。それを少し整理してみよう。

まず、日本は民主主義であるにも関わらず、出る杭を好まない。自分よりもすごくお金持ちは嫌いだし、かといってホームレスの人に親切にするかというと、それもない。感覚値で言うと、自分の上下左右20%くらいからはみ出る人を快く思わない人が多い。

それを基準に考えると、ナチュラル、つまり自分に自然体で接し、やりたいと感じたことに真っ向から取り組んでいる人は、いったい日本に何人いるのだろうか。

ぴち:私は貪欲とは思ってない。ただ、やりたいことを止められると爆発するという意味で、我慢がないとは思ってます(笑)
弓月:私は貪欲ですねぇ(断言)「やりたいことは、全部やる」って思ってるし「はじめたことは全部お金にしないと気が済まない」タチでして…。趣味だと元とれなくて、もったいないじゃないですか。

どうやら、東智美さん、弓月ひろみさんも、一般的な日本人ではなさそうだ。(笑)さらに、とても同意できるところであり、キーワードになるのかこの一節ではないだろうか。

弓月:”投資に対してリターンが欲しい”という所が一致してるんじゃないですか。それは売り上げでも、達成感でも、皆の笑顔とか、何でもいいんですけど。

投資対効果、ビジネス的にいうところの「ROI」の話だが、それが必ずしもお金でなくていい、とおっしゃっている。これは、一般的な思考を持った会社員では難しいのではないだろうか。というか、こんなことを考えもしないのではないだろうか。

僕たちは、ともすると日々の仕事に埋没し、少しばかりの趣味、我々男なら、ゴルフに行って、ドライブして、あとは家族サービス(最悪な日本語だが、これは機会があれば後日)をして、同僚と居酒屋で愚痴り合い、気が付くと1年、2年と時間が経っているのではないだろうか。

彼女たちは、僕たちとものすごくかけ離れた人たちではない。普通が何か、というのはさておき、ごく「普通」の女性たちだ。唯一違うのは「行動力」だ。一歩踏み出す「力」、その「行動力」を持っている人たちなのだ。

僕たちの周りにも、自らは踏み出さず、こうやって踏み出している人たちを指をくわえて見ている人はいないだろうか。あるいは、一歩を踏み出した人たちを「評論」している人はいないだろうか。自分自身はそうなっていないだろうか。

彼女たちを見て、踏み出すことの大切さに気付いてくれると嬉しいと感じる。

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