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前回の記事の補足

こんにちは。
前回書いた記事に予想以上の反響があり、いくつか訂正したい箇所が出てきたので、今回はその補足記事です。
前回の記事↓

https://note.mu/kumatatsu/n/n6f05b97e19a9

まずは記事を最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。
少しでも参考になったならよかったです。
自分では自信を持って書いたつもりですが、説明不足だった点があったり、知識が足りていなかったりしたせいで一部から誤解を生んでしまってるようなので、そのお詫びをするとともに今回はその説明をさせてください。


まず、AFネメシスというデッキの各対面の相性についてです。
こちらは本文でも述べていますが、ランクマッチで対戦して感じた個人的な意見であるため、競技シーンでは相手の練度が高かったり、採用カードも変わったりすることから相性は変わる場合があると思います。
今回は各対面に対して相性はあえて書かず、どういったプレイングをすればいいのか、何を採用すれば有利に試合を運びやすくなるのかを説明します。
前回の記事の説明で十分だと判断している対面の説明は省略し、特に議論が必要なデッキに関してのみ説明しているのでご了承ください。


対豪風のリノセウスエルフ
この対面は序盤からテンポを取ることが非常に大事です。
相手が強い動きをすることを想定したら、後攻4ターン目に加速兵を投げないことも考えます。
そのため、早いターンから横に広げるためには機構の解放が必要不可欠です。
マリガンでは加速兵よりも解放が優先されます。
基本は解放を軸に横に広げてから残った盤面の打点にシン進化混沌の目覚めや、レディアントで詰めていきます。
横展開する際も中途半端なパワーのフォロワーを小出しなするわけではなく、一気に展開を作った方が相手のリノカウントを進める妨害ができます。
できるだけ攻撃力3以上のフォロワーを立てて、毎ターン盤面で押していけば、3ターン目を逃すとリザを出す余裕もなくなりますし、1コストのバウンスをめちゃくちゃに持たれていない限りリノのカウントも進みにくいです。
横展開を返すカードといえばアリアの旋風ですが、この対面は旋風を握られているか、上手く使われるかによって勝敗が左右しやすいです。
しかし、リノセウスを回す側としたら、やはりマリガンではリノセウスやリザを探しにいきたいですし、実際やるのかどうかはわからないですが、マリガンで旋風キープまで考慮するとリノを回す動きを歪めることになります。
一つ盲点だったのが、エネスの使い方です。
あまり活躍しない対面だと説明してしまったのですが、早いターンにエネスの横に1コストAFと攻撃力3以上のフォロワーを並べ非共鳴でターンを返すと、リノセウスでアナライズを上から踏んだ場合エネスの1点が入るため上から踏めず、リノ対空旋風くらいしか綺麗な返し札がなくなります。
エネスは盤面に出しても除去されやすいからあまり活躍しないという単純な思考をしてしまっていたのですが、攻撃されないということを最大限に活かしたプレイもあるということを某元プロの配信で知りました。
ありがとうございます。
また、採用カードですが、3ターン目のリザを牽制したりリノで上から踏めない、さらに解放ルートがない場合4ターン目に加速兵を置きやすくする機構二輪や、オートメーションが引けなくてもレディアントを埋められ、エネスとの組み合わせでも使える構造の解析を入れるほど前寄せの構築になるため、有利に試合を運びやすくなると考えています。


対自然エルフ
オムニスのターンまでは盤面で戦ってくるデッキなので、加速兵を使って盤面処理をしていくことが大事です。
横並べもしっかりしてくるデッキなので、破壊カウントが進めやすい、つまりメイシアがあるとプランが楽になります。
アナライズやエンシェントをデッキに入れて盤面処理に徹底し、解放と1コストAFが手札に準備できたら8、9ターン目にメイシアでリーサルを取るのが一番楽な勝ち方です。
そのため、メイシアを採用すれば有利マッチになると思います。
メイシア不採用型でも、エネスの体力を5以上に育てて盤面処理に徹底しつつ、余ったコストでレディアントを投げていけば十分に勝てるマッチです。
最近の構築ではラティカの採用がまた増えてきたので、エネスを軸に戦うときは大いなる回帰でエネスが取られてしまわないようにだけ気をつけてください。


対リオードロイヤル
リノセウスと同じく対話拒否系のデッキなので、基本的な戦い方は同じです。
2/2、3/3、3/4とテンポを取っていくのがリノよりも有効な対面です。
白刃の剣舞で横展開を除去されても、相手の最大打点が何点なのか、どのターンに守護を置くことが最適なのかを考えると再び盤面を作ったり、レディアントで顔を詰めるときに戦いやすいです。
公開性の大会等だと特にラグナアウェイクを採用していれば2ターン目のリオード置きを牽制できます。
この対面だけはエネスの有効な使い方がわからないため、知っている方は教えてください。


対自然ドラゴン
構築のポイントは、構造の解析、機構二輪等を採用してデッキを前寄せにするか、メイシアを採用してリーサルターンまで耐えることだと思います。
デッキを前寄せにした場合、序盤のテンポで押しやすくなり、盤面処理に回らせてランプする余裕を与えなかったり、ヴァイディを使うターンを遅らせることができます。
前寄せにした場合のデメリットはランプと処理が上手くハマって、10PPまで粘られて回復で逃げられることです。
次にメイシアを採用した場合、破壊枚数のカウントをあまり稼げる対面ではないため、メイシアのリーサルを目指す場合はある程度相手のライフを削っておく必要があります。
あまりメイシアを意識して盤面を弱くしてしまうと、ナテラを回されたりヴァイディを簡単に置かれてしまってメイシアリーサル前に逆にリーサルを取られてしまうため、顔を詰める意識を持ちながらメイシアリーサルを見るというのが非常に難しいです。
どちらの構築の方針もメリットとデメリットがあるため、対ドラゴンに限らず自分の戦いやすい方針でデッキを組むことをオススメします。


対自然ネクロ
メイシア不採用型ではエネスを通すプランで勝つのがメインなため、それが全て潰されてしまうと負けてしまいますが、メイシア採用の場合は沈黙の信者でも採用されていない限りは勝つのが楽になります。
破壊カウントを稼げるときに稼ぎつつ、10ターン目までは耐えられない可能性があるので、8、9ターン目でのメイシアリーサルを目指しましょう。


対安息エイラビショップ
前寄せな構築にするほど不利になります。
ラグナアウェイクやメイシアを採用することで、最速エイラ、領域からのクルトでもされない限りは勝ち筋をある程度見出すことはできます。
ですが、基本的には不利なマッチだと思うので、どこまでこのデッキに対して耐性をつけながら構築を組むのかは、大会シーン等のデッキ採用率を考える必要があると思います。


対自然ビショップ
前回記事を書いたときはあまり採用カードとして考えていませんでしたが、イミナというカードの採用が最近流行ってきています。
育てたエネスを取られてしまいますし、それによってこちらの動きが止まればエンハンスミルフィを投げる隙を与えてしまいます。
そのため、エネスを置くならできるだけエンハンスミルフィのターンの直前に置いた方が効果的だと思います。
あまり長いゲームをすると10ターン目のジャスティスマナで逃げられたり、コストの下がったアニエスを連打されたりするので、8ターン前後に勝てるのが理想的です。
また、自然ビショップ側に先攻を取られた場合は、黄金都市ナーフ後もテンポムーブがまだまだ強いので、一度取られた盤面にカウンターを仕掛けて盤面のクロックを逆転するターンが必要です。
ここで必要なのが1コストAF横並べからのシオンや、エネスを使った動きになります。
これらの動きを意識することで、対自然ビショップの勝率は上がってくると思います。
メイシアを採用する場合はリーサルターンまで相手の動きを耐えなければいけないため、オートメーションでミスティックもデッキに埋めたいところですが、1コストAFがないと10ターン目より前のリーサルは取れないため、いかにAFサーチカードを上手く使えるかがポイントになると思います。
このマッチはマリガンを含めてまだまだ研究する必要があると思うので、意見をいただけたらありがたいです。


フロートボードマーセナリーの採用について

解放やAF埋めのカードを探しにいく強気のマリガンをした際にデッキにあると助かるカードだと思います。
AFサーチのカードは基本はマリガンで返すため、仮に解放やAF埋めカードをマリガンで引けたとしても、AFや加速兵にアクセスできる札がなければ動きが止まってしまいます。
ここでメカニカルガンナーや加速兵にアクセスできる手段を増やすのがこのカードの役割です。
フロボ抜きでマグナジャイアントアクセラでメカニカルガンナーか加速兵確定サーチとする構築もありますが、フロボを入れるとサーチ先がループする可能性はあるにしてもデッキ圧縮にも繋がります。
デッキが圧縮できるということは、AFをたくさんデッキに埋めた場合にトップからAFを素引きする可能性が上がりますし、解放等の強力なカードを引ける可能性も上がってきます。
今期のAFでドローの価値が高いのはこういったところが理由になるでしょう。
一つ訂正したいのが前回の記事で先攻のマリガンキープ対象札として書いてしまったことです。
2ターン目に投げるカードではないので、マリガンでは解放やAF埋めカードを狙ってください。

また、マリガンに関してはデッキ構築によってかなりばらつきがあるのが現状で、一括りにするのが難しいため、こういった構築を組むなら何が優先されるのか、対面の動きを牽制するために何が必要なのかをデッキごとに研究する必要があります。
この詳細に関して自分は研究不足な点があり、はっきりと言えることは少ないです。
自分の他にもAFネメシスの記事が出ると思いますので、そちらも参考にしていただけると助かります。


最後に

まだ環境が固まりきっていないため、どのデッキを使ってもある程度は勝ててしまうのが今のランクマッチ環境です。
色んなデッキを環境で見れて良いことだとは思いますが、どのデッキ、どのカード、どのコンボが強いのかはまだまだ定まっていない点が多いです。
そのため、今後の環境の固まり方によってはデッキの認識や採用カードが変わってくることも多いと思います。
ここまで書かせていただいた意見はあくまで個人的な意見なので、食い違う意見もあることはわかってます。
情報は取捨選択していくことが大切なので、誰々がこう言っていたからと情報を鵜呑みにしてしまうと、自分の意見を潰してしまうので非常にもったいないです。
こういった記事を読んで、意見が食い違うなら記事をネタに誰かと議論(×批判)することに意味があります。
自分の芯はしっかり持っておき、情報のアップデートが必要だと思う部分が出てきたら修正していきましょう。

以上になります。
また意見がある方は遠慮なくリプやDMでお願いします。

くまたつ(@kumatatsu1993)