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身の回りアイテム:時計〜時計を選ぶ際の基準

ここからは実際に選んだ時計をご紹介したいと思いますが、その前段として時計を選ぶ際に考慮した基準についてご紹介したいと思います。具体的には以下の3つの基準を持って普段使いする時計を選びました。

1.  長期間にわたり修理可能なブランドであること・・・良い機械式時計は適切なメンテナンスを行なっていれば、長年に渡って使い続けることが可能です。実際、70年近く前の時計でもコンディションの良いものは正確な時間を刻んでくれます。一方、長年に渡るメンテナンスを可能にするためには、時計メーカーでその時計をオーバーホールできる職人がいることと、部品が破損したときのためにパーツのストックを保有していたり、ストックがない場合でも新規に作ることができる能力を有していることが大事になります。自社で時計のあらゆるパーツや組み立て作業を一貫して行なっているマニュファクチュールでも、部品がなくなると修理を断られる場合があります。そのような思いをしないよう、ずっと使い続けられるという安心感をブランドが与えてくれるか、ある程度、世の中に出回っている時計で町の時計店でも修理が可能なブランドを選びたいと考えました。

2. 幅広いTPOに合わせやすい・・・時計を絞り込む場合、フォーマルからカジュアルまで、なるべく幅広い格好に合わせやすい時計を選ぶことが大事になります。今回、スタメンで活用する時計を2つに絞り込みましたが、その際にはワードローブに残してある40のアイテムを考慮しながら、スーツスタイルでも、普段のカジュアル・ビジネス兼用のスタイルでも合わせやすい時計を選ぶことにしました。その結果、一本は革ベルトのドレス時計、もう一本はステンレスベルトのスポーツウォッチ(ただしスーツスタイルに合わせてもあまり違和感がないもの)とすることにしました。

3. 適切なサイズ感・・・機械式腕時計の全盛期だった1950〜60年代は、時計を駆動するムーブメントの精密さと合わせて、いかに小さく、薄く作ることができるかということが技術力の証左となっていた時代がありました。この時代の時計は男性用でも腕時計の直径が30ミリ前後で、限りなく薄いドレスウォッチが販売されていました。しかし近年、時計はファッションとしての要素が強くなり、ステイタスを表す道具としてもみなされるようになった結果、目立ちやすいデカ厚のものが多く出回るようになりました。一方、私自身は腕が細いこともあって、デカ厚のものをつけると腕時計が街を歩いているように見えるため、あまりに大きいものは選ばないことにしました。私の場合、スーツスタイルに合わせる革ベルトのドレスウォッチは35ミリ前後、スーツからカジュアルまで合わせることができるステンレスのスポーツウオッチは40ミリ前後がベストなサイズ感かなと思っています。

上記の結果、選んだ時計をいよいよ次回からご紹介していきたいと思います。


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