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審議委員会の公募委員募集(愛川町日記 2018年1月8日より転載)

6つの審議会で募集



2018年の幕開け。

早速始まったの愛川町の事柄でちょっと気になったことは。

「審議委員会の公募委員募集」です。

僕は昨年もいくつかの審議委員会を傍聴し、実際に公募委員にもなりました。
現在はサポートセンターの運営委員の副委員長ということもあり、仕事との兼ね合いがあり、「今回はどうかな?」と思いながら募集審議委員会を見ています。


今回の募集委員は

愛川ブランド認定審査委員会

公共交通検討委員会

協働事業審査部会

教育委員会点検・評価委員会

生涯学習推進プラン推進委員会

男女共同参画基本計画推進委員会

の6つです。

だいたいどれも、2018年1月1日から募集が始まり、2月の頭くらいが締め切り、募集定員1~2名ですね。
詳しくは町のホームページをご覧ください

各審議会のページもありますので、リンクを付けておきました。
もし、やってみたい方はまずは「過去の議事録」をご覧ください。
話の流れや内容をあらかじめとらえて置くといいと思います。

今回の6つはどれも愛川町にとってソフト面・ハード面で重要な審議会です。

「愛川ブランド認定審査委員会」は段々と愛川町の顔になりつつある「愛川ブランド」を選ぶ委員です。
過去の議事録を見ると認定までの生々しい流れが見えてきます。

駅のない愛川町にとってはお題目の様に唱えられる「交通利便性の向上」。「公共交通検討委員会」ではその「愛川町の交通」がテーマです。前回の審議会では「町内バスの運行状況」を話し合われたようで、この委員会の議事録は町の資料としても読みごたえがあります。

僕が一番注目するのは「教育委員会点検・評価委員会」。
教育委員会(教育総務課・指導室、スポーツ・文化振興課、生涯学習課など)が実施している事業について、適正な執行が図られているか、点検・評価をする委員会です。
愛川町が主催する事業やイベントで、教育委員会が行っているものが結構あります。
例えば先ごろ行われた「町内一周駅伝競走大会」もこの委員会の俎上にあがっています。
委員定数が4という少なさも驚きです。点検・評価する事業が多いですよ、この委員会。

この6つの審議会で公募委員があったというのも驚きですね。
「なにか審議会の公募委員をやりたいけどまだ迷っているわ」という方には「教育委員会点検・評価委員会」がお勧めです。


「公募委員」に求められるもの。



僕も公募委員を経験しました。

各公募委員の「募集内容」を見ていただけばわかるように、「年間2回の会議」「任期は2年」が公募委員の基本です。
「教育委員会点検・評価委員会」の募集内容に明記されているように(珍しいことに)、一定の報酬もでます。

ここまで書くと意外と好条件のような耳触りのいいお話ですが。

審議会は基本、「平日日中」です。
つまり、お仕事を持っている人、特に会社員の方にはスケジュール調整が難しいです
しかも、その日程というのはこちら側の都合などはお構いなく2ヶ月くらい前に封書で「決定日時」だけ送られてきます。
これは公募委員以外の方も同じような感じなのか、僕の任期2年6回の会議中に1回しか会っていない人もいます。
僕はいくつかの審議会を傍聴していますが、公募委員がいない委員会(専門性が強い委員会)は夜開催することがあります。
これがちょっと不思議。役場の方のスケジュールですかね。

「審議会」。

そうです。

「審議」です。「決定」をする会議ではありません。
今、町が行っていることを「審議する」、「評価する」「点検する」会議です。

公募委員以外は専門的な知識を持った人や事業経験者の方々です。
つまり、その分野や事業の中にいる人達です。
公募委員はその分野外から、町に住む一般の人間である目線から会を見ることが許されます。
そして、町に選ばれた委員ではなく、公募委員は自らの町に対する熱い想い(というのは言いすぎですかね)を必要とする町民に一番近い「町民代表」の委員です。
審議会全体のアンカーとして、数字や一定の知識や判例のみで審議会が流され行くのを防ぐ存在になりうると思います。
公募委員は審議会に必要なポジションです

その為にも、多くの人が公募委員に応募できる環境を整えてほしい。
一番は「開催日時」です。
休日や平日夜や夕方に開催することはできないのでしょうか。
会議開催の日時を事前にする合わせすることが難しいのでしょうか。
募集内容に「原則として平日の日中に会議に出席できる方」この一文が多くの人に二の足を踏ませています
この開催日時さえ調整できれば多くの人が公募委員に興味を持て、傍聴にも行きやすくなるのではないでしょうか。

僕が傍聴したある審議会の解散後、公募委員の「私は数合わせで○○さんから頼まれただけなのよ(笑)」という声が聞こえてきました。公募委員が形骸化し、うなづくだけの委員になっている審議会は空気が重いです。「知識」には軽快さがありません。
その「知識」よりも「町民目線」の発言ができる審議会は、決定項目にまでのプロセスにもう一つの道ができ、議論の活性化がでてきます。
なにより公募委員の報酬は「税金」です。数合わせで探してくるくらいなら「公募委員なし」の方が町のためにいいでしょう。
あくまでも「公募」委員なのですから。


今年はできるだけ、「審議会傍聴」に行きたいと思います。
そして、その様子をこの場で報告できれば幸いです。

「公募委員から熱い意見が」

そう書けるよう審議会が増えている事を願います。

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