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Interop STM応募のすすめ

はじめまして

イサムと申します。
普段は情報通信系の企業でネットワークエンジニアをやっております。
今回Interop Tokyo 2018のShowNetにおいて公募のボランティアメンバー(STM)として構築、運営に携わりました。
結論からいうと個人的にはとても楽しめたので、ネットワークに関わるエンジニアや学生に興味を持ってもらいたくこんなものを書いてみました。

①InteropとShowNet
詳しい説明は公式のHPを見るのが一番です。
https://www.interop.jp/
簡単にいうとInteropとは幕張メッセで開催される年に1度のネットワークの展示会です。イメージとしては東京モーターショーや東京ゲームショーのネットワーク版。車やゲームの代わりにルーターとかセキュリティソフトが展示されています。
ShowNetとは「展示会場で使用できるネットワークを各社の最新機器や最新技術を使って設計から構築・運用してみよう」という企画のことで、Interop Tokyoの一番の見どころともいわれています。

②誰がやるの?
ShowNetの構築に携わるスタッフは3つに大別されます。
1 各企業や研究機関、大学のトップエンジニア(NOC)
2 機器やサービスを提供する各企業の担当者(コントリビュータ)
3 公募で募集されるスタッフ(STM)
大体の人数はNOCが30人前後、コントリビュータが400人前後、STMが30人前後といった具合です。

③STMのやること
それはもういろいろです。簡単に言うとメインの設計やサービスの構築などをNOC、各機器での設定の確認などをコントリビュータの方が行います。そしてそれらの補助、それ以外の庶務等をSTMが行います。要するに指揮統率者のNOCの手となり足となり、出展者や来場者の対応を行ったり、広い幕張メッセをトランシーバ片手に走り回ったりするのです。

④おすすめポイント
それはもういろいろなことをやるのですが、今回参加してみて他人におすすめできると思ったポイントは大きく次の2点です。
多様なタスクを経験できる
多様という非常に陳腐な表現になっていますが、個人的には3つのレベルで普段とは違う経験ができました。この多様な経験が自らの視野の広さ、技術的広がりにつながるのではないかと期待しています。
・ベンダの多様性(普段の業務と同じことを様々なベンダの機器で行う)
・レイヤの多様性(電源や配線から、アプリやサーバまで複数レイヤ)
・フェイズの多様性(サービスの構築、運用、撤去)
人脈が広がる
このイベントに参加していなかったら知り合うことはなかったであろう多くの人と会い、刺激を受けることができました。情報系の大学生や院生からフリーのエンジニア、大企業で働く人までバックグラウンドも様々です。圧倒的な技術力、知識、経験をもつNOCの方々から刺激を受けるのはもちろんのこと、近い年代で同じ興味関心を持つSTMの友人ができることもこのイベントならではないかと思います。

⑤大変なこと
ここまではいいことばっかり書きましたが、もちろん大変なこともあります。ザックリいうと以下の3点です。
・拘束時間の長さ
 (まあ短期間で幕張メッセ全体に最新NWを構築しようとするとね・・)
・雑用の多さ
 (もちろん単純作業や肉体労働もたくさんあります)
・自ら動かないとできない
 (懇切丁寧に教えてくれる場ではない)

結論
もちろん大変なこともあるし、向き不向きもあるとは思いますが、個人的にはとても楽しかったです。高いレベルの技術力が要求されるというより、全員でInteropというイベントを成功させるという目標を共有できる人材を求めているように感じられました。なので興味を持った方は恐れずにまずは秋冬頃にある説明会に参加し過去のイベントの空気だけでも感じてみることをお勧めします。

何か質問等ありましたら、いつでも受け付けておりますので気軽にご相談ください。

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