嘘とダンス

鮮やかな嘘を身に纏い
雨上がり濡れた歩道を行く
彼女はこの涼やかな夜を
只々、只々、只々、只々 歩き続ける

笑うつもりもなく笑い
騙すつもりもなく騙す
本当は全てを軽蔑しながら
只々、只々、只々、只々 笑い続ける

「失って初めて気付くようなものは
最初から失えばいいのさ」
嗚呼なんて傲慢な台詞なのかしら
君はそう言って顔を背けるけど

どうしたらいいかなんて分からないままさ
いつも通りに朝はやって来て
照らされた僕らは陰へ逃げる
足を引っ張る逡巡と
飛び跳ねるような高揚は
今僕の前に立っているから
三人で手を繋ぎダンスする

鮮やかな嘘を身に纏い
雨上がり濡れた歩道を行く
彼女はこの涼やかな夜を
只々、只々、只々、只々 歩き続ける

失って初めて気付くようなものを
片手に乗せて振り回しているんだ
嗚呼あなたは本当に何にも見えない人なのね
君はそう言って顔を背けるけど

どうしたらいいかなんて分からないままさ
いつも通りに朝はやって来て
照らされた僕らは陰へ逃げる
足を引っ張る逡巡と
飛び跳ねるような高揚は
今僕の前に立っているから
三人で手を繋ぎダンスする

どうしたらいいかなんて分からないままさ
いつも通りに夜はやって来て
暗がりに僕ら明かりを灯す
足を引っ張る逡巡と
飛び跳ねるような高揚は
今僕の前に立っているから
三人で手を繋ぎダンス!

どうしたらいいかなんて分からないままさ
いつも通りに朝はやって来て
照らされた僕らは陰へ逃げる
足を引っ張る逡巡と
飛び跳ねるような高揚は
今僕の前に立っているから
三人で手を繋ぎダンスする

(作詞・作曲 金子TKO)

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