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証券投資って、必要だと思いますか?

私の仕事の一つに、証券業協会(この協会、ご存知ですか?)の「金融経済教育支援委員長」というものがあります。

金融経済教育支援委員会の金融教育支援には大きく二つの柱があります。一つは、学校向けで、もう一つは、社会人向け。

学校向けでは、学校へ出前授業に行ったり、先生向けのセミナーを行ったり、教育指導要領が変更される際に、金融経済教育に関わる内容が盛り込まれるようにロビーイングをしたり、教科書の中の関連部分の内容の提案をしたりしています。

社会人向けも、出前セミナーをやったり、サイトで学べるコンテンツを作ったり、投資詐欺被害を防ぐ活動をしたりしています。

もう何年も取り組んでいることですが、今日、会議で提示されたアンケート結果を見ると、投資が必要だと答えた人は25%で、75%が投資を必要とは思っていないとのこと。数年前のアンケートと比較しても、必要と答えた人は、たった2%ほどしか増えていなくて、取り組み方改善が必要だと思っています。

世の中的には、つみたてNISAやiDecoなどの投資に関する非課税制度や個人向けの確定拠出年金制度などが整備され、投資の裾野が広がっている気配があるのですが、どうやらそう思っているのは、制度に関わる人たちの間だけかもしれません。

投資を強要するつもりはありませんが、私自身、就職以来、株式と投資信託への投資を続けてきて、それなりに効果を実感しているし、こうした資産運用の選択肢も広がることが、個人だけではなく、国の財政にとってもプラスになることだと思うのですが、どのようにこの教育活動を広げていけばいいのか、この冬休みに考えてみたいと思います。

証券投資って、人生において、必要だと思いますか?


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