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災害の多様性「五体を守れ!」


災害で、守らなければならないのは頭部だけではありません。目(頭部に入りますけどね)に首に胴体に手足ももちろん守らにゃならない。そりゃ当然です。

「頭を守る」

頭を守るのはヘルメットですよね。といっても、大きなヘルメットを持ち歩くのは無理です。だから、こういうのがあります。帽子の中に装着するインナーキャップです。通常は作業帽の中に装着するのですが、僕は街歩きする際に被る帽子に装着しています。ただし、あくまでも作業用防止専用なので突然の事故や災害では弱すぎますね。

布帽子に入る頭部保護用インナーキャップ
頭上からの落下物の衝撃を約半分に軽減します!かぶり心地が良くムレにくい!布帽子の装着感を大きく損なわないので快適です!
ヘッドバンド付きは後頭部を包み込むような装着感で、よりズレにくく安定します。

ミドリ安全ドットコムより

持ち歩きできるヘルメットといえば、折りたたみヘルメットでしょうね。

折りたたみできるヘルメットも、国家検定合格品で国内生産品でなければ安心できません。ミドリ安全の「フラットメット」は、国家検定合格品です。折りたたんだ際に3.3センチという薄さになります。業界最薄です。本体は35.5センチ、20.3センチと、少し大きいですが、薄いので専用袋に入れて常備できます。420グラムなので携帯できない大きさや重さではありません。僕は、都内に出かける際には必ず携帯しています。パソコンを持つので重いですが、自宅から遠くまで出かける際には、被災軽減のためには仕方ありません。

頭部を守るということは、当然、目、鼻、耳、口も守るということですね。頭部には視覚、聴覚、嗅覚、味覚を感じるための感覚器官が搭載されていています(笑)。おっと、首も重要ですね。

スペクトラ防刃ネックは首を守る商品です。CE規格(EN388)カットレベル5、引き裂き・突き刺しレベル4となっています。

「目を守る」

特に僕は目が弱いんです。目が見えなくなることに恐怖を感じるんです。それなのに、日常は不注意の連続です。マスクをする際にもマスクが目に擦れたり、被り物の服を着る際にも目に当たったりするんです。そんな時には背筋が凍るんです。超先端恐怖症なんですよ。花粉症だしね。

花粉症の季節だけでなく、新型コロナ禍(今でも?)の際には保護めがねをかけて外出していました。ウイルスガードの役目も果たすでしょ?お医者さんは手術の際に飛沫ガードのために保護めがねかけてますよね。

災害時には、粉塵などから目を守るために保護めがねが必要です。携帯していれば「良かったぁ」と思いますよ、きっと。「メガネかけてるからいいよ」って? ガラスレンズでは割れる心配があるでしょ? 保護めがねは、ポリカーボネート樹脂製ならば、その心配も軽減されます。

「鼻と口を守る」

嗅覚、味覚を感じる鼻と口を守るというか、その内部器官を守るためにはマスクが必要です。特に災害時には、防塵マスクから発展した不織布製のN95マスクやフィルタ交換式の防塵マスクが良いと思います。

3MのN95マスクは防塵だけでなくウイルスからも守ってくれます。N95マスクに関して、高橋練染さんのサイトから引用させていただきます。

アメリカ合衆国労働安全衛生研究所(NIOSH)のN95規格をクリアし、認可された微粒子対応マスクのことを言います。

正式名称は、Particulate Respirator Type N95

「N95」は、耐油性はなく0.3μm(マイクロメートル)の微粒子を95%以上捕集する性能を意味します。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の著しい流行により、一気に認知度が高まった「N95マスクの必要性」ですが、その始まりは1970年代、アメリカの鉱山にありました。
1990年代に入りN95マスクは「ほこり・バクテリア・ウイルスなどの粒子を少なくとも95%捕集できるマスク」として米国特許を取得し、鉱山のみならず医療用にも導入されました。
N95マスクは初期、結核等の呼吸器感染症の職業感染予防に積極的に活用され、日本でも結核感染対策に導入されるようになりました。2020年春頃からは、医療従事者の新型コロナウイルス感染症対策に重用されています。

高橋練染さんのサイトから

僕は万一を考えて1021Rマスクを、家族のために3つ用意しています。もちろん交換フィルターも用意してあります。

顔全体を守る1521Uマスクなどもウイルス飛沫防止に最適だと思います。少し高価ですけどね。

「耳を守る」

耳を痛める大きな音を軽減するには耳栓やイヤーマフがあります。

たとえばミドリ安全の6201Z2イヤーマフは、NRR値(遮音率)=25dB(バンドが頭上の場合)です。騒音が激しい作業現場で使用するものですが、災害現場でも使用できると思います。イヤーマフはヘッドフォンタイプですから耳全体もガードしてくれます。

実際の場面を考えると、例えば、ショッピングモールなどへのお出かけや、運動会といった行事に参加する際など、苦手な音や大きな音が聞こえてしまう場面に役立ちます。また常にイヤーマフを着用していなくても、イヤーマフをいつでも使える安心感があることで過敏さが和らぎ、聴覚過敏が理由で嫌がっていた場所で過ごせるようになる場合もあります。

発達ナビサイトから転載

「足を守る」


災害現場では鋭く尖った瓦礫もありますから、それを踏んで怪我するのは最悪です。傷口から細菌が入って大変なことになってしまうかもしれません。

「手を守る」

災害現場では、瓦礫による足の怪我だけでなく、手の怪我も同じです。耐切創手袋をしていれば安心です。




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