プラポ2022 with ゆかちぃ

👒🍁🌸❄️+👘ポートレート

今回のメインタイトルでもありますが
実は色々と情報を盛り込んだものにしてみました。

そもそもプラポに出そうと思ったのは2020年。
(申込み自体は2019年末あたりだったような)
この時からゆかちぃさんとの四季ポートレートを出そうと決めてました。
しかし、コロナ禍による延期に次ぐ延期。
最終的に2022年2月の展示に落ち着いたのは去年の春頃でしたっけ?
その頃には、和装をA0で1枚🖼
四季折々のポートレートをブックで📕
なんて漠然と考えてましたが、
第6波の状況を鑑みてブックはやめて
四季+和装の5枚をA4自家プリント(ピクトリココットンペーパー)
でという形に落ち着きました。
和装は既に決めていたので、四季4枚をどれにするか?
それをセレクトしていく中で、今回のテーマというかこんな展示があっても面白いんじゃないかと思い当たるに至りました。

そのきっかけとして、scenographyという言葉があります。
舞台美術と訳される言葉ではありますが
portrait scenography という事をコンセプトに
自分なりの解釈で表現してみました。

まず、タイトルの絵文字の順番が示すように
今回🌸を1月末に撮り、その2週間後の2月半ばに❄️を撮るということをあえてやりました。

実は桜は春にしか咲かない花ではなく、
秋と冬にも咲く花であるということ。
それを知ってるからこそ思いついた構成でもあり、
写真を見た多くの人が桜=春だと錯覚するであろうことを利用した
『春のない四季ポートレート』
が今回の隠れたテーマでもありました。

単純に面白いだろうなぁってのもありましたが
未だ続くコロナ禍、(更には会期初日に海の向こうの大陸で始まった戦争…)
早く誰もが待ち望む『春』が来て欲しいという願いも込めてみました。
そんなこんなもあって、今回はあえて笑顔や目線ありの写真は展示しませんでした。

今回多くの人が桜=春と思い込んだように、
写真を見る際に思い込みやフィルターをかけて見ていませんか?
みたいなアンチテーゼ的なものを含ませてみました。
(写真以外にも色んな物事に対してもですが…)
それらを排除することによって、
写真ってもっと面白くなるんじゃないか。
見る方も撮る方も。
そんなことも思いながら。
(まぁ、今回はその思い込みやフィルターをあえて利用した見せ方をしてるのですが😅)

もちろん観る側に🌸=春という思い込みがあったとしても
四季ポートレートとして一枚一枚の美しさを単純に楽しめるものにもしたつもりです。
アンケートに「絵葉書みたい」というコメントもあり嬉しく思います。
そういえば10代20代の頃はよく旅行をしその先々で絵葉書を買ってました。
Portrait scenography というコンセプトの発想の元になった舞台に関しても
一時は年間50本くらい観るほどハマっていたし
今回の春のない四季という構成表現手法の発想の元には
自分の好きな東野圭吾的推理小説があったのかもしれません。
そして何より、冬にも桜が咲くということを知っているからこその発想であり
ある意味で趣味でのインプットを最大限アウトプットした展示が出来たんではないでしょうか。

そんな感じで今回のような展示が出来たのも、色々と撮影に付き合ってくれたモデルのゆかちぃさんの協力があってのことなので改めて感謝します。
特に、季節モノの撮影はタイミングがあります。
そのためとりあえず候補日を設定し、いくつか候補地を選び
前日まで天気や🍁🌸❄️の状況を見極めつつ
ほんとに直前によりベストな状態で撮影出来る場所を選ぶ
というなかなか無謀な撮影をこの2年くらいやってました。
👒や👘が雨でないのも
🍁が紅いのも
🌸が咲いているのも
❄️が程よく降っているのも
偶然ではなく、その状態のタイミングに合わせて選んだその場所に
ゆかちぃさんが来てくれたからこそ撮れたものに他ありません。
ほんとにありがとうございます😊

👒逗子市7月
👘鎌倉市10月
🍁稲城市12月
🌸熱海市1月
❄️北佐久郡2月


なんだかまとまりのない初noteとなりましたが
今回の展示のあとがきという形で綴ってみました。
なんだか色々と書きましたが、写真そのもののクオリティはまだまだなので、
その辺は今後も継続して高められたらなぁと思います。

読んでくださり、また会場まで見に来てくださりありがとうございました。

2022年1月熱海にて

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