見出し画像

あさパラSで総裁選をぶった斬れ、た?

自民党総裁選挙を簡単に語る?

生放送番組は、準備が整っていなくても決まった時間に始まり、どんなに面白く進んでも決まった時間に終わる。予定が立てやすいともいえるのかもしれません。今日のあさパラSでは、自民党総裁選挙について、ハイヒールリンゴさんとパネルを挟んで約50分解説をしました。土曜日の朝の情報バラエティー番組ですので、柔らかく楽しくお伝えできるか、これがポイント。難しい話なら私ではなく適任の方は他に沢山いらっしゃると思いますので。

今日のお題

さて、今日のお題は難しかったです。最初は「緊急事態宣言、19都道府県で延長へ」!緊急事態宣言が延長されたこととセットで、10月からコロナの行動制限を段階的に緩和されることが発表されましたが、どうしてセット発表だったのか、そのココロがわからない!という話題でした。たしかに。わかりにくい。あえて分かりにくくしているのかもしれないのですが、その理由はシンプルです。9月29日の自民党総裁選挙が終わったら、10月か遅くとも11月には、衆議院総選挙があります。その頃には、少しでもコロナの状況が沈静化し、世の中的に「自民党はここまでコロナを抑えきった」感を出していたいのです。そのためにも「開放的」な雰囲気を作っておきたい。それがこの締めと開放をセット宣言した理由だと思っています。

総裁選

次に控えていたのが自民党総裁選挙の話題。もうこれは言わずもがな。出馬表明した、岸田文雄氏、高市早苗氏、河野太郎氏のそれぞれの記者会見をどう見るかに始まり、では、石破茂氏が今回は出るのか出ないのか。野田聖子氏はどうして何も言わないのか。

出馬会見に見るそれぞれの人物像

誰がふさわしいと思うか。それぞれの出馬会見を見てみましょう。

河野太郎氏

河野太郎氏の会見に注目が集まりました。でも、その演説内容で、脱原発は影を潜めたし、いつもの勢いのある話し方も影をひそめてしまいました。会見で大人しく見えてしまって、なんとなく期待していた人たちはその期待度の大きさに比例してガッカリしてしまったようです。

高市早苗氏

第百代総理大臣が初の女性総理だったら素敵なんじゃないだろうか。そんな期待も受けての出馬会見は、これまでよりも声のトーンを落とし、話のスピードも落として、「重々しさ」を演出していました。服装もしっかり準備されていたのでしょう。憧れていると公言しているサッチャー首相を彷彿とさせる光沢のあるブルーの上着でした。でも「サナエノミクスと三本の矢」と聞いた時、時計を巻き戻したかのような古さを感じました。私には「第三代、安倍晋三を襲名いたします」という襲名披露会見にしか見えませんでした。初の女性総理として期待されているからこそ、新しさを見せて欲しいものです。

岸田文雄氏

そして、岸田文雄氏。秘書からの人気もあり、岸田氏の周辺から彼を悪く言う声はあまり聞こえてきません。良い人なのだと思います。でもその記者会見にも表れていたように、どこかピカッと光るものがないのはこれまで通りでした。岸田さんは周囲の空気を読み過ぎるのでしょうか。毒気とまでは言いませんが、もう少し艶感がないと、人気がうなぎ登り、とはならないでしょう。ご自身の意見をスパッと示してほしいと思います。

未発表のふたり

そして、まだ出馬表明をしていない、石破茂氏と野田聖子氏。この両名が立候補するかどうかで、選挙情勢はがらりと変わります。全国的な人気で党員票をガッチリと固めている石破氏には、自民党3期以下の若手議員がひそかに秋波を送ります。これまで安倍晋三人気で当選してきた若手議員にとっては、自民党人気が頼みの綱。自分たちの当落は党首の人気にかかっている。となると、全国ナンバー1の石破氏に雪崩れてきてもおかしくはありません。

そして野田聖子氏も出るとなると、構図はまた変わります。高市氏の「女性票」はここで割れてきます。そして、立候補者5人のなかで、右傾化しているといわれる高市氏以外の4人はリベラル派。この思想的な部分がどう評価されるかが意見の分かれるところです。

政治は土日に動きます。今頃誰かと誰かが、衆議院宿舎の中の会議室でひっそりと話をしているのかもしれません。

画像1

(↑クミ員が撮って送ってくれました)

こんなことを思いながら、パネルの前に立って総裁選を説明させて頂くテレビ出演でした。今回の総裁選は本当に難しいです。でも難しい分、面白い!

下調べも、準備も、寝ずに頑張りましたが、どれだけやっても完ぺきになることはありません。反省しきりでありますが、今日は嬉しい出会いもありました。

画像2

わー!会っちゃった!河瀨直美さん!

私の大好きな映画「あん」の監督である河瀨直美さんも出演されていたのです。カンヌが人生の夢な私にとって、これは運命の出会い!と信じたい!!

ハンセン病と政治家の判断について、秘書だった頃を思い出しながらこんなNOTEを書いていました。

放課後のピー音炸裂おしゃべり

生放送終了後の控室前廊下は特別な解放感があります。今日は特に楽しかった!
ヤナギブソンさんと立ち話していたら、中野雅至さんがいらして、そこに河瀨直美さんが参加されて話は大盛り上がりになり、ハイヒールリンゴさんも参入くださって、大フィーバーとなりました。その横を申し訳なさそうに通り過ぎるジャニーズの最強イケメン小島健さん。最高に楽しい放課後でした。

「政治は暮らし」。このシンプルな真実を、これからも分かり易く楽しくお伝えしてゆきたいです。今日もご視聴くださった皆さん、ありがとうございました!今年は選挙年。私も頑張ります!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?