成立しない大学は、どんどん統合すればいい

こんなニュースがありました。
私大112法人が経営難、21法人は破綻の恐れ(読売新聞)
僕がサイバー大学の事務局長を務めていた頃は、日本の大学は740校で、その頃でさえ既に400校が定員割れを起こしていて、現在は778校。定員割れというのに増えている。
全入時代になって久しいのに、文部科学省はそこに手を打たず、定員割れの大学に税金を注入し、延命させている状態。

そもそも大学とはなんぞや、というところから考えてみると、自分が教えたいことしか教えず、学生の将来に興味のない老害教授たちには、とっとと退任していただき、教壇に立つ教授は、自分たちのミッションを明確に理解し、遂行できる人たちだけにする。
一方で、研究職の人たちは、しっかり研究に没頭していただき、さらに論文発表に注力していただきたい。
日本の大学が、世界大学ランキングで年々落ちているのは、論文数および論文引用数が圧倒的に少ないということらしい。
であれば、そこを挽回していかないと、どんどんアジアの大学に抜かれていく。(現在は、シンガポールの2大学はもちろん、中国、香港の大学に追い越され、韓国の大学に迫られている状態。
日本の教育の仕組みを変えないと出来ないことは後にして、自分たちの取り組みで出来ることを変えていかないと、優秀な学生たちは、どんどん日本以外の大学に行くことになってしまう。
裕福な人たちが、なぜ海外の学校に行くのかを、今一度考え直すときだと思う。
そして、経営難、破綻寸前の大学は、破綻を待つのか。あるいは、統合により生き延びる道を模索するのか。税金に頼らない道を考えてほしい。

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