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ミニマリズムへの挑戦#7:物欲を抑えるために意識している3つのこと

普段は中国での生活や、中国人との交遊で感じたこと、そして日本語教育について書いていますが、ときどきミニマリズムについて実践したことや、気づいたことを書いてます。

ミニマリズムとは、単に不必要なものを持たない生き方ではありません。むしろ必要なものをしっかりと持つ生き方です。

別の言い方をすれば、ミニマリズムとは、最小限の手段を用いて最大の効果を生み出すことに重点をおくライフスタイルのことです。

とはいえ、必要のないものを欲しくなってしまうこともあります。世の中には素敵なモノや便利そうなモノが溢れています。また、現在ではわたしの好みに合わせて広告が表示されます。

油断していると、アレもコレも欲しい、もっと欲しいという気持ちがどんどん強くなってしまい、いつの間にか部屋に不必要なモノが増えているってこともあり得ます。

さらに、買い物をすることで一時的な快楽も得ることができるので、誘惑に弱いわたしには注意が必要です。

でも、この半年の間、わたしはモノを減らしはしましたが、消耗品以外の買い物はほぼしませんでした。

消耗品以外で購入したのは自転車のスタンドとWEBカメラのスタンドだけです。これらは必要だったので購入しました。

もちろん、服や靴を買いたいなと思うこともありました。また、お店まで出かけて行って良さそうなものがないかを確認したりもしました。それでも、購入しませんでした。

それには3つの理由があります。

  1. 必要か不必要かという軸を守りたかった。

  2. 不必要な負担を増やしたくなかった。

  3. アイテムの見える化が歯止めになった。

では、それぞれの理由を説明します。

必要か不必要かという軸を守りたかった。

ミニマリストは必要なものだけを持ちたいと思います。

それで、モノを増やすかどうかを考える時に、ミニマリストは、本当に必要かどうかを深く考え抜きます。

わたしは365日Tシャツで過ごしています。そして、汗かきですので汗染みがでない衣類を探し続けています。これは、私にとって必要なことです。

しかし、今のところわたしのニーズを満たすものは見つかっていません。ですから、いろいろなお店に出かけては必要なものがないかを見て回ります。

その際に、素敵だなと思うモノを見つけますが、わたしの悩みを解決してくれる本当に必要なモノではないと気づき、購入にまで至りません。

欲しいか欲しくないか、素敵か素敵じゃないかではなくて、必要か必要でないかで考える。この価値基準を大事にしたいと思っているので、買うことへの態度も大きく変わりました。

不必要な負担を増やしたくなかった。

今、わたしはほぼ無職です。

ですから、経済的な自由が制限されています。中国だって資本主義経済の国ですし、わたしはそもそも外国人ですので人民元がなくなったら強制的に中国暮らしはゲームオーバーになります。

ですから、不要な負担を抱えるわけにはいきません。

必要なことにはしっかりお金と時間をかけますが、そうでないことにかまけている余裕はないのです。

それで、生活を改善するための新たな何かを購入したいという気持ちが弱くなりました。もちろん、必要だと思うモノにはコストがかかっても投資しています。

例えば、電動歯ブラシの替えブラシは日本円で4000円ほどしましたが、迷わず購入を決めました。

これがないと気持ちよく歯磨きできませんし、虫歯予防に役立っているという実感もあります。

そんなわけで、負担を減らして、楽になりたいという気持ちが購買意欲をコントロールする助けになっていると思います。

アイテムの見える化が歯止めになった。

わたしは自分が何をどれほど持っているかを確認しています。

衣類は10着まで減らしたことは過去の note に書きました。あれは夏服の時期だったので、今はパーカーが1枚増えて11枚になってます。

10枚と11枚って差は1枚なのですが、気分がまったく違います。

11枚に増えたときに、理由はわからないのですが敗北したような気持ちがしました。

これはきっと貯金が100万円から99万円になったときの気分と似ているのでしょう。

数字そのものに意味はないとわかっているのですが、心はそのように思わないようです。

それで、衣類にしても靴にしても、電子的なガジェットにしても、数を増やしたくないという気持ちがブレーキとなり、物欲を減らせているように思います。

レコーディングダイエットを試したことがあります。

自分が何を食べたかを記録することで、食事を改善しようとするメソッドです。あれは、わたしには何の効果もありませんでした。

しかし、モノの数値化、つまり見える化はわたしの考え方に大きな影響を与えています。

物欲のコントロールが難しいと思う方は、いちどすべてを取り出して数を数えてみると良いと思います。

さて、12月に7日ほど日本に戻ります。

今は円が安いので人民元で収入を得ているわたしにとって、日本での消費は楽しくて仕方がない状況です。

ただ、ここで浮かれて買い物に溺れてしまうと、ミニマリズム的思考パターンがブレてしまいます。そして、考え方や習慣に関して言うと、新規構築より再構築のほうが難しく挫折しやすくなるので注意が必要です。

それで、状況に浮かれることなく、自分だけのミニマリズムを追求していこうと改めて考えてます。


過去の記事をまとめていますので、良かったらご覧ください。


今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日!

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