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誰を利するか2 - 4連休初日のALS患者安楽死のニュース

7月23日、4連休の初日のNHKのお昼のトップニュースに、【独自】と見出しがついて、以下のニュースが流れた。

『ALS患者の依頼受け薬物投与 殺害か 医師2人逮捕へ 京都府警』

ニュースは最後にも再び協調して流れた。
ネットのNHKニュースでは、【速報 JUST IN 】として流れ、多くの反響を呼び、この話題で持ち切りだ。

内容は去年の11月の殺人事件の容疑者が逮捕されたとのニュース。

この話が反響を呼んでいるのは、殺されたのがALS患者であり安楽死を望んでいたと報じられている事、1週間位前のれいわ新選組の元公認候補の大西つねき氏の命の選択発言が関係あるだろう。

安楽死の問題、障害者の問題として世論が割れているがこれは殺人事件だ。

優生思想に基づく計画的な殺人なのか、金目当ての殺人なのか、同情による自殺ほう助なのか、それは裁判が真実を暴いてくれる事に期待するしかない。

検察も警察もメディアも、権力への忖度・汚職にまみれている状態だ。
裁判が不当でないように、司法が正しく仕事をするように、関心を持ち続けるべきだ。


また、障害者、安楽死の問題としてばかり取り上げられているが、
これは人が自ら死を選ぶ事を望んだという問題でもある

心が折れて人は自ら死を選ぶ。
心が折れる原因を解決する事を目指すべき。
生きる事が難しいのは経済的問題や人間関係や差別、社会、政治の問題。
障害、高齢、貧富に関わらず、誰もが自殺を選ばなくて済むような社会を目指すべき問題。

新自由主義をやめて格差をなくせば問題のハードルは下がる。
差別や社会と政治の問題をクリアすればハードルは下がる。
障害の問題も差別と関わりのある事だ。

矛先を間違って遠回りするとハードルは上がる。
今はハードルが高い状態。

新自由主義も、差別も、誰がその仕組みを作り、誰が利を得ているか。
安楽死の問題にすり替えて誰が利を得るか。

また、ALSが公害病ではないかという話もあるようだ。
ならば原因を究明すべきだ。

これらを考えれば、安楽死の問題が重要な話である事は間違いないとしても、今このタイミングで議論する事ではない。


4連休の初日の7月23日にはこの殺人事件の容疑者の逮捕劇のニュース、
前々日の7月21日には槇原敬之初公判のニュースだ。
その間である7月22日はこのニュースが流れるまで世論の騒ぎの中心だったGoToキャンペーンの強引な開始の日だ。
この殺人事件のニュースはGoToキャンペーンも河井議員もサービスデザイン協議会も吹き飛ばしている所だ。

れいわ分裂、野党分裂の元となっているテーマでやっと沈静化してきた所にまた火を付けられ、GoToその他から目もそらせる。
汚職から目をそらし、野党を分裂させられる、一石二鳥。
今ここに話をそらしたいのは与党、権力とメディアだ。
NHKはやはり政権放送、警察は権力の私物である事の証明だろう。

政治の問題が騒がれるとまず芸能人が逮捕されたり死刑が執行されたりして、元の政治の問題は忘れられがち、つまり目くらましだ。

問題は新自由主義や差別だ。

野党はどうか与党の罠に引っかかって矛先を間違えないで。


#ALS患者が自ら死を選ばなくて済む社会を求めます
#ALS患者でなくても自ら死を選ばなくて済む社会を求めます
#優生思想に反対します
#新自由主義に反対します
#政治とメディアの癒着に捜査を求めます
#政権による警察の私物化に抗議します
#野党共闘頑張れ

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