黒色ベレー帽をかぶった野鳥 コガラ
コガラは、頭部が黒色で、ベレー帽をかぶったように見える野鳥です。
コガラを漢字で表すと「小雀」。まさに、小さなカラ類ということで、コガラにはピッタリのネーミングです。体長約12.5cm。実際は、体長約11cmのヒガラのほうが、小さいのですが、コガラのほうが小さいという印象です。
コガラは食事中にシジュウカラなどが現れると場所を譲るおとなしい性格に思えます。一方、ヒガラは果敢に食事を奪いに突撃するような印象で、また、ヒガラには冠羽があって少し厳つく見えるのも、コガラのほうがヒガラより小さく見えさせているのかもしれません。
コガラは、背、翼、尾は灰色ぽい色。頭は黒色。頬は白色。喉の部分が少しだけ顎髭のように黒色。胸から腹は、白っぽい色をしています。丸い頭部が黒色で、ベレー帽をかぶっているように見えるというのは、コガラの姿を表現する場合によく言われる言葉です。
コガラは、森林に生息していますが、シジュウカラやヒガラと比べると標高が高い場所にいるようです。私の感覚では、標高0mより上にシジュウカラ、ヤマガラ、標高300mぐらいより上にヒガラ、標高500mぐらいより上にコガラというような感じです。よって、コガラは少し高い山に登らないと見れない野鳥です。
標高の高い山では、シジュウカラ、ヤマガラ、ヒガラ、コガラの混群に出会えることもあります。
山にある水場で、コガラを観察したこともあります。
コガラは、一目見ると好きになるような可愛らしい野鳥です。標高が高いところでしか見れませんが、私が観察する山には、頂上付近までドライブウェイが通っていたり、ケーブルカーなどがあるので、簡単にコガラと出会えることができます。
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