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未完成な民宿 GUEST HOUSE熊野野菜

田舎の築140年以上になる家を買いました。(詳しくはこちら

日本の昔の家は梁や柱がりっぱな木で作られていて、だからしっかりしています。そんな家の壁や床、畳を綺麗にして、まずは「泊まれる」を目指して改装をしています。古く黒くなっていた土壁は白い漆喰が塗られ、ばりばりだった畳は青くできたての香りがする新品になりました。そして一部の床や壁は張替えました。

手を入れれば入れるほど、本当に家は蘇ってきます。長く建っている家には、歴史があって、今度は私がその歴史を引き継ぎます。

この家を私だけが手を入れるのはもったいないなと、思うんです。家に愛着を感じてもらえて、あなたの、第二の家になってもらえないかと、考えてみました。

Guesthouseは稼ぐものではなく
人生に余白を生むモノ。

民泊が緩和されて、日本のあちらこちらに民泊ができました。たくさんの人がビジネスとして民泊をはじめています。最初は、私もこのGuesthouseで少しお金が産めたらいいなと思っていたんです。でも、なんか違うんです。
会社で勤めていた時は、自分で稼いだお金で洋服を買ったり、家電を買ったり、旅行に行ったりすることが、自分の人生で必要だったんですが、今はそんなことがあんまり必要と感じなくなりました。それだけ歳を取ったということなのかもしれません。

私にとってこのGuesthouseはビジネスでやるものでく、人生の余白なんです。お金を稼ぐというより、みんなで家を大切にしていくこと。この場所が少しずつ快適なものになっていくこと。そういうGuesthouseを目指すことで、私にとっても、人生の休憩の場所になってくれたらと思ってます。

だからこのGuesthouseはいつまでたっても完成しません。ずっと未完成で変わっていくんです。

3つの料金形態

Guesthouseは、1つの洋室と1つの和室(2つの和室の仕切りを取って大きく広い和室に!)。家の前には、季節を感じられる縁側や春には花をつける椿、秋には紅葉するもみじがあります。Guesthouse熊野野菜は、そんな四季をおのおので楽しんでもらう為に、1日1組。最大10名の1棟貸しの家。

そしてその家を楽しんでもらえる3つの料金形態を用意しました。

1,お金を払う

他のGuestuhouseと同じように、お金を払って泊まってもらえます。支払ってもらったお金は家のメンテナンスをする為に使おうと思ってます。修理が必要そうな屋根や壁、水回りなど家を継続させるため、その預貯金として、通常の支払いでの宿泊プランも用意することにしました。

2,労働で払う

Guesthouseの周りは、たくさんの草が生えます。特に夏は、そんな草と人間の競争の時期。そんな庭の草を刈る。家の壊れたところを治す。家に漆喰を塗って綺麗にする。Guesthouseのメンテナンスの労働をすることで、家をかわってもらいながら宿泊してもらうプランです。ただ、泊まるだけとは違い、家が自分の力で変わっていくことを感じてもらえると思います。そうすることで、より愛着が湧き、また、戻ってきてもらうことを狙ってます。w

3,モノで払う

Guesthouseを快適に過ごしてもらえるような「モノ」ってたくさんあると思うんです。でも、それをすべて揃えるのはなかなかお金と期間が必要になってきます。だから、泊まる人に快適にすごせてもらえるモノを持ってきてもらう(送ってもらう)かわりに宿泊してもらうプランです。あなたが置いていったモノは、これから宿泊する人たちが快適に使います。そして、またあなたがここに戻ってくる時、そのモノはあなたを迎えてくれると思います。

対象となる「モノ」は、アマゾンの欲しいものリストに「宿泊者からのリクエスト」や「私があるといいなと思うもの」がアップされていきます。それを送ってもらうことで、宿泊のバウチャーをこちらから送付するかたちにしようかと思ってます。

これから・・・

宿泊するところとは別に、まったく手をつけていない土間があります。ここはホームシアターにしようと思ってますが、壁からやりなおさなければならない感じなので、長期戦で臨もうかと。他にもまだまだ、やらねばらなないところがたくさんあります。だから、東京から2時間でこられるここに、泊まりにきませんか?

宿泊した人たちも一緒に作るGuesthouseって、なんだか楽しそうでしょ?

※民泊許可が降りたら、実際に予約ができるようにしたいと思います。もうしばらくお待ち下さいね。


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