英語の次に勉強するならドイツ語かフランス語で決まり!
はじめに
この記事では、英語の次に勉強するならドイツ語かフランス語がお得だよ、という話です。大学に入学した際に迷いますよね。ちなみに、私の第二外国語はアラビア語でした。
なぜドイツ語かフランス語の二択なのか?
ドイツ語とフランス語意外にもたくさん他の選択肢があります。しかし、習得のコスト・パフォーマンスを考慮するとこのどちらかを習得するのがお得なのです。例えば、ロシア語を勉強すると興味深い文学作品や論文が読めるようになりますが、文法体系や語彙に対してなじみが薄いため習得するのは大変です。一方、ドイツ語とフランス語を勉強すると、ドイツ語ならゲーテ、ヘッセ、マン、カフカ、エンデ、ニーチェ、ハイデガー、モーツァルト、ワーグナーなど楽しめるようになりますし、フランス語ならバルザック、ユゴー、スタンダール、モーパッサン、ロラン、サン・テグジュペリ、ロシュフコー、ヴェルヌ、メリメ、ヴァレリー、フローベル、デュマなど楽しめるようになります。しかも、習得するのは他の言語(ロシア語、アラビア語、ラテン語など)よりも簡単です。つまり、コスト・パフォーマンスが良いのです。
また、ドイツ語、フランス語で書かれている論文も見かけることがあります。なので、どちらか(両方)読めるととても便利です。例えば、フランス語ですと
Verhulst, Pierre-François (1838). “Notice sur la loi que la population poursuit dans son accroissement”. Correspondance mathématique et physique 10, 113–121.
ですとか、ドイツ語ですと
A. Steiner and M. Arrigoni (1988). “Die Lösung gewisser Räuber-Beute Systeme”, Studia Biophysica, 123(2).
などがあります。両者とも数理生態学分野の論文です。
ドイツ語の特徴
・日常的に使う単語の中には英語と似ているものもあるが、高級な語彙(論文やニュースで使われるような単語)は全然違う
・動詞の活用はそんなに難しくない
・接続法もフランス語ほどややこしくない
・実は、冠詞の格変化は難しくない
フランス語の特徴
・単語を覚えるのがとにかく楽、特に高級な語彙(論文やニュースで使われるような単語)ほど英語と同じ
・動詞の活用がとてもややこしい(接続法とか条件法とか)
・将来ラテン語を勉強する足掛かりになる
ドイツ語かフランス語か?
もしあなたがあまり単語を覚えたくないならフランス語ですね。ただし、動詞の活用は頑張って覚えないといけません。もしあなたが動詞の活用が嫌いならドイツ語ですね。ただし、単語は頑張って覚えないといけません。このへんは一長一短ですね。
おわりに
この記事では、英語の次に勉強するならドイツ語かフランス語がお得だよ、という話をしました。ちなみに、私はアラビア語の後にドイツ語を勉強して、色々勉強した後にフランス語を勉強しました。
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